ワカサギ釣りに打ちのめされた27日、
翌日の海況をチェックするぐっちゃん。
28日の天気は晴れ、27日に引き続き寒波による低温、北風。
波は午前3時ころがピークで、徐々に風も波も落ちる…。
出航は可能でしょう。
ただし、朝のうちはアジ場くらいしか釣りにならない可能性大。
悩んだ結果、朝まづめを捨て、少しゆっくり出かけることにしました。
自宅出発は5:40。
船橋市の気温は-3℃でした。
道中の最低気温が-5℃だったのは、前日の高滝湖ワカサギ釣りの時と同じです。
高速道路を降りて少し行ったところです。
すでに朝焼けが始まっていますね。明るくなってきました。
いつもなら現地で出航準備をしている時間です。
車も多いです。平日だからかな?
現地着は7:30、既にすっかり明るくなっています。
既にJBB280さんが出航済み。
ぐっちゃんより少し遅れてシノさんが登場。
しばし漁師さんと雑談。
いつもなら漁に出ている時間ですが、魚が獲れないので年内休暇だそうです。
例年ならたくさんいるサバすら、北海道方面に行ってしまっていないとのこと。
海の変化は我々も実感するところですが、
漁師さんが出航しないという事は期待できないという事か?
結局、8:15ころに出航しました。
流石にこの時間になると太陽はしっかり昇っていて、
防寒着を着ると暑いくらいです。
インナーを脱いで、Tシャツ+ワイシャツ+防寒着だけでチャレンジしましたが、
結局寒いと感じることはありませんでした。
ただし、
爆風です。
波もうねりもしっかり残っています。
アジ場はともかく、ヒラメ銀座も強風で白波が立つほど。
とても沖に行けそうな海況ではありません。
ぐっちゃんの今回のプランは、
風が落ちるまでキャスティングで投げまくる、でした。
最初のポイントへ。
シャローで陸地が風を遮ってくれるので、ここはちょうどいい感じの波立ち具合です。
「投げる、投げる、投げる…」
流石に1投目マジックはありませんでした。
風に押され、ボートは徐々に沖に流されます。
狙った根の真上に到達し、さらに通り過ぎようとした頃でした。
水深はわずか10m。
風下に向かって扇状に少しずつポイントを変えながら投げます。
投げたルアーがたまたま太陽の昇る方向に飛びました。
水面に太陽光が反射して眩しく、ルアーのアクションが見えません。
「船長!眩しくてルアーが見えません!」
「ばかもの!目で見ようとするからいけないんだ!心と腕で見るんだ!」
「はい!心眼でルアーアクションを確認します!」
心の中でそんなやり取りをしていたら、
「ググンッ!」
アタリです。
本当に太陽光の反射が眩しくて、せっかくのアタリを目で確認できませんでした。
心眼、ではなく、ロッドから腕に伝わる魚信でアタリを確認した感じ。
このパターンなら、早合わせによるすっぽ抜けはありません。
「おりゃ、おりゃ、おりゃーっ!」
怒涛の3連続アワセ!
がっちりフッキングしてファイト開始です。
暴れる魚、その動きは明らかにヒラマサです。
しかし…、
「小さい!?」
そこそこパワーはありますが、大物仕様のツインパワーSW14000XGのドラグは鳴りません。
久しぶりのトップヒラマサのファイトを十分楽しみましたが、
流石にこのレベルでは最後はゴリ巻きです。
70cmくらいのジギングサイズのヒラマサでした。
今年は大物の噂を聞かないので、このサイズがレギュラーなのかもしれませんね。
何気にこの秋シーズン初ヒラマサなので、
魚をでかく見せるブツ持ち自撮りで撮影(笑)
この1本で、海況が厳しいことを承知で外房まで来た甲斐がありました。
勢いに乗ってサイズアップを狙おうと、
投げまくるぐっちゃん。
ポイント移動しながらへとへとになるまで投げたのですが、追加はありませんでした。
気が付けば時間は既に10:45。
一度戻って皆の様子を見ましょう。
アジ場ではシノさんがサビキ&泳がせ準備中。
ここだけは波が比較的穏やかですね。
この日はカマスが熱かったそうです。
30cmクラスの数釣りが出来たようですよ。
ヒラメ銀座にはJBB280 さん。
既にカマスを泳がせて大物狙いをしているそうです。
ご覧のようにかなり波立っています。
i-pilotのスポットロックも場合によってはキャンセルレベルの風です。
残念ながら泳がせに大物は来なかったそうです。
昼頃には風が落ちてくると期待して、
ぐっちゃんは荒れ模様の沖に移動。
最初は風でものすごくボートが流されて、
ジグを投入してもラインは斜めになって釣り辛いこと!
さらにすぐにポイントを外れるので、
波飛沫を思いっきり浴びながらラインに入れ直す作業の繰り返しです。
水温は17℃。まあ、こんな物でしょう。
ジギングポイントの周辺をベイトを探しながらチェック。
少しずつ風が落ちてきて、時刻は既に12:00を回っていました。
いつもの釣れない反応とは別の好反応に気合を入れてしゃくっていると、
「ガツンッ!」
アタリました。
ストラディックSW5000XGのちょっとやわいタックルの方に来ました。
10cm余の小さ目のジグが正解だったのかもしれません。
「ジジジジ―――――ッ」
流石にキャスティングタックルとは異なりドラグがけっこう鳴ります。
大きめの首振りは、これがワラサやショゴではないことを示しています。
ほらね、ヒラマサでした。
魚を大きく見せる自撮り第2弾(笑)
キャスティングとジギングの両方でヒラマサゲットはとても嬉しいですね。
その後ほとんど風が無くなったので、
水深100mまで徐々に沖に移動し、ベイト反応を探してジグりましたが、
残念ながら不発に終わりました。
この頃には風だけでなく、潮もほとんど止まってしまいました。
14:00にストップフィッシング。
お土産は十分です。
というか、年末のごみ収集は既に終了していますので、
奥さんの怒る顔が目に浮かびます。
12月は海況が悪く、今まで1度も出航できませんでした。
ワンチャンスをしっかりモノにでき、
なかなか良い釣り納めができました。
昨年に続きコロナ禍という特殊な環境下、
2021年も何とか釣りを楽しむことができました。
外房よ、1年間ありがとう。
そして、来年もよろしくお願いします。
それではまた 良いお年を