静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

「什(じゅう)の掟」 会津藩童子訓

2012年11月26日 14時41分38秒 | 所感
幕末の戊辰戦争において、会津藩の白虎隊19名が飯盛山で自刃した話は、よく御存じの方もいらっしゃるかと思います。
会津藩では、藩校「日新館」において藩士の教育を行っており、白虎隊の隊員もここで教育を受けていました。

この「日新館」に入学できるのは10歳からですが、入学前の6歳から9歳までの童子教育にも力を入れていました。
「什」とは、藩士の子弟10人前後で組織され、その規範となるのが、「什の掟」です。
小さい子供の時から、人間にとって大切なものを「什」の中で学んでいきます。

残念ながら、学園に入学してくる生徒の中にもトラブルを起こす生徒がいます。
学業以前の基本的な教育ができていればと思うこともしばしばです。
私自身、最近知ったばかりで、恐縮ですが、この「什の掟」を紹介したいと思います。


 什の掟
 1 年長者のいうことに背いてなりませぬ
 2 年長者にお辞儀をしなければなりませぬ
 3 虚言(うそ)をいうことはなりませぬ
 4 卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
 5 弱い者をいじめてはなりませぬ


「よみがえる 日新館童子訓」 (會津藩校日新館発行、2007年4月改定、1000円)

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