静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カツオ釣り込みの練習(1) 2kgサイズ

2012年11月01日 09時51分22秒 | 24年度 乗船実習
乗船実習で、生徒達が一番楽しみにしているのが、カツオの操業実習です。
カツオが疑似餌に喰いついた瞬間の強烈な引き、竿を力一杯絞って上げる時の快感は経験した者にしか分かりません。

生徒達は、模擬かつお(2kgサイズ)で釣込みの基本練習を開始しました。
気合十分ですが、初めてなので、先生方の模範演技のようにはうまくいきません。
特に、竿のしなりをうまく利用して、まっすぐゆっくりと、下から寄せてくることが出来ないようです。

私も、生徒が釣込みの練習をしているそばで、指導する先生の話を聞いていました。


カツオ釣込み練習のコツ
 「きたぁー」と大きな声を出して、動作を開始する。
 カツオの頭を海面から出し、自分の正面まで持ってきて、タイミングを計って力を入れる。
 竿が、水平に対して70度位の角度になるまで、一定の力で、しなりをかけながら引き上げる。
 その後は、竿を後ろまで返さず、80度位で止めて、しなった竿の反動だけを利用してカツオを下から腰元に寄せる。
 この時、左腕でかつおを抱きかかえ、釣り糸は決してつかまない。
 しなりが返って、まっすぐになった竿は、他の人と交差しないように前方に倒す。



  
コメント
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