3月27日土曜日、実に約1ヶ月ぶりに外房で浮いてまいりました。
このところ週末の度に天気が荒れて、
ずいぶん間が空いてしまいましたが、さて海はどう変化したでしょうか?
今回は久しぶりに2人で出航です
パートナーは昨年4月以来のKenKen君。
「釣れるまで帰らん」コンビですね(笑)
この日の日の出は5:30。
ずいぶん早くなりました
5:00頃現地に到着しましたが、既に東の空は明るくなっていました。
混み合うかと思っていましたが、一番乗りで現地着でした。
この日は時間とともに風が弱まる予報だったので、
少し遅めのスタートをされた方が多かったようです。
結局、パーフェクターさん、NEO390さん、NEO450新艇さん、
ハンマーヘッドのシノさん、SRVさんなど、数艇が参戦となりました。
日の出時間になって出航。
やはり一番乗りです。
まずは西側のキャスティングポイントへ。
ヒラマサの様子を伺いますが、全く反応がありませんでした。
水温は17.2℃と高めですね。
この冬は、ほとんど17℃以上を保ち続けて終了といった感じでしょうか。
キャスティングは早々に諦めてジギングへ変更です。
ジギングポイントへ。
思ったよりも風が強く、しかも東風。
潮流は真潮で西から東へ。
風と潮流が相殺されて、ボートはほとんど流れない状態ですが、
潮の流れの影響でラインはどんどん東に向かって流されます。
いつもの「釣れない反応」です。
この日の狙いはやや沖目でメタボブリを釣ることでしたから、
ジギングポイントもさっさと諦めてさらに沖へ。
60mラインまで来ました。
ここが本日の本命ポイントです。
こんな反応が出て期待度MAX。
KenKen君、頑張ってしゃくりますがアタリはなし。
反応も一時的で、あっという間になくなってしまいました。
さらに沖へ沖へと移動し、100mラインまで行きましたが、
期待通りの反応はありません。
反応なくてもサバくらいは釣れるのかなと、
ジグを投入してしゃくりますが無反応。
1ヶ月前にあれだけたくさんいたサバも、この日は水深100mまでは全くいませんでした。
情報では水深200mには痩せたサバがけっこういたそうです。
このあたりまで来ると東風がかなり強くて、
潮流が風に負けてボートは東から西へゆっくり流れます。
ますますラインが斜めになるので、
操船しながら落下角度を調整するのですが、
トランサムに波が入り込んで来る程度に荒れています。
危険を感じるほどではありませんが、全くベイトもいないのは想定外。
大きく予定が狂いましたが、ここは一旦浅場に移動することにします。
ジギングポイントまで戻って、ぐっちゃんはひとつテンヤ、
KenKen君はインチクにチャレンジ。
ところが強風と潮流の関係でテンヤの操作が難しく、
立て続けにテンヤをロストして、さらに浅場へ移動。
アカハタ実績ポイントに移動して、KenKen君に1投目マジック!
これはナイスサイズのアカハタです。
インチクだとサイズも期待できるのか?
続くヒットもKenKen君でリリースサイズのアカハタでした。
ぐっちゃんはスーパーで買った1パック300円のバナメイエビを使ったひとつテンヤですが、
どうにも調子が上がりません。
あ、ここでお詫びと訂正。
今までこのブログで「パナメイエビ」と書いてきましたが、
「バナメイエビ」の誤りでした。
KenKen君に指摘されてYahoo検索してみたところ、
パナメイエビでヒットが4400件、バナメイエビで213000件。
バナメイエビの圧倒的な勝利(当たり前か)
ということで、今回からバナメイエビに訂正します(笑)
ぐっちゃん、ようやくカサゴをゲット。
続いてウマヅラハギ。
どうやらこいつがエサ取りのようです。
一方、KenKen君のインチクは切れ味鋭く、
またしても良型アカハタをゲットです。
ぐっちゃんは一向に調子が上がらず、
バナメイエビはことごとくウマヅラハギやベラなど(想像です)にかじられ続け、
中サイズのアカハタを追加したのみで、
釣果が伸びないままエビが無くなって終了。
ここで迷走に入ります。
西の深場や実績ポイントまで波の高い中移動しましたが、
ここも思ったようなベイト反応が無く撃沈。
アジを釣ってマハタ狙いの泳がせをやりたいというKenKen君の希望を聞いて、
アジ場に行ったものの、
ここで頑張っていたNEO450新艇さんによると、
「全然釣れません」
の情報でトーンダウン。
泳がせの餌を釣る段階で苦戦したくはありません。
時間は既に12:00を過ぎていてました。
思ったよりも風が弱まるのが遅れましたが、
ようやく風も少し落ち着いてきた感じなので、
改めて沖へ移動することにしました。
60mラインまで行って、魚探反応を探してジギングをしましたが、
アタリが出ずに疲労だけが蓄積します。
時間も14:00近くなって、敗色濃厚になりました。
「最後にジギングポイントで逆転を狙おう」
ジギングポイントは例によって「釣れない反応」があるのですが、
ジグには見向きもしてくれません。
長時間のしゃくりで体も悲鳴を上げています。
「ちょっとテンヤをやろっと」
今度はエビではなく、虫タイプのワームを使ってみます。
例によって「釣れない反応」の中にテンヤを落とし、
予想通りあたらないので大きくしゃくりあげてみたら…、
「ガツンッ!」
強烈なひったくりのアタリ!
そしてガンガン持って行くパワー。
キスロッドが折れそうなくらいに曲がります。
弱めのドラグを笑うように、ガンガン首を振ってどんどんラインが出ます。
「???なにこれ?」
真鯛かな?と思ったのですが、ちょっとパワーが強すぎます。
真鯛なら70cm以上はあるでしょう。
それに、首振りはしていますがリズムが違うような気がします。
真鯛にはない横への走りもあります。
「無理しないで!時間たっぷりかけて大丈夫ですから!」
とKenKen君。
ずいぶんやり取りしてようやくネットインしたのは、
50cm弱のショゴでした。
なるほど納得。
ジギングロッドなら何という事もないサイズですが、
キスロッドでカンパチは痺れますよ(笑)
続いて、
小ぶりなカサゴ。
なんだか、バナメイエビよりもワームの方が調子いいんじゃ?
エサ取りがつついたりしないのがいいのかもですね。
ショゴがいるならとKenKen君はジギングでチャレンジ。
ぐっちゃんも遅れてジギングにスイッチ。
今度は中層に激熱の反応。
「これはいい反応かも!」
思わず口に出してしゃくっていたところ、
水深20mくらいで、
「ガツンッ」
ようやくジグにヒット!
ナイスファイトですが、今度はMCワークスなので余裕でやり取り。
サイズアップの50cmショゴ。
これはヒレナガカンパチですね。
体高も高いです。
ちなみにヒットジグ、メロン屋工房のSEARCHMETAL SRに見えますが、
実はヤフオクで買った4本1800円の格安ジグです。
ようやくジギングで本命とは違いますが青物が釣れました。
少し延長して15:15まで粘りましたが、追加なしでストップフィッシング。
生簀の中をチェックしてみたら、
アカハタがカサゴを咥えたのか、
カサゴがアカハタの口を穴と間違えて突っ込んだのか…?
手では引き離せないほどがっつり嵌って絶命していました。
移動距離は40km強。
10時間近い長丁場で距離も伸びました。
燃料も15リットルくらい使いましたね。
生簀を開けて2人乗船だと、滑走に時間がかかるのと、
波があったのでゆっくり進んだのも燃費悪化の要因です。
久々の釣行、しかももっと久々のタンデム、
土曜日だったこともあってじっくり時間をかけて釣りをしました。
なんとかショゴを獲れたことで見栄えのする釣果になりましたが、
テンヤの根魚も期待ほどは釣れませんでしたし、
本命のメタボブリとヒラマサは気配もありませんでした。
この日は遊漁船も大苦戦だったようなので、
この釣果でも良い方だったかもしれませんね。
以前、ゴムボート初代Gucchan号の出航回数を118回と書きましたが、
改めて確認したところ119回でした。
NEO-Gucchan号の出航は今回で119回。
ようやく出航回数で初代に並びました。
どこかでそれぞれの記録を比較する記事を書きたいと思います。
これからどんどん春めいて、
ヒラマサも釣れるようになると思います。
敵は天気か、それとも海か?
それではまた おやすみなさい