静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

ミクロネシア研修生2

2018年11月13日 12時17分10秒 | 学園紹介

ミクロネシア連邦から来た研修生4人。
ビックリするくらいまじめに取り組んでいます。

昼食は、彼らが加わったため食堂はいっぱい。
学園の食事を気に入ってくれたみたいで、ご飯のおかわりもしてたくさん食べています。


生徒とは体育を通してすっかり仲良くなりました。
バスケットは上手でしたが、ソフトボールは初めてらしく「ぎこちなく」バットを振っていました。
でも楽しそうでしたよ。


釣り込み練習では、持ち前のパワーを発揮(はっき)!
生徒が苦労する重りを軽々あげていました。
カツオ一本釣り漁船では活躍しそうです。
生徒にも良い刺激になっています。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
私の自宅から学園まで23キロくらい。
これをオートバイ通勤しています。
就職してから、徒歩、自転車、オートバイ通勤のいずれかです。

ときどき、
「オートバイは気持ちいいでしょ?」
と言われます。
本当に快適なときは1年間でほんのわずか。
ほとんどの時期は「暑い」か「寒い」かです。
冬が寒いのは想像つくでしょうけど、夏も大変。
長袖(ながそで)だし、ヘルメットかぶっているし、むき出しのエンジンから熱も上がってきます。
走っている時はまだ良いですが、信号待ちなどは拷問(ごうもん)です。
クルマと違って、オートバイ用品(カッパ、くつ、グローブなど)の出費もあります。
大きな荷物を積むこともできません。雨が降れば濡れます!!!

ちょっとだけ、通勤時間が短縮されますが、デメリットが大きく上回ります。
だから、ほとんどの人はオートバイ通勤なんかしません。

じゃあ、なんでオートバイ通勤するかというと説明は難しいです。
たぶん、価値観や不自由の尺度が違うんでしょう。

漁師の仕事、生活も同じことが言えます。
海で働く以上、陸上の便利さとはありません。
コンビニはないし、テレビ放送も視聴(しちょう)出来ません。
遠洋漁業なら仕事は休みなく何日も続きます。
沿岸漁業なら天候により出漁できない日は多くなりますが、自分の都合で出漁を決められるわけではありません。

でも、今の漁師は自分の意志で漁師になることを選んでいます。
コンビニやテレビがないことより、大自然を相手に魚を捕ることに価値がある人です。
オートバイに乗ることと同じで、独特の魅力(みりょく)があるんです。

これは学園の見学者に、漁師になることを積極的にお勧めしない理由のひとつです。
まず、漁師と言う職業に魅力を感じること。
それがスタート。
漁師は決して楽な仕事ではありません。
しかし、あなたの求めるものが待っているかもしれません。

コメント
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