今回は観光報告です。
以前報告した談山神社やキトラ古墳と同じ日に行っているので、
もう1ヶ月半以上経っています。
記憶が少しあいまいですが…。
今回も自宅から車で10分程度の距離にある史跡で、
このあたりの史跡としては一番有名じゃないかと思われる『石舞台古墳』と、
『天武・持統天皇陵』です。
このあたりは本当に歴史上の重要な史跡の集まりで、
その気になれば全て歩いて廻れるくらいの範囲にあります。
これが石舞台古墳。
きれいな四角形の大きな古墳で、
中央部の石室を構成する巨大な石が露出して見ることができる珍しい古墳です。
もちろん、できた当初は土で覆われていたのでしょうが、
長い年月にわたる雨風等の影響で、石室が露出したものと考えられています。
古墳と天井石の大きさからかなりの大物の墓であることは確実で、
場所から蘇我馬子の墓ではないかという説が有力だそうです。
入場料は300円、近くに有料の駐車場があります。
少し歩く覚悟があれば、無料で駐車する場所も見つけられると思いますが、
他県ナンバーで路上駐車したり、不適切な場所に停める人も散見され、
地元民や真面目な観光客にとっては迷惑な話です。
うまく駐車場所を見つけられないなら有料駐車場を利用して欲しいと思います。
遠くから見るだけでなく、入場料を払って入ってみました。
続いて、藤原京を作った天武天皇・持統天皇の古墳でもある、
天武・持統天皇陵です。
ここは本当に通勤路にあるので、
毎日この階段を車窓から見ています。
この階段を登ると、
飛鳥時代の最重要人物の一人(二人)である天武天皇とその奥さんの持統天皇。
もっと派手で大きな古墳でもいいんじゃないの?と思ったりもしますが、
古墳時代から飛鳥時代へ移って、さらに奈良時代に向かう直前の重要人物ですから、
こんなものなのかもしれません。
この古墳、周りを1周できるのですが、写真を撮って残すほどの珍しいものは皆無です。
いずれにしろ、日本で初めての都(藤原京)を築いた両天皇のお墓だと思うと感慨深いです。
飛鳥時代は平城、平安時代に比べると歴史が古い分記録が少なく、
それゆえに日本国の創成期の重要な時期にもかかわらず、
奈良や京都のような観光地としての地位が確立していません。
飛鳥史跡を世界遺産へという動きもあるのですが、どうなりますか。
いずれにしろこのあたり(明日香村)は掘れば遺跡が出る、と言われるような地域で、
逆にそれがネックになって観光地としての開発も進みません。
京都や奈良のように、国民全員が訪れるような観光地ではなく、
歴史好きの人がゆったり訪れる場所、という位置付けが、
いいのか悪いのか、ぐっちゃんにはわかりません。
石舞台古墳や天武・持統天皇について、
詳しく知りたい人はネットで検索してみてください。
それではまた おやすみなさい
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