
この週末はやっと天気が回復しましたね。
ただ、土曜日は午後から強風が吹き荒れ、日曜日は午後から雨模様という予報でした。
ぐっちゃんは日曜に午前中勝負で行ってきました。
今回は久々の盟友、ヒラマサキラーのI君が同行です。
日の出はAM5:00ちょうど。いやー、早くなりました。
日の出が早くなると釣りの時間が長くなって嬉しいのですが、
半面で朝起きるのがとてつもなく早くなります。
I君を迎えに行く事もあって、この日は自宅をAM2:00に出発しました。
現地到着がAM3:50.
準備完了し、AM5:00ちょっと過ぎた頃に岸払いです。

朝焼けです。
ちょっと雲が多め。時間とともに雲が厚くなり、雨が降り出す予報です。
風は西ですが微風程度。
波ははじめ少しあったのですが、時間とともに凪になっていきました。
まずはジギングポイントへ。
水温は14.8℃。うーん、まだ低いです。黒潮は離れたままか?

ゴムボートのチューブに座ってしゃくり始めるI君。
さまになっています。
さすがヒラマサキラー!
しかし、大潮だというのに潮が動きません。
風も弱いので、沖にいるのにボートがほとんど流されません。
確かに釣りやすいですが、これでは釣果は期待できません。

程なくしてビル・ジャックさん登場。
後から伺ったところ、ビル・ジャックさんは体調が万全ではなかったらしく、
珍しく超早上がりで終了したそうです。
1時間、2時間・・・。時間だけが過ぎていきます。
時折青物か?という反応が魚探に出ますが、魚信はゼロ・・・。
風はますます弱くなり、海はべた凪です。
ジギングは一旦諦めて、シャローでキャスティングをする事にしました。
水温は15.1℃まで上昇。
水温が低下して2週間、そろそろ居つきのヒラマサもこの水温に慣れているはず。
15℃あればキャスティングでヒラマサは十分狙えます。
投げる、投げる・・・。
沖でも潮がほとんど動いていないのですから、シャローではさらに潮は動きません。
同じ場所でボートが回るだけで、ほとんど流されないんです。
ボートの底に腰を下ろして休憩していたI君、緩やかな揺れに耐えられなくなったのか、

よく見ると寝ています。
どうしたんだ、I君。君は釣りに来たんじゃなかったのか?
日ごろハードワークで疲れが溜まっているであろうI君はしばらく寝かせてあげて、
ぐっちゃんはひとり投げ続けます。
そもそも、I君が寝ると魚が釣れるというジンクスがあります。
我々はI君が発する殺気が消えるので、魚が油断してルアーを食いに来るのだと分析しています(笑)
ただしこの日、ヒラマサはI君が寝ていてもアタックしてきませんでした。
時間は早くもAM9:00。投げ疲れて全身がバリバリになってきました。
ぐっちゃんは自他共に認める(?)ヒラマサ師です。
基本、ジギングとキャスティングで終日頑張ります。
たまにタイラバやひとつテンヤをやりますが、
ヒラマサ釣りの合間に魚探の反応の主を確認する目的でちょっと遊ぶ程度で、
あまりまじめに他の魚を狙いません。
下手したらエビを持っていって1匹も使わず捨てたりします。
そう、ヒラマサ師のプライドが他の釣りをさせないのです。
でも・・・、
先週も先々週もほとんどドラマがないままボウズで帰宅したぐっちゃん、
ちょっと気が弱くなっていました。
ヒラマサキラーI君は爆睡中です。
「ここは真面目にヒラマサ以外を狙うかな~」
ぐっちゃんはプライドを捨てました。
ライトジギングタックルに誘導式のタイラバをセット。
根魚の実績ポイントに向かいました。

最初に
を曲げてくれたのは、35cm程の高級魚、アカハタでした。
やはりI君は寝ています。ジンクスは今日も生きていました(笑)
寝ているI君を起こして写真撮影。

とりあえずお土産魚①ゲットです。
続いて、

尺カサゴゲット!お土産魚②ですね。
これが釣れたときもI君は寝ていました。
わざわざ起こすほどの事はないということで、この魚のブツもち写真はありません。
まあ、これで少し気が楽になりました。
爆睡しているI君を起こして、沖に出てナブラ打ちをする事にしました。
沖では鳥山ができては分散する、というちょっと難しい状況。
鳥山できたとき、水深80~90m付近で中層に鰯と思われる大きな反応があり、
I君が投げジグで斜めジギングをやって、ついに青物に口を使わせました。
「ヒットー!」
「アレッ?」
なんとI君、ようやくかけたワラサと思われる青物を痛恨のフックアウトでバラシ。
その後2人でジグを投げまくるも、2度目のアタックはありませんでした。
いつの間にか鳥山も分散してしまって、ベイト反応もなくなりました。
ただし、朝と比べるとずいぶん潮が動くようになっています。
ここはもう一度ジギングポイントへ。
本来ならここはジギングで青物狙いがセオリーですが、
プライドがなくなったぐっちゃんは、タイラバでお土産確保を再開します。
「コンコンッ!」
気持ちよいアタリ。すぐに合わせず、一定の速度でマキマキ・・・。
「グンッ!」
本アタリです。
ここで大きく合わせ。しっかりフッキングしました。
「ゴンゴンゴン・・・。」
明らかに首振りをしています。
でも、ヒラマサの「グオングオン」ではありません。
「ゴンゴン」です。
「これはもしかして・・・、赤いのかな?」
オシアカルカッタのドラグはやや緩め。
「ジジジ・・・」と少しずつラインが出ます。
でも、メインラインはPE2号、リーダーはフロロカーボンの12号です。
ライト気味のベイトロッドなので引き味は楽しめましたが、程なくあがってきました。
一応、タモ入れの準備を・・・。
「おーい、I君。タモ・・・」

わかってはいましたが、また爆睡中です。
結局、自分でタモ入れ。
その後、I君をたたき起こし、再び写真撮影。

53cm、2.3kgの食べごろサイズの真鯛でした。
お土産魚③ゲットです。我が家で食べる魚はこれで十分。
潮が動き出したので釣れたって感じでしょうか。
この後ジギング、その後キャスティングでヒラマサを狙いました。
特にキャスティングはいかにも釣れそうな雰囲気バンバンで、今日こそは、って感じでしたが、
結局ノーバイトに終わりました。
AM12:00近くなり、雨も降り出したところでストップフィッシング。
沖上がりとしました。

2人乗船なので、最高速度は25km/hでした。
凪のときの巡航速度は20~23km/hくらいだったと思います。
波があると移動時にはとても寝られたものではありませんが、
凪になったAM9:00以降は、I君は移動中もほとんど寝ていました(汗)
I君、貴重な釣りの時間の半分を寝て過ごし、
ワラサを1回かけた以外はぐっちゃんの写真を撮影しただけという悲しい結果。
ちょっと自己嫌悪に陥っていましたね。
反省点:凪の日にゴムボートの床に座ってはいけない!
寝ちゃいますよ(笑)
プライドを捨ててお土産確保に走ったぐっちゃん。

赤い魚3目をお持ち帰りですが、
当然納得はできていません。
ここに1本青物がいるだけで、全然満足度が違うんですけどね~。
そうは言っても、魚を持ち帰ると我が家族は好反応。
「おお、いつもと違うじゃん!」
カサゴとアカハタの半身を煮魚に、
残りのアカハタと真鯛の半身を刺身にして、一部をしゃぶしゃぶで頂きました。

カサゴは新鮮すぎて身がちょっと固かったです。
この3匹の中ではアカハタが一番美味しいと思っていましたが、
今回はチャンピオンは真鯛でした。
刺身は甘くて美味しく、しゃぶしゃぶはまさに絶品でした。
今まで真鯛はあまり美味しくないからと、リリースしたり人にあげたりしていました。
春の真鯛は美味しいと聞いて持ち帰りましたが、正解でした。
ジグで釣れるでかすぎの真鯛ではなく、食べごろサイズでしたしね。
ちなみに、大きな白子を持ったオスでした。産卵時期を控えて一番美味しい時期なのかもしれませんね。
このブログを外房ヒラマサのバロメーターにしていただいている方も多いのではと思います。
期待していただいた方、申し訳ありません。
ヒラマサの報告は次回以降に回させてください。
3回連続ボウズは辛いし・・・ね。
それではまた
おやすみなさい

