進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

電気系統のメンテナンス~夜間航行灯編

2017年04月27日 | メンテナンス


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前々回の釣行後、両色灯がスティから外れてコードのみでついていることに気付きました。

赤矢印部分ですね。

前々回に同乗したあひさんが壊したかも…って申告してくれたのですが、

単純に両色灯をスティに固定しているボルトが取れてしまっただけでした。

下側からボルトで絞めてあったのですが、そのボルトはどこかに行ってしまって行方不明。

最初は3ヶ所で止まっていたはずですが、3本とも外れてしまってようやく気付いたというわけです。

両色灯の内側にナットだけは残っていますが、ボルトは無くなってしまっているので、

道具箱にストックされている中からサイズの合うボルトを探し出して流用しました。

残念ながらサイズの合うボルトが2本しか見つからず、3ヶ所のうち2ヶ所だけでの固定です。

あっさり復活したので、そのまま放置していました。

ところが前回釣行の前日に夜間航行灯が点くか確認してみたところ、

両色灯とマスト灯、どちらも点きません(昼間の写真を使っていますが、実際は前日の夜中の事でした)

両色灯を修理するときに何かやらかしたかと、再度外して付け直してみましたがダメ。

スイッチに問題があるのかと一度外してみたものの、

夜中だったために再生できなくなるのが怖くて断念。

前回釣行は夜間航行灯無しでのチャレンジとなりました。

 

釣行から帰った翌日の23日日曜日、本格的に調査開始。

青矢印のスイッチを分解します。

 

ちなみにぐっちゃんが記憶しているスイッチの配置は上の通り。

メインスイッチを入れなくても夜間航行灯は点灯するので、

起動用のメインバッテリーではなく、

I-pilot用のボイジャーバッテリーから電気を取ってると思っていました。

 

カバーを外し、ネジを取って、

配線を引きずり出します。

構造が全く分からず手探りでチェックします。

うーん、取説もありませんし、ホントよくわからん。

どこにどの線が接続していたかちゃんと覚えておかないと後で後悔しそうです。

配線を調べていくうちに、最初の思い込みが間違っていると気づきました。

どうも、このスイッチにはボイジャーではなくメインバッテリーから電気が来ているようです。

メインスイッチを介することなく、直接配線を引っ張っているので、

メインスイッチがOFFでも夜間航行灯が点いたんですね。

分解してはじめて気づきました。

そして青の矢印部分。

どうもこいつが怪しい。

小さな赤いBoxが2つあって、右2つのスイッチ、左2つのスイッチにそれぞれ電気を配給しています。

そして、スイッチのランプが点かない(通電していない)のは右2つだけ。

つまり、マスト灯と両色灯だけが点かないで、DC電源には電気は行っているんです。

果たしてこの赤いBoxはなんぞや?

詳しい人はもうわかっているでしょうが、ヒューズなんですね。

つまり、右側のヒューズが切れて、左側は生きている、と。

どうせ右側2つしか普段は使わないんだから、暫定的に右と左を入れ替えちゃえ、と

配線を入れ替えてみたら、予想通り夜間航行灯が両方とも点きました。

よっしゃ、応急処置完了、と思ったのもつかの間、

夜間航行灯を何度か点けたり消したりしているうちに、また点かなくなってしまいました。

4つのスイッチすべてが死んでしまったんです。

入れ替えた方のヒューズも飛んでしまったんですね。

 

船舶用の配線のヒューズなんて売ってるのか?と思いながらも、

漢のオアシス、ホームセンターへ。

ヒューズのコーナーをくまなく探しましたが、このBoxに入れることができるヒューズは見つからず。

諦めて帰ろうか、銅線でヒューズ無しで通電させてやろうかと考えました。

最後に寄った車用品コーナーで、

見つけてしまいましたよ、これにはまるヒューズを!

 

どうやらこのNEOは車用の配線を流用していたようです。

当然ヒューズも車用でバッチリ。

切れたヒューズは色から推測するに15A。

もちろん経年劣化もあったでしょうが、同じ規格を買ってきてまた飛んでも面白くないので、

20Aと30Aを買ってきましたよ。

2つ買っても300円くらいなので、予備として持っていてもいいかな、と。

で、20Aの方のヒューズを入れてみました。

 

見事にすべての回線に電気が通りました。復活です。

カバーをつけて、スイッチも元通りに。

配置は元のままなので、右から両色灯、マスト灯、DC電源、そして空です。

 

これらは全て船外機始動に使われるメインバッテリーから電気が供給されます。

HONDEXのプロッターもメインバッテリーからです。

ボイジャーバッテリーはI-pilotとKODENの魚探だけなんですね。

電気系統は触ってみないと全然理解できないものですが、

今回のメンテナンスでどのような配線になっているかがわかりました。

舷の内側を通って後方物入れのメインスイッチを経由する電気系は、

簡単に自分でメンテナンスはできませんが、

それ以外は何とかなりそうです。

トレーラブルボートはマリーナ艇と違ってメンテナンスしてくれる人がいませんから、

こんな感じで手探りで修理しながら、少しずつ経験値を上げていくんでしょうね。

 

次から次へとメンテナンスが必要になるボートとトレーラー。

でも、手がかかるほどかわいいとも言えそうです。

なんとか夜間航行灯復活しました。

今週末、現段階では強風予報で厳しい感じですが、どうなりますか。

浮けたら今度こそヒラマサゲットしたいですね。

 

それではまた おやすみなさい

  


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水温低下で激シブ…、粘り倒して…!

2017年04月23日 | NEO390 釣行記

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20日木曜日、平日釣行していたsaiさんからヒラマサゲットのLINEが入りました。

その前日にはジギング遊漁船でヒラマサ高活性の情報も。

 

ぐっちゃんは前回のあひさんとの釣行で春マサを上げてはいますが、

シーズンイン宣言には実績が足りないと自粛しておりました。

これは週末自分で複数釣果を上げてシーズンイン宣言しなければなるまい!

というわけで、4月22土曜日に釣行してきましたよ。

 

今回のパートナーは相棒I君。

出発時の気温は13度でした。

ただしこの日は曇り予報で15度くらいまでしか気温が上がらない予報です。

防寒着までは不要でしょうが、軽装だと寒いかもしれません。

 

前日の夜に夜間航行灯が点かないことに気付きました。

これは釣行の翌日である23日に修理をするのですが、この日は夜間航行不可です。

現地着はAM4:00。

ステキチさん、たーさん&ミーサンが準備中でした。

宮ちゃんの車があって、程なくあひさんがさぶろく丸を背にハイエースで登場。

準備終了間際に遅れてお初のBigさんも登場しました。

後で海上にてタダノさん、もう一艘のNEO390にもお会いしましたので、

土曜日としてはまずまずのメンバーでしたね。

 

一足先に出航したあひさんのさぶろく丸を一気に追い越し、一足先にポイントに到着です。

朝は比較的波が穏やかでした。風は北東からで予報よりは強いかな、程度。

この日も前週に引き続き西のポイントを目指します。

春のこの時期は例年トップで大物が上がりますので、

今年まだ実績がないキャスティングからスタート。

いかにも釣れそうな海の色と波。

ただしシャローはほとんど潮が流れていませんでした。

ボートもほとんど動きません。

頑張って投げ倒しますがノーチェイス。1時間ほどでキャスティングは諦めました。

 

続いて西の深場、ジグング実績ポイントに移動します。

沖は潮が西から東にけっこう流れていました。

風は北東からなので潮とは逆です。

この日は風が勝って、ボートは北東から南西、岸寄りから沖側に向かって流されます。

ようやくここにベイトがいました。

この日のベイトは、どの海域でも水深60~80mの間にいました。

60m未満の水深では、単発的にベイトがいる場所はあっても継続しませんでした。

気合を入れてしゃくるI君。

来週八丈島遠征を控えているI君、予行演習にと260gのジグと5.5フィートの硬調ロッド持参です。

このタックルで水深70m以上ですから、体に来ますね。

少し心が折れかかったころに、I君にファーストヒット!

「あたった!」

大きくアワセを入れます。

フッキングしたか、というリアクションの後に、

「あれっ?」

おそらくがっつりジグに噛みついたのですが、

260gのロングジグがでかすぎてうまくフッキングしなかったようです。

 

AM8:00、またしてもI君にアタリ。

水深は71m。

ご覧のような好反応の中でした。

「よしっ!」

今度はちゃんとフッキングしたようです。

でも、

「あれ?あれれ?」

「どうした?」

「…全然引かない。」

ナイスサイズのバーサーでした。

軽く40cmオーバーです。

260gのジグがでかすぎてわかりづらいですが…。

魚探の反応は魚サイズから考えてサバではありませんね。

ベイトを追って大きなサバが迷い込んだ感じでしょうか。

 

その後80m以上の水深まで探り続けますが…、

魚探の反応とは裏腹にアタリはゼロ…。

ちなみに水温ですが、

ん?14.8度?

またぐっちゃんの魚探の水温計が狂っているのか?

後からたーさんやステキチさんに確認したところ15度なかったとのことだったので、

どうやら今日の魚探水温計は正しかったようです。

2日前のsaiさんの情報では、水温は16.5度だったとのこと。

つまり、2日で2度近く下がったということになります。

どうやらこれが、ベイトがいるのに食わない原因か?

 

少し浅場に移動しました。あひさんが先週ヒラメを釣ったポイントです。

ここに、

泳がせの魔術師、ステキチさんが電動ジギング&電動タイラバでウィーンウィーンとやっていました。

ベイトの方は、

ここは浅いのにいますね。さすが、ステキチさんはポイント選びがうまいです。

ここでしばらくステキチさんと一緒に60m過ぎまで流しましたがやはり不発。

 

ここで、I君が信じられない一言を言いました。

「さ、寒いっす…」

最初にも書きましたが、この日の最高気温予報は15度です。

曇りなので日は出ていません。

風は予報よりも強く、この時間には5~6m/sは吹いているでしょう。

 

そして、4枚前のサバを釣り上げたI君の写真を見直してみると、

この男、素足にクロックスのサンダルです。

写真ではわかりづらいですが、上半身もかなり薄着。

ぐっちゃんはレインウエアの下にトレーナーを着ていましたので寒くはなかったのですが、

I君、寒さで戦意喪失です。

「一時帰港するか?」

「いえ、続けるならそのまま移動しましょう」

I君はいそいそとスターン側の生簀の上に座り込みました。

ここで西側を諦めていつものジギングポイント方面へ移動します。

時間はAM9:30。

既に東風が強くなっていたために、東側に移動するのは波に向かって進むことになります。

時速10~15kmほどで進みますが、それでもこのスプレー。

風が斜めから吹いているときは、その風にスプレーが乗って体にかかります。

さすがにNEOと言えど、風があるときは濡れますね~。

いつものポイントに着くころにはレインウエアがびしょ濡れでした。

 

寒い中で移動中寝入ってしまったI君、ちょっと心配になって、

「おい、これ飲めよ」

とぐっちゃんがステンレスボトルに入れてきたホットカフェオレを飲ませました。

矢印のステンレスボトルです。

「おー、暖かい!復活しました」

暖かい飲み物が冷えに最も効果的である事が証明されましたね。

 

水深50mから流し始めました。

ベイトはいますね。

ただ、場所によってムラがあり、水深60m以上で安定する感じです。

なかなかアタリはありません。

時間はAM10:50。

水深60m余、着底して3しゃくり目くらいで、

「ココンッ」

とアタリました。

「おー、やっと来ましたか!まさに粘り勝ちですね!」

「おう!来るには来たけど…」

「何ですか?」

「すごい暴れるんだけどドラグ出ないし、重量感がいまいち…」

「へー、何ですかね?」

そんな会話の中、上がってきたのは、

「おめーじゃねーし!」

80cmクラスのサワラでした。

実は尾の近くにスレがかりしていました。

それで、サワラとは思えないパワーを感じたわけですね。

何とかボウズは逃れましたが、釈然としない釣果でした。

このサワラ、リリースしようか考えましたが、

こいつの顔が思い浮かんだので持ち帰ることにしました。

 

この後またしても長い沈黙が来ます。

I君、かなりだれてきてバウレールにもたれかかって寝てみたり…。

正午が近づき、ぐっちゃんもかなりだれていました。

水深50mラインまで戻り、また沖に向かって流し始めますが、魚探の反応がイマイチです。

I君はすぐ後ろの生簀の上で寝ています。

やっと魚探にけっこうな反応が出て、ぐっちゃん1人でジギング再開です。

「ゴンッ」

底から5mくらいで激しいアタリです。

「おおっ!きた~!!」

がっちりフッキング。

ずしんと来る重さがロッドに伝わります。

横にいるI君に、

「おい、かかったよ、ネット用意して!」

「ふにゃふにゃ」

「おい、起きて!釣れたよ」

「ふにゃ?」

「だからかかったって!」

「へ?おいら寝てませんよ、ぼーっとしてただけです」

「あれ、なんでファイトしてるんですか?」

この男、大嘘つきです。

どう考えても寝てたでしょ、あんた(爆)

何?そのふにゃふにゃって!

可哀そうだから起こさないようにこっそりジギングしたんですよ。

かけた瞬間大きそうだと思ったのでI君を起こしました。

そしてドラグが出て…、

 

出ません。ドラグは全然出ません。

最初にかなり暴れたのですが、その後トーンダウン。

やたら重いですが、引かないんです。

「あれ~、また変なのかけちゃったかも」

そして敵が水面に…。

「おめーじゃねーし!part2」

なんとロングジグで65cmクラスのヒラメゲットです。

これはちょっと嬉しいかも。

 

さらに5分後、

I君はバウに移動しましたが、まだ寝ぼけているようで水分補給しながら休憩中。

「ガンッ!」

またしてもぐっちゃんにアタリ。

この日一番のファイトです。

「これは間違いなく青物!」

「やっと来ましたね!」

けっこう暴れますが、その割にはドラグが出ない…。

まさか…、

「おめーじゃねーし!part3」

この時期に信じられませんがショゴでした。

 

結局このヒラメとショゴが釣れたわずかな時間が時合いでした。

その後はまた静かな海へ…。

ぐっちゃん、とりあえず3種釣ったので余裕の休憩。

寂しげなI君の後姿。

けっこうな時間寝ていたとはいえ、260gのジグが筋肉を蝕んだようです。

上げ止まりのPM1:00にストップフィッシング。

I君、サバ1匹→リリース

ぐっちゃん、サワラヒラメショゴ

この差は、寝ていたか、しゃくり続けたかの差でしょう。

ぐっちゃんはI君の倍近く釣っていたはずです。

 

帰航すると、あひさんは既に尻尾を巻いて?退散した後でした。

タダノさんもステキチさんも惨敗。

ミーサンのタイラバにもアタリが無かったそうですから、相当厳しい海でした。

ステキチさんにショゴを押し付けて、サワラとヒラメをお持ち帰りです。

平均的な移動距離でした。

想像よりも波があったので全開走行はできませんでした。

最高速は帰航直前に一瞬出しただけで、ほとんど10~20㎞/hで走行しました。

 

なんとなく魚を釣っているので記事は書けましたが、

よく考えればヒラマサ開幕宣言という当初の目標はトホホでした。

うーん、I君との負のスパイラルコンビが問題なのか、

一気に水温が下がった海況が問題なのか…。

この厳しい海で、魚の顔を見ただけで良しとしましょう。

 

お土産的には明らかにヒラマサやワラサより喜ばれる組み合わせです。

 

ヒラメの刺身、

今回は珍しくサワラの卵も煮つけてみましたよ。

卵の煮つけの左側にはサワラの塩焼きも見えますね。

写真はありませんが、サワラの刺身、まいうーでした。

刺身の味はサワラ>ヒラメでしたね。

こゆきも久しぶりの魚入りエサで、サワラの素焼きを与えましたよ。

 

残念ながら開幕宣言はできませんでした。

来週は早くもゴールデンウィークです。ぐっちゃんは9連休。

途中法事で帰省しますが、何回か浮くつもりです。

今度こそ開幕宣言したいですね。

その前にもう1本記事を書くつもりでいます。

大した釣果もないのに長文にお付き合いいただきありがとうございました。

 

それではまた おやすみなさい

 

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あひさんとタンデム!春シーズンヒラマサ1号ゲット♪

2017年04月17日 | NEO390 釣行記

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週末には帰ってくるはずだった車検中のエスティマ、

部品の配送トラブルとかで17日の月曜日まで整備に時間がかかることになりました。

天気の方は15日土曜日が爆風、

16日日曜日は風が納まってかなり暑くなりそうな予報です。

どうせ部品が無くて週末のエスティマの整備はできないわけですから、

土曜日エスティマを取りに行って、日曜の夜か月曜の朝再び持ち込めば良い、と考えました。

「よーし、日曜日浮くぞ!」

 

土曜日に内房がホームのあひさんからLINE。

「明日行く人いますか?」

早速、おいら行くよ~、と返したところ、

「乗せてください!」

あひさんは普段は餌釣りメインですが、おいらのNEOは原則ルアー船です。

「ジギング、キャスティング、タイラバのみOK、餌釣りNG」

という条件でタンデムが決定しました。

 

出発時の気温は14℃。時間はAM3:00です。

これは暖かいですね。1ヶ月前の最高気温です。

ちなみに日曜日の最高気温は25℃と今年初の夏日を記録しました。

 

前日の暴風に加え、少し前まで日曜日も風が強い予報でしたから、

この日の参戦はとても少なかったです。

安定のたーさん&ミーサン夫妻、最近常連のJBB280さん、

そして我がNEO-Gucchan号のあひさんとぐっちゃん。

わずか3艘でした。

 

この日はPM1:00くらいが最も潮が低くなるド干潮で、

スロープは11:00~16:00くらいまで使えなくなりそうです。

つまり、11:00前に早上がりするか、16:00過ぎまで頑張るかどちらかです。

あひさんは自分の車で来ているので、昼には上がる宣言。

できれば午前中勝負を決めたいところですね。

 

多少波っ気があることを想定し、日の出時刻とほぼ同時に出航です。

この日は南西風です。

波もいつもの南東から北西向きではなく南西側から北東に向かっています。

つまり、西から東への移動はけっこう楽ですが、東から西への移動は大変そう。

そこで波の穏やかな早い時間に西に移動してしまい、

状況に応じて東に移動するという作戦を取りました。

 

ぐっちゃんはジギングですが、あひさんはタイラバメインでジギングがサブです。

せっかくなのであひさんに真鯛や根魚を釣ってもらいたいと思い、

真鯛やアカハタの実績が高い20~30mラインから流しました。

盛期にはヒラマサも出るポイントですが、残念ながらこの日はベイトが薄い感じです。

続いて少し沖のジギング実績場へ。

水深は約60m。

想定通り、このラインにはいい感じのベイトがいます。

頑張ってしゃくりますが、全然アタリがありません。

なんとなく、前回Ken君と同行して玉砕したパターンに似ています。

あひさんもジグっていましたが、すぐに心が折れたかタイラバにチェンジ。

NEOのバウに座ってマキマキするあひさん。

I君やKen君はジギング船で立ってしゃくるのに慣れていますから、

NEOでもコンソールボックスに腰を当てて立ってジギングするのですが、

あひさんはミニボートさぶろく丸の船長ですから、座って釣る方が慣れているんでしょう。

 

ベイト反応はずーっと続いています。

60mラインから東に向かって流されるのですが、

それに伴い少しずつ岸に近づくのと、根の上を通過するのが重なって、

徐々に水深が浅くなります。

水深53mくらいになったときでした。

ベイトは20mからボトムまで広く反応があります。

感覚ですが、底から30mくらい巻いて、そろそろ反応がなくなる水深だなーと思う頃に、

「グゥオンッ!」

すごいアタリでした。

ジグの回収モードに移行する直前だったのでビックリ!

でも、反射的にアワセ。

やや硬めに設定していたツインパワーのドラグが、

「ジジジジジッ」と鳴りました。

激しい首振りと大きなトルクがロッドと腕に伝わってきます。

「これは…、ワラサじゃないかも…」

あひさんがファイト中のぐっちゃんに気づきました。

「おおっ、来ましたか!ワラサですか?根魚?」

「このパワー半端ないよ。少なくとも根魚じゃない!」

けっこう時間をかけて、ラインを出したり巻いたりしながら徐々に魚を引き寄せます。

水深53mですがかかったのは20mですから、パワーのダイレクト感が半端なかったわけです。

「お、青物だ!」

魚が見えました。黄色いライン、見慣れた?体型と胸ビレの位置。

「ヒラマサだね!」

あひさんがうまくランディングしてくれて、春シーズン1本目のヒラマサゲットです。

75cm、4.3kgでした。

ヒラマサにしては丸々太っていましたよ。

アングル変えて…もう一枚。

うーん、この眼鏡かけているとたーさんに見えますね。

魚が釣れなくなるかも…。

この眼鏡使うのやめようかな…(笑)

 

とりあえず、この1本でぐっちゃんには夕方まで粘る必要はなくなりました。

後はあひさんです。

さらに流されて50mを下回る水深になったところで、

「キタッ」

あひさん、漢のジギングでヒット!

「おー、引く引く~、ん?んん?」

なにかおかしいです。

「あれー、急に引かなくなっちゃいました~」

「ネット要る?」

「要りませーん」

まずまずのサイズのカサゴちゃんでした。

この日初ゲットに超笑顔のあひさん。

お見せできないのが残念ですが、目線入れていても喜びが伝わりますね。

 

続いてはあひさんがタイラバで釣り上げました。

ナイスサイズのマトウダイです。

またしても全身で喜びを表現するあひさん。

カサゴに続いてマトウダイも生簀へGOです。

さらにあひさんはカサゴを追加。

「いやー、タイラバでこれだけアタリがあると楽しいですわ」

その後もあひさんは大物を2度ほどバラすなど、高活性を堪能します。

ぐっちゃんも追加が欲しくなって、

「ちょっと沖まで移動していい?」

と大人げなく岩礁帯を離れて80mラインへ。

ここでもベイトはたくさんいましたが、青物の追加はありませんでした。

 

再び50mラインに戻ってぐっちゃんジギング、あひさんタイラバで頑張っていると、

「おおー、ついに来ましたよ~!」

「何?真鯛が来た?」

「そんな感じです。今回はけっこう引きますよ!」

確かに柔らかめのタイラバロッドが満月になっています。

ぐっちゃん、記念に動画を撮ろうとスマホをいじります。

「あっ、ヒラメだ!」

なんと、タイラバにヒラメが食ってきました。

ランディングネットをあひさんに渡し、ぐっちゃんは撮影を継続します。

無事タモ入れを成功させ、超ハイテンションのあひさん。

この時の動画があひさんのブログでアップされるかどうかは不明です。

あひさんのブログ「三度のメシよりボート釣り」はこちらから

とにかく、これで二人とも満足です。

早上がりが決定しました。

 

この後、定番ジギングポイント周辺へ移動して追加を狙いました。

こんな感じで40m~60mラインに広くベイトがいますが、青物はお留守でした。

 

予定を少しオーバーして、AM10:40頃にストップフィッシング。

あとほんのわずかで出航場所というところで、

プスプス…と音を立てて船外機が止まってしまいました。

すわっ、またトラブルか?

なんて思いませんよ。

実はこの日、12リットルの予備タンクのガソリンを使用していました。

この12リットルタンクが空になったというわけ。

つまりガス欠です。

すぐに25リットルのメインタンクに変更して再始動です。

 

AM11:00少し前に帰航しましたが、潮の引きが思ったより激しくて、

ボートをトレーラーに乗せてエスティマで引っ張るときに、

タイヤがスタックしてけっこう苦労しました。

うーん、やっぱり本格的な4WDが欲しいですね。

たーさん&ミーサン、JBB280さんにボートを押してもらい、

トレーラーがほとんど海水に浸からない状態でボートを引き上げました。

みなさん、ありがとうございました。

また、あの状態(と言ってもわからないでしょうが)でボートが上がってしまうのは、

さすがNEO専用トレーラーというところでしょうか。

 

波気とうねりがけっこうあったため、この日は一度も全開にしませんでした。

ほとんど10~20km/h程度で移動していました。

波に向かう時よりも、うねりを斜め後ろから受けるときが一番危険です。

スピードよりも安全重視ですね。

35km弱で12リットルのガソリン消費ですから、

1リットル当たり3kmという燃費です。そんなもんでしょうね。

 

釣れた魚は全てあひさんにお持ち帰りいただきました。

あひさんは料理の腕も一流ですから、きっとヒラマサも本望でしょう。

きっと魚料理の内容もブログアップしてくれるはずです。

それにしても、あひさんはヒンカーズジャパンという貧果を競う団体の代表だったはず。

「これでヒンカーズカップから脱落なんじゃないの?」

「そうですね、最下位決定ですわ、へへへ…(笑)」

 

あひさん、気が向いたらまた乗ってくださいね。

夏になったらさぶろく丸乗船を無心するかもしれませんから、その時はよろしくです。

 

早上がりしたのでエスティマは余裕で夕方に丸重自動車に届けることができました。

さあ、待望の春マサが釣れましたよ。

来週からもっとスパートしたいと思います。

それではまた おやすみなさい

 

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燃料残量ゲージが復活しました

2017年04月13日 | 通販・買い物

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ぐっちゃんは昨年末に小型船舶操縦免許の更新をしたのですが、

その時に視力が相当低下していることに気付きました。

17、8年前にレーシック手術をしてから、

ほぼ1.2~1.5くらいの視力があったのですが、一気に0.5に低下です。

パソコンとスマホのせいでしょうか、超久しぶりの近視。

しかも年齢とともに乱視が酷くなっていまして、

ついに今年に入って運転に支障があると判断し、眼鏡を作りました。

 

これまで裸眼にサングラスをかけて釣りをしていたのですが、

メガネがあるとサングラスができません。

コールマンのオーバーグラスを買ってメガネの上からサングラスをしたりしましたが、

何ともしっくりきません。

 

そこで、

おしゃれ?なアウトドア向きの眼鏡を新調しました。

白いフレームで遊び心いっぱいでしょ。

見た目は普通のレンズですが、紫外線を浴びると変色する調光レンズなんです。

日中に外に出ると、

こんな感じ。薄めの色のサングラス調ですが、ぐっちゃんにはちょうどいいです。

あんまり濃いサングラスは苦手なので。

惜しいのは偏光レンズではないことですが、

ボート釣りではあまり偏光レンズの恩恵をうけないばかりか、

むしろ魚探やプロッターの画面がちゃんと見えるので、非偏光レンズで正解だと思います。

 

ただ、この白レンズフレーム、非常に評判が悪いです。

まずは家族に散々バカにされ、

会社で同僚たちにけなされまくりました。

昼食に眼鏡をかけて出かけてみると、窓や鏡に映るぐっちゃんはどう見てもチンピラです(汗)

こりゃ、昼間外にしていけないな~というのが正直な感想。

でも、NEO-Gucchan号の上ならば180℃変わって超カッコいいはず(?)

正直、今までかけていたメガネはフレームが細くて頼りなく、

アウトドアには向かないな、というのが実感でした。

というわけで、次回釣行からこの白いフレームの眼鏡をしていきますよ。

 

どうでもいいですが、ぐっちゃんの顔、丸すぎですね。

もっと精悍な切れ者のような顔だと自覚していたのですが…(爆)

 

 

前振りが長くなりましたが、ようやく本題です。

前回報告した25リットル燃料タンクのキャップ兼残量ゲージ、代替品が届きました。

左が旧品、右が新しく届いた代替品です。

よーく見てみると、

赤矢印部分をご覧ください。

先端(実際に使う時は一番下になる)部分にプラスチックのフロート止めがついています。

そして黄矢印部分。

フロートの大きさが違います。形状も違いますね。

おそらくですが、フロートの動きが悪くなるトラブルが多いのでしょう。

そして最新の物は、その問題点が改善されているのではないでしょうか。

それが、フロートの浮力アップとフロート受け(下の部分)だと思います。

 

試しにお風呂で旧品のチェックをしてみました。

相手が水(お湯)ならばなんとかフロートは動きます。水の方がガソリンよりも重いしね。

たまーに途中でフロートが止まってしまうこともあり、

これはフロートの中を通っているねじれた金属棒が少し曲がっているのと、

上部のゲージに繋がっている部分がやや動きが鈍いののどちらかが原因でしょう。

上部の接続部分にCRC-6-66を噴きかけ、

手の感覚を頼りに少し曲がりを修正したら、若干動きは良くなりました。

この旧キャップも捨てないで予備で取っておこうと思います。

 

新しいキャップは早速タンクにドッキング。

今まで絶対に指し示さなかった中間部分でゲージが止まっていますね。

燃料タンク&残量ゲージ、見事復活です。

 

今週末も天気が怪しいですね。

予報が良い方に外れてくれることを祈りましょう。

 

それではまた おやすみなさい

 

 


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悪天候の週末、漢のロマンはここにあり!

2017年04月09日 | 通販・買い物

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桜満開の週末、

天候はあいにくの雨模様。

海は強い南風が吹いて大荒れのようです。

 

雨の合間に、

こゆきの散歩。

 

そして、

11年経過した我が愛車エスティマの車検が近づいてきました。

4WDに買い替えたいけど先立つものが無く、

ヒッチメンバーとボートの操舵システムを付けてもらった、

丸重自動車さんへ車検の申し込みをしました。

見積もり→整備をウィークデーで済ます計画で、

エスティマを置いて台車を借りてきました。

台車は13年物のアリオン。エスティマより低年式です。

走行距離160000km余はエスティマとほぼ同等ですね。

最近の車はよくできていますね。

このアリオンも普段使いには何の不備もありません。

 

 

さて、題名の漢のロマンですが、

今週のように悪天候で海に行けない場合は、ここになります。

そうです。ホームセンターです。

写真は日曜日に行ったカインズですが、

土曜日はロイヤルホームセンターに行っていました。

基本、この2店舗がぐっちゃんのホーム店です。

ぐっちゃんはホームセンターが大好きで、時間があれば半日くらい平気で過ごせます。

いろいろな道具を見て次のDIYを考えたり、

艤装Goodsを探したりしています。

ゴムボート時代に比べて、NEOはあまり艤装するものが見つかりませんけどね~。

 

今日ホームセンターに行ったのは、こゆきのエサやトイレシートを買うためだったのですが、

例によって資材館をうろうろしていました。

 

そこで目についてしまったものが、

高圧洗浄器です。

高圧洗浄機はケルヒャーが有名ですが、

ケルヒャー 高圧洗浄機 K 2 ホームキット
 
 

ちょっと高いです。

 

この日のカインズでは、ネット販売と同じくらいの価格で、

リョービ(RYOBI) 高圧洗浄機 AJP-1310 699800A
 
 

これが特価販売されていたんですね。

昨日がシンプルな廉価バージョンですが、ぐっちゃん的には十分なので、

ほとんど衝動買いしてしまいました。

 

使い道は当然ボートの洗浄と車の洗車くらいですね。

家の壁を洗おうなんて思っていません。

 

こんなもの簡単な構造だからと、

持ち帰って取説も見ずにセットしてみたら、

水が派手に漏れて全身びしょ濡れになってしまいました(汗)

ノズルのセットにレンチが必要だとは想定外でした(笑)

 

改めてセットして試してみました。

なかなかのパワーです。

5mの高圧ホースは意外に短くて、付属のホースや電源コードも短いので、

長めのホースと延長コードが必要ですね。

 

ステキチさん情報では、

高圧洗浄機を使うと魚の鱗がきれいに取れるそうです。

ネットで検索してもけっこうやっている人がいますね。

次に魚を持ち帰ったら試してみようかな。

 

 

話は変わって、

NEOには25リットルと12リットルの2つの燃料タンクが乗っています。

このうち25リットルの方が、

矢印の蓋件燃料残量ゲージに問題があって、

矢印部分の浮力体がうまく動いてくれません。

写真のように外して動かしてみると、何の問題もなく動くのですが、

タンクにセットするとゲージはEのところから動きません。

これでは本当の残量がわからず不安です。

 

ネットで探しても、純正品の蓋件残量ゲージだけを販売しているところが無かったので、

またしても油圧操舵システムをお願いしたホンダマリン販売さんに問い合わせ。

ホンダには在庫があるということで、この部分だけを購入できそうです。

タンクそのものを買い替えるのはもったいないですもんね。

 

というわけで、釣りに行けない週末もけっこう忙しいんですよ。

実はもう一つ行きたいところがあったのですが、

残念ながら行けずに持ち越しとなりました。

それは、

こゆきの予防接種です。

もうそんな季節なんですよね。

それにしても、毎年の事なのですが4~5月は出費がかさみます。

衝動買いしている場合じゃないですよね。ちょっとは節約しなきゃ。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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花見シーズン&キールガードメンテナンス

2017年04月05日 | メンテナンス


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また今年も花見シーズンがやってきました。

本日4月5日はポカポカ陽気で、日中は上着が要らないくらいでした。

東京の桜は日本一早く開花します。

今年も開花宣言は3月21日でしたが、

その後の気温が上がらずに、4月5日現在5~8分咲きといったところです。

 

人形町甘酒横丁近くの小公園の桜。

もう少しで満開です。

 

中央区体育館がある浜町公園。

木によってまだ2分咲きというものから、8分咲きまで様々な桜があります。

満開にはもう少しですが、今週末は天気が悪く強風が予想されるので、

今週のウィークデー、もっと言えば今日明日が花見のピークだと思われます。

公園は御覧のように昼間から盛り上がる集団がいたり、

ポツンと広いブルーシートに座って場所取りをしている若者がいたり…。

 

自宅近くの地元の盟主宅には立派な桜の木があって、

こちらも7分くらいは咲いていました。

今年は長男が中学に入学するのですが、

10日の入学式まで桜はなんとか持ちそうですね。

週末の爆風次第ではありますが。

 

ところで2日の日曜日から今日まで、

奥さんと子供たちは春休みを利用して奥さんの実家に帰省していました。

その間ぐっちゃんはこゆきと二人暮らし。

最近はゲートを体当たりで動かして、こゆきエリアからダイニングキッチンに出てくることも…。

一昨日、昨日と家に帰ったらスリッパや靴下があちこち散乱していました。

ゲートの内側で何事もなかったようにお座りしてお迎えするこゆき。

でも、わかってるんですよ、あなたがいたずらしたってことは!

 

ここでちょっとだけボートネタです。

自作のアルミ板で作ったキールガードが剥がれかけていて、

修理が必要な状態でした。

完全に剥がして別のガードを取り付けるか、

そのまま貼り直すだけにするか悩みましたが、

今回はバスボンドで貼り直すだけにしました。

昨夜上の写真のように貼り付けて固定し、

見た目は汚いですが御覧のように固まりました。

 

キールガード復活。

このような小さなメンテナンスが毎回のようにあります。

ボート釣りをする人は、艤装やメンテナンスも含めて趣味だと思っていますし、

このような作業もけっこう楽しいです。

 

既に書いたように、今度の週末は天気が悪そうです。

土日とも南風が暴風というレベルで吹きそうで、ボート釣りはちょっと厳しそうですね。

さて、何をしましょうか。

 

週末、天気予報が好転しないかな~。

それではまた おやすみなさい 

 

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荒れ予報、強硬釣行with KenKen

2017年04月03日 | NEO390 釣行記

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3月30日は次女の16歳の誕生日でした。

初代Gucchan号の進水式で一緒にボートに乗ったのが、もう5年前なんですね。

早いものです。

 

今週末、天気予報は二転三転しました。

はじめは日曜日は雨予報で、ボート釣りは無理かと思われましたが、

雨は土曜日に前倒しになり、穏やかな釣り日和?という予報に。

その後徐々に波風が強い予報への変わってきて、

最終的に出せるけど釣り辛いだろうなーというギリギリレベルの予報に落ち着きました。

 

普段は外房のジギング船の常連で、時には玄海灘まで遠征してしまう釣り仲間のKen君から、

「NEOに乗りたい!」

という申し入れ。

Ken君は自身もゴムボートオーナーですが、

体力不足+腰痛持ちにつき2014年から数えてまだ数回しか出航していません。

KenKen号と一緒に出航した過去記事はこちら

どうやらKen君はトレーラブル艇を狙っているようです。

まずはNEO-Gucchan号でトレーラブルボートを体験してもらいましょう。

ちなみにKen君は昨年末から絶好調で、連勝記録更新中です。

 

4月2日日曜日、AM3:00に自宅を出発。

現地着はAM4:30少し過ぎたころでした。

既に東の空は少し明るくなりだしています。日の出はAM5:25です。

ずいぶん早くなりましたね。

 

NEOカワノさん、たーさん&ミーサンは既に準備完了。

ステキチさんは準備中。

カワノさんのお友達?のNEO374艇がもう一艘。

その他にはコンソールがあるFRP+ゴムのリブ艇も参戦。

さすがに予報が悪いせいかゴムボートは最強仕様のたーさん艇とリブ艇のみ。

ちょっと気楽に出航というわけにはいかない天気ですから~。

 

AM5:30、日の出時刻とほぼ同時刻に出航です。

海はごらんの通りちょっと複雑な波があります。

風は北東でかなり強め。5~6m/sかそれ以上か…。

沖に行くにしたがって大きく間隔の狭いうねりが出てきました。

これはけっこう厳しくなるか?

ここでKen君が突然、

「アネロン飲み忘れてました。今から飲みます」

と申告。

確かに乗り物酔い止めがないと船酔いしそうな波とうねりです。

 

まずは定番ジギングポイントに行きました。

水深30mの根から50mくらいまでの掛け下がりを狙ってみます。

Ken君はバウに立ってのさすがのしゃくり。

強いしゃくり、スローなしゃくり、ハイピッチな細かいしゃくり…、うん、参考になります。

ぐっちゃんもジグを投入。

わずか2投目で、

「コツンッ」

というアタリ。

「お、あたった!」

「え、もうですか?」

「いや、でも全然引かない。これは根魚っぽいな。」

「マハタだったらいいですけどね~」

なんてやり取りの後に上がってきたのは、

目ん玉飛び出したカサゴちゃん。

とりあえず生簀に放り込んでおきました。

 

水温は17度と高めです。

何が釣れてもおかしくない水温ですね。

 

ただ、このラインはベイト反応がやや薄く、早々に移動です。

この日は干潮が14:00頃で、1日のうちこの時間帯が最も潮が低くなります。

浅くなりすぎるとスロープが使えなくなるので、この日は11:00がタイムリミット。

ベイトが薄いエリアはさっさと見切りをつけて、ベイトを探し回ります。

 

次のポイントは水深60m。

ベイト反応は、

ごらんの通り。

濃すぎず薄すぎず、一番青物が期待できるベイト反応です。

が、全くアタリが出ません。

次に移動したのが80mライン。

ここは60mライン以上にベイト反応が豊富でした。

が、潮流がバカッ速い!

風が北東から南西、潮流は南西から北東、相反します。

風は体感で10m近く吹いていますが、

潮流に負けてボートは西から東に2~3km/hで流されます。

そして投げ入れたジグは、ボートよりもさらに早く西から東に流されて、

あっという間にラインが斜めになってしまいます。

思いっきり潮流の上流側にジグを投げ入れても、着底の時にはボートの真下を通り過ぎています。

これはしんどいパターンです。

途中までしゃくって落とし直すことはほとんどできません。

一度海水面までジグを巻き上げて、再び潮上に向かって投げ込む必要があります。

潮がジグに当たって、150gのジグが300gぐらいに感じます。

この感覚は悪くはないのですが、釣れなければとんでもなく疲れが溜まるんです。

 

そして、

御覧のような波。NEOじゃなかったら退散レベルです。

さらに写真からはわかりにくいですが、3mはあるだろう大きなうねり。

ポイントに入れなおすときは東から西へ操船しますから、うねりに乗る形になるのですが、

まるでジェットコースターです。

うねりに乗り上げると操船がままならなくなり、ちょっと危険です。

少し沖から岸寄りに向かって操船すると、

今度は波がもろに船首に当たって、

乾舷の高いNEOのバウを乗り越えて海水が大量に入ってきます。

自動排水なのですが、排水よりも入り込む海水の方が多くて、一時期水船みたいになりました。

移動中はKen君にスターンの方に移動してもらうことに。

と、スターンに座り込んでいたKen君から信じられない一言が…。

「ぐっちゃん、俺、船酔いしちゃいました…」

な、なんですと!

大荒れの玄海灘に乗り込んで、ヒラマサとワラサとクロマグロを釣り上げるような男です。

まさかまさかのKen君ダウン。

この時点で時間はまだAM7:00でした。

「一度戻って休むか?」

「いや、時間がもったいないんでこのままで…」

そんなやり取りの後、なんとこの格好でKen君、2時間以上動かなくなりました。

 

この日のプランとしては、最後に西に移動して別のポイントをと思っていました。

ただ、西への移動は行きは大丈夫でも、戻ってくるときはびしょ濡れ必至です。

まして、スターンで座り込んで動かなくなってしまったKen君。

西まで大移動するのは冒険です。

結局少し波のマシな60mラインに戻って、ぐっちゃん一人でジギングを続けました。

 

細かい移動を繰り返しベイト反応のあるところでしゃくり続けますが、

ぜんぜん釣れません。

時間はもうAM9:30。Ken君が座り込んでしまってから2時間半経過。

この日のタイムリミットはAM10:30と思っていましたから、

もう1時間しかありません。

ここでようやくKen君が起きだして、何とかジギングを再開しました。

しかし、ベイト反応は相変わらずすごいのに、アタリは皆無。

海は相変わらず荒れています。

時間とともに風が弱まる予報でしたが、AM10:00になっても風は納まりません。

 

Ken君は朝の1時間ちょっとと、目覚めてからの30分しか釣りをしていません。

最後の賭けで、トップでもジギングでもヒラマサの実績があるポイントを攻めましたが、

最後までアタリが無くジ・エンド。

AM11:00少し前に沖上がりしました。

ハンディGPSは出航後すぐにスタートボタンを押したのですが、

ボートの揺れでストップボタンが反応してしまったらしく、

AM9:00に再スタートさせました。

つまり、上の時間よりは3時間ほど長く沖にいました。

距離も写真の数字の3倍くらいは移動しましたね。

最高速度は最後の最後に岸寄りで記録したもので、この日の波では速度はあまり出せませんでした。

 

ところで修理した船外機ですが、とても順調でした。

当たり前ですが警告音は一度も鳴りませんでしたし、

インペラー交換の成果か冷却水の排出もばっちりでしたよ。

 

Ken君とのタンデムなら何本釣れちゃうんだろうくらいに思ってやってきましたが、

まさかの準ボウズでした(朝イチのカサゴが唯一の魚です)

エースのKen君は実釣時間2時間弱の何とも悲しい結果になってしまいました。

結果論ですが、一番ベイト反応が強く出ていた80mラインを、

潮流と波に負けて早々に諦めたのが敗因だったのかもしれません。

遊漁船はワラサフィーバーが続いていたようなので、

ポイントを探して動き回れる海況ではなかったことが全てでしたね。

 

Ken君は終わり間際にもまた少し気持ち悪くなったそうです。

この日は体調も良くなかったかもしれません。

アネロンを飲むのも遅すぎました。

おそらく、アネロンを飲んだ時点ではもうかなり酔っていたのではと思われます。

さすがのアネロンも酔った後に飲んでは効果半減です。

本人曰く、船酔いは10年ぶりくらいだそうです。

Ken君のNEOデビューは散々になってしまいましたが、

NEOの良さは実感してくれたと思います。

特に準備と片付けの簡単さは、ゴムボート経験があるだけに感動物だったはず。

次回はきっちりリベンジしてくれるはずです。

 

Ken君、これに懲りずまたNEO-Gucchan号に乗ってくださいね。

それではまた おやすみなさい

 

 


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