前回、石上神宮の記事を書きました。
その際に、社格について少し触れましたが、
まあ、ざっくり言うと、
神宮:天皇家ゆかりの神を祀る、最高位の神社
大社:地域の中核をなす、大型で重要度の高い神社
宮とか大神宮はほぼ目にしませんので、
神社が一般的でさらにその下に社、ということになるのでしょうが、
○○神社>◇◇大社>△△神社、という順番で、
左に行くほど社格が高いと覚えておけばいいでしょう。
今は神社本庁が格を決めているわけですが、そこに属さない神社もあったりするわけで、
自称「神宮」とか、自称「大社」もあるので厄介ですが…。
前置きが長くなりましたが、石上神宮はそれほど格が高い神社なわけです。
そして、ぐっちゃんの身近なエリアに、大社もあることがわかりました。
その名も「廣瀬大社」。
それならば、行かなければなるまい、ということで、参拝してきました。
むむ、確かに官幣大社廣瀬神社、とありますよ。
官幣大社(かんぺいたいしゃ)とは、日本において官(朝廷、国)から幣帛(へいはく)ないし幣帛料を支弁される神社、だそうです。
まあ、かなり格が高い神社であることは間違いなさそうですね。
ちなみに官幣大社は旧社格であり、現在は現在は神社本庁の定める別表神社となっているそうです。
ホームページからお借りした境内の地図を載せておきます。
川に囲まれた重要な場所に立地しているとのことですが、
まっすぐな参道が1本南北を貫いています。
この図ではわかりづらいですが、一の鳥居から本殿まで、300mくらいあります。
参道は太くて高い杉の木に囲まれていて、ちょっと神秘的な感じもありますよ。
そして、図でもわかるように、摂社がいくつか参道沿いにあります。
日の丸大明神と書かれていますが、これは稲荷社だと思います。
袚戸社、
祖霊社、
日吉社。
そして各摂社をお参りした後に、いよいよ見えてくるのが、
本殿前の鳥居ですね。
鳥居をくぐるとこんな感じ。結構広い空間があります。
ここまで参拝を進めても、今ひとつこの神社の本質が見えてきません。
本殿は奈良県指定文化財なんですね、なるほど。
この廣瀬神社は歴史の上で何度も縮小の憂き目にあい、
さらに兵火で多くを焼失するなど、
かつては本当に大きな大社であったものが、
今は再建されて少しだけ面影を残している、という感じなのでしょうか。
国宝も重要文化財もないというのは残念ですね。
これが奈良県指定文化財の本殿です。
実はこの日はまだ2024年9月。
半袖のポロシャツでも暑いくらいでした。
季節感がなくてごめんなさい。
本殿というか拝殿の向こうに、
本当の本殿と思われる祠がありますね。
しっかりお参りしましたよ。
廣瀬大社は参道こそそれなりの規模ではあるものの、
現在の姿はごく普通の神社という感じでした。
ぐっちゃんの実家近くの小垣江神明神社と比べても、
規模感はほとんど変わらないと思います。
そして、これこそが廣瀬大社と言えるような物がないのが残念かな。
さすがにわざわざ観光に訪れるような神社ではありませんが、
歴史に思いをはせながら、時間に余裕があれば参拝するのもありだと思います。
それではまた おやすみなさい
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