進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

お待たせヒラマサ春第1号&ラスト1投ダブルヒット!

2021年04月26日 | NEO390 釣行記

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この週末、土曜日と日曜日を比べてみたら、

土曜日は風はそこそこだがちょっとうねりや波が高め、

日曜日は波は少し落ちるものの、風が強め。

こう書くと悩みどころのように思えますが、

即決で土曜日釣行を決めました。

日曜日は予報以上に海が荒れると予想したからです。

 

前々週のtoshiさんに続いて、今回はツッシーさんが参戦。

ツッシーさんはカートップボートでジギングの実績を上げている、

外房エリアのホープです(褒めすぎ?)

我々の前に到着していたのはNEOタダノさん。

さすがに波が高い予報に参加者は少なそうです。

 

この日の日の出は4:56。

めちゃくちゃ早くなりました。

おかげで2:30起きですよ(笑)

現地の気温は8℃でけっこう冷え込みましたが、

日中は暑くなるだろうと防寒着は使わず、普通のレインウェアで出航です。

 

まずは西のポイントでキャスティング。

既に日が昇っています。

北風がけっこう吹いているのと共に、

予報通りうねりや波がそこそこあります。

 

水温は何と19.8℃!!

おいおい、高すぎるでしょ!

黒潮が接岸したのか??

これは期待できるのか?それとも…。

 

ツッシーさんはNEO初乗船です。

普段はカートップボートなのでキャスティングもジギングも座ってやっていますが、

この日はバウでスタンディングでキャスティング。

最初はたどたどしく投げていましたが、すぐに慣れてサマになりました。

 

西のポイント、さらに西のポイントと、

移動&キャスティングを繰り返しますがノーバイト。

付近には鳥すら飛んでいません。

真潮が効いていて、波も適度にあって、

キャスティングには絶好の条件だったんですけどね。

今シーズンもキャスティングは厳しいのか??

 

続いて西のポイントでジギングにチャレンジ。

 

ベイト反応のある実績ポイントを回りますが、やはり反応無し。

西のポイントを諦め、一気に東へ移動します。

 

毎度おなじみのジギングポイントまで来ました。

ここはツッシーさんも実績を上げているポイントになります。

外房マイボートジギングの先駆者として、

ポイントの流し方や釣り方を見せつけてやらなければなりません(嘘)

 

ここは相変わらず「釣れない反応」があります。

このところ、この反応の中でショゴをかなりかけていますから、

ここは素直にショゴを狙ってみましょう。

釣れないとわかっていても、魚探に反応があるとちょっと勇気が出ます。

同じ場所に同じ反応があるという事は、

回遊しているベイトではないので、

なかなか青物はかかってこないとわかってはいますが…。

 

水深30mくらいのポイントで、水深15mくらいに良い反応が出ました。

「こういう反応で釣れないからめげるんだよなー」

なんて言いながらしゃくっていると、

水深15mくらいの中層で、

「ゴツンッ!」

とあたりました。

しっかりアワセを入れて、

「おお、ツッシーさん、あたったよ!」

と報告。

この反応の中でのアタリなので、当然ショゴだと思ってやり取り開始です。

最初は大したことないと思ったのですが、

数秒後に激変しました。

「ジジジ、ジジジーーーッ」

ストラディックSW5000XGの緩めのドラグが驚くくらいに滑っています。

「おお、やりましたね!頑張って!」

とツッシーさん。

「ジジジーーーーーーーッ」

おいおい、やたら暴れるショゴだなー、なんて思っていたのですが、

一気に10m以上ラインを出され、

慌ててドラグを締めてもラインの排出が止まりません。

少し巻いて、ラインを出され、また少し巻く、の繰り返し。

だんだん、過去の感覚が蘇ってきます。

「これ、ショゴじゃないかも」

一気に底に向かうパワーに、大きな首振り。

最近ご無沙汰ですが、これは…。

「ヒラマサじゃないかな?」

「えー、マジですか?」

慎重に慎重に、少し時間をかけてやり取りして、

徐々に巻き上げて、キラッとその魚体が見えました。

「やっぱり!ヒラマサ!!」

「おーっ、凄い!やりましたね」

80cm、5kgのナイスサイズのヒラマサでした。

そりゃ、引くわけです。

見ての通りずいぶん太っていて、メタボなヒラマサでした。

これでツッシーさんに先輩の貫録を示すことができました。

内心ホッと胸をなでおろしたのはナイショです(笑)

 

その後今度はツッシーさんにアタリ。

ぐっちゃんは一部始終を見ていましたが、

しゃくり、アタリ、アワセと完璧でした。

やり取りを始めるツッシーさん、

やるねっ!と思った次の瞬間に、

「あっ、バレた!!」

まあ、そんなときもあります。

しゃくりもアワセもミスはありませんでした。

でもバラシ。

それがジギングです(涙)

 

次の流しで再度ツッシーさんにアタリ!

今後はがっちりフッキング!

 

楽しそうにファイトするツッシーさん。

「お、小さそうだね。自分でタモ入れしてね!」

鬼のような発言をするぐっちゃん。

実は動画を撮ろうと思っていたんです。

外房でツッシーさんショゴとファイト

動画の撮影に慣れていなくて、

誤って停止ボタンを押してしまい、キャッチまで撮れませんでした(恥)

キャッチの絵は静止画で(笑)

おめでとうございます。

ツッシーさん、NEO-Gucchan号初乗船で、

ショゴゲットです。

ぐっちゃんのヒラマサゲットが8:25、

ツッシーさんのショゴゲットが8:50。

わずか30分の時合いでした。

この日の干潮は8:45、

つまり、下げ止まり直前から下げ止まりにかけて、

一瞬だけ食いが立ったという事になります。

この後潮が止まり、長~い沈黙の時がやってくるのですが、

そんなこと知らない我々はテンション上がりまくりでした。

 

あっという間に時合いは終わり、

潮も緩くなりました。

風が強いのであまり沖には行きたくなかったのですが、

とりあえず水深60m、80m、100mとチェックに向かいますが、

どのエリアもベイトが超薄い状態です。

仕方なく、再び「釣れない反応」のジギングポイントに戻ることに。

しかし、一度落ちた食いが戻ることは無く、

時間だけが過ぎていきます。

ツッシーさん、休むことなくしゃくり続ける強靭な精神と体力の持ち主だとわかりましたが、

約4時間の沈黙は苦痛でした。

唯一の救いは、風は強いものの日差しは穏やかで気温も上昇し、

長く海の上にいることが苦痛ではなかったことでしょう。 

13:00に終了と決めていて、

最後の流し、さらに泣きのもうひと流しもノーバイトでストップフィッシング。

ジギングポイントを後にしましたが、

ぐっちゃんには最後の作戦がもう一つありました。

「ツッシーさん、移動するけど、タックルはそのまま持ってて」

 

実は何度となく回遊の青物を拾い釣りしたことがあるポイントがありました。

最後にそこで1投だけして終わろうと思ったんです。

目的のポイントに近づき、微速前進で進みます。

魚探の反応を見ながら、最後の1投のタイミングを見計らいます。

そしたらなんと、期待以上の反応が!

残念ながら瞬間の出来事だったので写真はありませんが、

絵で示すとこんな感じ。

こんな激熱反応が、水面下10m弱で出たんです。

「今だ!水深10mでしゃくって!」

「はい!」

「よっしゃー、食ったー!」

なんと、ラスト1投マジック再びです!

自慢気に後ろを振り向くと、

「あたりましたー!」

なんと、ツッシーさんもファイト中!

なんとなんと、ラスト1投マジックどころか、

ラスト1投ダブルヒットです。

もう、2人で馬鹿笑い!

「こりゃもう、漫画ですよ!」

「俺って天才じゃね!?」

「間違いなく天才です(爆)」

まさかこんなラストが待っているとは…!

この1投で大満足の1日となりました。

13:30沖上がり。

 

細かい流し直しを繰り返した末の35kmです。

 

燃料消費は12リットルといったところでしょうか。

 

初乗船のツッシーさんにヒラマサを見せることができて、

最後にダブルヒットですからできすぎですね。

ツッシーさんはNEO-Gucchan号の「修行」にも望むところという強者だし、

ジギングのパートナーとしては完璧でした。

 

今回のヒラマサは、春の数釣りのヒラマサとは違いますし、

再現性が極めて低い偶然の産物だと思います。

これでシーズンインとは言えませんが、

ヒラマサの姿を見ることができて良かったです。

ちなみにこのヒラマサ、ヒラマサとは思えないほどの脂の乗りでした。

これを機に上昇気流に乗りたいですね。

緊急事態宣言とか、不確定要素があるので何とも言えませんが、

昨年シーズンを棒に振った分、取り返せたらと思います。

 

それではまた おやすみなさい

 

追記:2日寝かせて刺身を食べました。

   ヒラマサの腹側のトロ部分です。

   すごく脂が乗って、

   ぐっちゃん史上最高に美味いヒラマサでした。

 

 

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キャスティングロッド変遷

2021年04月19日 | 釣り道具

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今週も天気は散々でしたね。

土曜日は禁漁日でしたが雨模様、

日曜日は天気回復するも強風が吹き荒れました。

今週末に関しては数日前から釣行を諦めていました。

当然釣行ネタはありません。

今回は、ぐっちゃんのこれまでのキャスティングロッドについて書こうと思います。

 

ゴムボートで釣りを始めたのは2012年5月ですが、

外房の我々のエリアでヒラマサが釣れることに気付いたのは同年の秋でした。

それからいろいろ勉強して、

本格的にヒラマサ釣りのタックルを揃えだすのは翌2013年です。

 

外房の遊漁船はヒラマサキャスティングでもオーバースロー禁止です。

アンダースロー限定だと、どうしてもロッドは短くなります。

最初にキャスティングロッドを選ぶとき、

長さは7フィート前半くらいが遊漁船でも使えていいかなと思いました。

そして2013年3月に初めて買ったキャスティングロッドが、

Abu GarciaのSalty Stage KR-X SOSC-74MH-KR。

7フィート4インチでPE5号まで対応していて、

当初の目的である遊漁船でも使用可能な長さと大パワーを併せ持った(はずの)ロッドでした。

ただ、何度かヒラマサをかけてみると、全体的に頼りなく感じました。

曲げて溜めるタイプの胴調子で、

大きいとわかるサイズをかけると、

決まって根に潜られるのを止められずにラインブレイク。

我々のエリアはシャローの水深10m以下というような浅場でかかることが多いので、

少しでもラインを出すと一気に根に巻かれてバラシてしまいます。

もっとパワーがあるロッドでないと…。

そう考えて、パワーアップをすることにしました。

このSalty Stageは次のロッドを購入後、釣友のO君に譲りました。

2013年3月から同年9月まで半年間使用しました。

 

遊漁船に乗らなくても我々のポイントでヒラマサが釣れることが分かったので、

アンダースロー用にショートレングスのロッドは不要だと思いました。

2本目のキャスティングロッドは、

YAMAGA Blanksの

Blue Sniper 80/5です。

2013年9月に購入。

このロッドもPE5号まで使用できる仕様ですが、Salty Stageとは雲泥の差があります。

長さは8フィートと長くなり、バッドが強く、穂先は柔らかいロッドです。

このロッドに換えてから、それまで四苦八苦してファイトしていたサイズのヒラマサが、

比較的簡単に上がるようになりました。

過去のキャスティングロッドで最もキャッチ数が多いのがこのロッドだと思います。

非常にバランスの良いロッドですが、今はサブロッドになっています。

 

ぐっちゃんはジギングロッドはMCワークスを愛用しています。

キャスティングもMCワークスが欲しいと思いました。

Blue Sniperはヒラマサキャスティングロッドとして優秀ですが、

より大物を狙うためにツナロッドが欲しくなったのもあります。

ジギング・キャスティングの師匠であるI君から2015年11月に譲ってもらったのが、

MC works SEVEN MILES777CR TUNA Specialです。

7フィート7インチ、PEラインは6号までOK、Maxドラグは13kgという、

堂々たるツナロッドです。

バッドはパリッとして固め、でもティップは柔らかくてルアーを飛ばす、

Blue Sniperが曲げて魚の強さをいなしながらファイトするのに対し、

SEVEN MILESはバッドの強さで魚のパワーをそのまま受け止める感じ。

そのため、SEVEN MILESの方が魚との力勝負になる印象ですね。

このロッドからPE6号、リーダー130lbのシステムとなりました。

ただ、このSEVEN MILESはある時キャスティングをする際に、

グリップエンドが抜け外れて、ロッド&ルアーを投げ飛ばしてしまい、

ステラSW14000XGと共に外房の海に沈んでしまいました。

3年間主戦で使いましたが、2018年11月に奉納です。

 

SEVEN MILESを海に奉納してしまってショックは大きかったのですが、

その後しばらくネットをチェックする日々が続きました。

ある日目に飛び込んできたのが、

CarpenterのBig TUNA 七里86。

Carpenterは超ハイエンドメーカーですが、使い道がニッチな製品が多いためか、

オークションに意外な安値で出てきたりします。

今回がそのパターンです。

2018年12月に落札。

8フィート6インチは今までで一番長いです。

ドラグMaxは11kgとSEVEN MILESには及びませんが、

この数値は明らかに控えめです。

ルアーは160gまでと非常に適応範囲が広いです。

調子はSEVEN MILESより少し柔らかいかな?

ただ、長いのでそう感じるだけかもしれません。

良くしなるロッドで長さもあるため、

飛距離はこれまでのロッドで一番ですね。

半面で8フィート6インチはミニボートでは少し長すぎるようにも思います。

現在はこの七里86が主戦ロッドです。

 

今まで4本のキャスティングロッドを使いましたが、

どれも特徴があって面白いですね。

ひとつ言えることは、

メーカーが記載している仕様、

PEの推奨号数、ドラグMax、ルアーMaxはあくまでも目安という事です。

同じPE5号推奨でも実際のパワーは全然違ったりしますし、

浅場でデカマサと対峙するつもりなら、TUNAロッド必須です。

実際に自分の目で確かめてみることをお薦めします。

ぐっちゃんのタックルを見せて欲しいと言われることがよくありますが、

皆さん口を揃えて「こんなにすごいタックルなんだ」って言われます。

でも、本当に大きなヒラマサがシャローでかかったら、

こんなタックルでも獲れるか獲れないかは「運」だったりするんですよ。

 

これは2014年、ゴムボート時代に獲った101cm 9kgのヒラマサです。

この時のロッドはBlue Sniper 80/5でした。

同ロッドでこれよりもっと大きかっただろうというヒラマサを何度も掛けていますが、

のされて根に巻かれてバラす度にラインを見直したりリールを換えたりして、

最後にはロッドを換えたりして現在に至っています。

 

近年はヒラマサキャスティングで釣れる確率がずいぶん下がったように思います。

明らかに魚が減ってきていますし、擦れてきているのもあると思います。

それでも記録更新を狙いたいなら、シャローのヒラマサキャスティングは外せません。

その暴力的なパワーをぜひ体験してみてください。

きっとツナロッドかGTロッドが欲しくなりますよ。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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外房はショゴ日和、ラスト1投マジックも!!

2021年04月13日 | NEO390 釣行記

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先週海が荒れて出航できなかったリベンジに、

4月11日日曜日、外房に行ってきました。

今回も当然toshiさんが参戦です。

 

この日の道中の最低気温は2℃!

出航場所の気温も4℃と冬のような気温です。

もう必要ないだろうと思っていた防寒着を引っ張り出して、

5:12の日の出に合わせて4:50に現地着。

ちょっと準備に時間がかかりましたが、

5:25に岸払いしました。

 

まずは西のキャスティングポイント、と思いましたが、

すでに漁船が2艘稼働中でした。

仕方なく更に西のポイントへ。

水温は16℃台、

パラパラと鳥が飛んでいますが、鳥山にはならない感じ。

港内にいるときはわかりませんでしたが、

北東の風がけっこう強く吹いていて、

シャローなのにかなり波立っています。

キャスティングには絶好の条件という感じなのですが、

投げても投げても反応無し。

このところ遊漁船もヒラマサの釣果報告がほとんどないので、

ちょっと厳しい感じですね。

 

そのまま西のジギングエリアに移動してベイトを探します。

根周りにはベイトがいますがピンポイント。

水深60mあたりで回遊のベイトを期待しましたが、

ほとんど反応が無く、西のエリアは残念な結果に終わりました。

 

一気に東に舵を切り、いつものジギングポイントへ。

そして、

いつもの「釣れない反応」をチェックします。

 

このあたりにはツッシーさんが浮いていました。

状況を確認してみると、

「ショゴが釣れましたよ!」

ムムム…、

西に行かず最初からここに来ていた方が良かったのか?

いずれにしろ、魚の情報をいただいてやる気になりました。

ツッシーさんの、

「再現性はありませんが…」

の一言が気になるところではありますが。

 

良反応に気合が入るtoshiさん。

toshiさんは後席で座ってジギングです。

実はtoshiさん、キャスティングロッドでジギングもこなす強者です。

ジギングロッドでキャスティングも、ならまだわかりますが、

キャスティングロッドでジギングはちょっとびっくりでした。

一度ロッドを交換して試しにジグってみましたが、

パワーは何倍も必要だし、切れのいいしゃくりはできないしで、

ぐっちゃんには無理と判断しました。

ジギングポイントでしばらく頑張りましたが、やはりノーバイト。

やはり再現性はないのか??

 

結構な風と波で、上のツッシーさんの写真でもわかるように、

乾舷が低いボートではこれ以上沖には行けそうにありません。

でも、こっちはNEOですから、もう少し無理ができます。

徐々に沖へ。

 

水深60m、80mとベイトを求めて移動します。

水深100mまで来ましたが、どうにもショボい反応しかありません。

このあたりまで来ると、うねりもかなり高くて釣り辛いです。

風は非常に強く、北東から。

一方潮は西から東へ。

お互いが相殺されてボートはほとんど移動しない状態ですが、

そのせいでジグは潮下に向かってかっ飛ぶように流されます。

うまく操船してラインをまっすぐにしないと、着底すらわかりません。

これ以上沖に行ってのジギングは辛いだけなので、

この日の「沖でメタボワラサ」は諦めることにしました。

 

再び水深80m、60mと戻って、

結局ジギングポイントへ。

時間は既に8:50になっています。

この日は10:24干潮なので、

これから下げ止まり前のゴールデンタイムという事になりますね。

根の西側はツッシーさんが散々攻めたと思われるので、

我々は根の東側、次の小さな根の手前を攻めることにします。

おお、ここにもちゃんと反応がありますよ。

頑張ってしゃくりましょう!とジグ投入。

すぐに、

「ガツンッ!」

と強烈なアタリ!

「ジジジジジジーーーーーッ」

超大物のドラグ音、ではありません(´·ω·`)

実はドラグの調整を甘めにしていて、

そこそこサイズがかかってしまったためにドラグが爆回りです。

慌ててスプールを抑えて回転を止め、

ドラグを締め直してからファイト開始。

かなり強い引きです。

ヒラマサか?カンパチか?

グググーッと何度目かの締め込みがきた後に、

「フッ・・・」

痛恨のフックアウトです。

ドラグが大甘だったために、フッキングが不十分だったのか?

後悔後に立たずですが、痛すぎるミスですね。

 

ここで運を失ったかと思いましたが、

次の流しでまたも、

「ガンッ!」

とあたりました。

今度はドラグはバッチリです。

大きく合わせてがっちりフッキング。

残念ながら、パワーは先ほどの半分以下です。

そこそこ楽しませていただきましたが、

締めこんだドラグは一度も鳴らず、

ようやくのショゴゲットです。

50cmくらいですかね。

 

ここから確変でした。

ほんの30分くらいの間に、

同型を3本ゲット!

ひと流し1本、短い時間でしたが、強烈な時合いでした。

 

あっという間に時合が去ってしまった感があり、

アタリがピタリと止まりました。

今度は根の西側に戻ってやってみましょうとなりました。

少し間が開きましたが、

ここまでの無言を破ってtoshiさんが、

待望のショゴゲットです。

しかもキャスティングロッドですよ。

カンパチは比較的早いしゃくりに反応する印象があるので、

キビキビ感がある583SSを使うぐっちゃんに分があると思っていました。

そのハンデをもろともせず、がっちりショゴをゲットしたtoshiさん、

流石ですね。

 

ここまで長時間ジギングを続けて、体が悲鳴を上げています。

潮も下げ止まりで、青物タイムは終了。

ここはもう少し岸寄りに移動して、

テンヤを試しましょう。

今回も持ち込んだのはスーパーで安売りしていたバナメイエビです。

慣れないtoshiさんにもバナメイエビを押し付けて、

操船しながらテンヤをまっすぐ落とすテクニックを披露。

 

少々食いは悪かったですが、リリースサイズも含め数匹のアカハタをゲット。

 

toshiさんにはカサゴも。

エビが終了する直前でぐっちゃんがテンヤロスト。

ここで根魚遊びは終了です。

 

時刻は12:00近くになりました。

実はこの日の潮は、8:00~13:00くらいが潮位が下がり、

ボートを上げにくい潮でした。

そのため、13:30くらいまでは海にいないといけなかったんです。

「最後はもう一度ジギングポイントに行きましょう」

「OK」

というわけで、三度ジギングポイントへ。

 

何度も流しますが、魚は口を使ってくれません。

相変わらず「釣れない反応」は出ています。

飲み物補給したり、食べ物を摂ったりして休憩しながら、

ボートが上げられる時間が来るのを待ちます。

13:30、ついにアタリが無いまま終了。

疲労困ぱいで少しボートをそのまま流し続けて一休みしていました。

ボーッと魚探を眺めていると、

超激熱な反応が!

慌てて、

「あと一回だけ投げるね!」

「あ、はあ…」

なんて言いながら最後のしゃくり。

中層までしゃくりあげたところで、

「ガツンッ!」

「キターッ!」

ちなみに、上の魚探写真はフッキングの後、

魚とやり取りしながら写したものです。

ラスト一投マジックでショゴ追加!

こんなこともあるんだね、って感じです。

「ゲゲッ、凄すぎる!」

「まだあるかもよ、やってみたら?」

「いえ、実はもう体が限界です」

そりゃそうですよね。

出航から8時間以上の大半をキャスティングロッドでジギングですから。

「帰りましょう」

13:50頃に沖上がりとしました。

 

サイズはともかく、クーラーは賑やかになりました。

 

あまり沖には行かず、東西の移動も一度だけだったので、

長時間の割にはそこそこの移動距離でした。

 

ちょうど半分なので12リットルくらいの消費でしょうか。

ショゴの刺身とカマ焼き。

これ以外の部位は全てこゆきのおかずとして素焼きになりました。

カンパチ系はやっぱり美味しいですよね。

 

NEO-Gucchan号に乗る人には「修行だよ」と言っているのですが、

今回のtoshiさんは本当にきつい修行になったと思います。

なんとかショゴや根魚を釣っていただいたので、

それなりにNEO-Gucchan号とぐっちゃんの釣りを堪能していただけたのではないでしょうか。

toshiさん、これに懲りずまた乗ってくださいね。

 

なぜかヒラマサが釣れずショゴ比率が高い外房になっていますが、

さて、次回はどうなりますか。

それではまた おやすみなさい

 

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過去238回のマイボート出航をデータで見てみる

2021年04月08日 | マイボート

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2012年5月に始めたボート釣り。

間もなく9年になります。

 

初代Gucchan号は、

ジョイクラフトJEX325スタイル。

最初は6馬力、途中から9.8馬力にパワーアップして、

2016年6月まで4年2ヶ月頑張りました。

 

オークションで落札した2代目Gucchan号は、

マリンモーターのNEO390 sea boy DX。

船名はNEO-Gucchan号。

2016年7月に進水、現在に至ります。

NEO-Gucchan号は4年10ヶ月になりますね。

 

ここまでの出航回数が、

初代Gucchan号、NEO-Gucchan号ともに119回と同数になりました。

そこで、これまでの出航回数のデータを公開します。

 

年度別の出航回数を振り返ってみると、年間20~30回の出航で比較的安定しています。

NEO-Gucchan号を購入した2016年が最も多く出航し、

コロナ禍で自粛期間が長かった2020年が最も出航回数が少なかったです。

NEO-Gucchan号の方が出航のペースが遅かったのは、

天候などの影響もありますが、約半年のコロナ自粛が大きかったですね。

ヒラマサの釣果が多かったのは2014年と2017年。

傾向としては、ヒラマサは年々厳しくなっているように思います。

一方でカンパチやハタ類は増えています。

このあたりは温暖化の影響があるのかもしれません。

 

 

月別の出航回数を見ると、

5月と11月12月が多くなっています。

気候がよくて穏やかな釣り日和が多いのと、比較的釣果が良いのが要因か。

5月は春マサの数が期待できる季節ですし、

12月はデカマサが一番釣れる季節です。

6月下旬から9月中旬の海水浴シーズンは、

外房のゲレンデが使えなくなることが減少の原因。

特に8月は、暑さが厳しすぎてどうしても海に足が向かなくなります。

2月3月は寒くて釣れない季節ということで出航回数が少なめですが、

NEOに乗り換えて波風に少し強くなったのと、

沖まで行けるようになったことで釣り物が増え、

近年出航回数は増加傾向です。

10月の出航回数が意外にも少ないのは、

遠方の台風の影響などで海況が悪い日が多いからだと思われます。

 

 

年度別の出航エリアです。

ボート釣りを始めた当初は内房がメインでしたが、

程なく外房の魅力に気付き、

以降は事情があって出せない時以外はほぼ外房です。

その他の1回は茨城遠征ですね。

改めて見ると本当に偏っていますね。

なんだかんだで、まだ一度も神奈川県や静岡県では出していません。

今後は出航場所を増やす、釣りの種類を増やすなど、

バリエーションを増やすことも必要かもしれません。

 

 

出航エリアを月別で見てみると、

外房のオフシーズンである6月下旬から9月中旬までに

内房からの出航が集中しています。

とは言え、外房で出せないと出航回数そのものが激減します。

内房の半数は初年度の2012年の記録であり、

夏以外の季節はほぼ外房という事がわかります。

 

 

いかがでしたか?

想像通りだったでしょうか?

こうやって振り返ってみると、自分の釣りの傾向がよくわかりますし、

今後の参考になります。

 

2012年秋に偶然ゴムボートでもヒラマサが釣れることに気付いて以来、

ほとんどの釣行のターゲットはヒラマサ中心の青物です。

ゴムボートでヒラマサ。我々はゴムマサと呼んでいました。

 

NEOでもヒラマサ。

実はまだNEOでのヒラマサのサイズはゴムボート時代の記録を超えていないんです( ;∀;)

 

ひとつのターゲット、ひとつの釣り方を追い求めるのがいいのか、

いろいろな釣りをしていろいろなターゲットを追うのがいいのか、

よくわかりませんが、いままでのぐっちゃんは明らかに前者です。

このままのスタイルで行くか変えるかは、流れの中で考えます。

とは言え、以前に比べればヒラマサオンリーではなくなってきていますけどね。

 

ちなみに今回のデータは、

陸っぱり、遊漁船、他人のボートに便乗、は含まれていません。

 

次回釣行からNEO-Gucchan号は初代Gucchan号を超えて、

新たな記録とともに進むことになります。

さて、どんなドラマが待っているんでしょうか。

 

それではまた おやすみなさい

  

 

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一か八か、外房まで出かけたものの…

2021年04月05日 | その他

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4月になりました。

早くに咲いた桜はあっという間に満開を通り過ぎ、一気に散っています。

 

我が家の近くの地主さんの家の庭にある巨大な桜の木も、

すっかり葉桜です。

 

替わって、

近所の公園の写真ですが、新緑が眩しく感じます。

あっという間に季節は進んでいきますね。

 

さて4月最初の週末は、

3日土曜日が禁漁日で4日日曜日が唯一の選択肢。

予報は昼から雨で南からの微風。

これだけなら午前中勝負で行けそうですが、沖の低気圧の影響で波が高い予報でした。

よくステキチさんとタンデムしているtoshiさんから乗船の申し出があり、

予報が良い方に外れることを期待して外房に出かけることに。

 

いつものコンビニ。

気温は13℃。

出航場所には5:00に着きましたが、気温は16℃でした。

めちゃくちゃ暖かいです。

港に着く前に県道から海が見えるのですが、

「・・・・・・けっこう荒れてる!?」

湾口部の岩場に波が当たり、飛沫が弾けているのがわかります。

5:00にはけっこう明るくなっていたのですが、

目の前の海はかなりざわついている感じに見えます。

 

toshiさんは先に到着していて準備を始めていましたが、

「どうします?やばいですかね?」

やはりこの海の状態は危険と感じているようです。 

 

時間とともに天気予報が悪化の方向に変化していることは気づいていました。

微風の予報だったのが、けっこう吹きそうな感じに変わっています。

期待とは真逆ですね。

そうなると、南風だけにこの荒れが納まる方向にはいかないでしょう。

 

「ちょっと堤防の上から見てみる」

と移動して覗き込むと、

岩場にぶつかった波が堤防で弾け、堤防の高さより上に上がってくる感じ。

港への船道は潮が渦巻いて細かいピッチの波が立っています。

この記事の見出し写真がそのすごさを物語っています。

 

「これは無理だね」

正確には出航は可能でしょうが、満足できる釣りができそうにないという判断です。

さらに今後南風が強くなると、帰航できないほど荒れる可能性もゼロではありません。

当たり前ですが、この日登場したボーターは我々のみ。

みなさん、この日の天気と海況から難しいと判断したのでしょう。

 

今年2回目の「出航しないで帰路につく」です。

陸っぱりのルアー師を交え3人で談笑して、

toshiさんとは次回リベンジを約束し、

7:00過ぎに外房を後にしました。

 

先週の釣果を振り返ってみても、

この悪海況で無理して出航するメリットは薄いと判断したわけですが、

冒頭でも触れたように、季節は足早に進んでいます。

いつ春マサシーズンがスタートしてもおかしくありません。 

次週こそは、と思うのですが、

やっぱり週末は天気が悪そうなんですよね(涙)

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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コメント (8)
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