天候をみて、ようやく「わかたか」を出動させることができました。
今回の実習は「はえ縄」です。
「はえ縄」と言えばまぐろ。
でも静岡県ではトラフク、沖合でのキンメダイも「底はえ縄」で漁獲します。
今回は海面でやる一般的なはえ縄を実習。
幹縄に浮きと枝縄を取り付け、海面に投入。
そして、回収します。
生徒の安全優先で、針なしで行ったので、獲物はありません。
それでも、縄に対する立ち位置など、実習担当の先生がしつこく指導していました。
つぎの漁業実習は、いよいよ遠洋航海実習での「カツオの一本釣り」です。
これは、本物のカツオを釣り上げますよ!
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
11月下旬からは、遠洋航海実習で生徒が不在となります。
生徒の様子を見学したい方は、11月中旬までの平日にご来園ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940
園長のつぶやき
安全についての指導は、学園で一番大事にしているものです。
テレビに映る漁師でライフジャケットを着用しない「命知らず」がいます。
とても残念です。
学園の実習で使うジャケットはごついやつですが、もっとスマートなジャケットもあります。
海で働くすべての漁師がライフジャケットを着けて欲しいです。
学園でチームワークを重要視(じゅうようし)するのも、安全に直結するからです。
海の上での身勝手な行動は、乗組員全員の命を危(あや)うくするかもしれません。
指示を守り、周りのことを考えて行動する。
これができない人を漁船に乗せることはできません。
生徒の中には、団体行動を嫌う人もいます。
団体行動は、一人のときより行動が制限されます。
学園では食事や風呂の時間も決まっています。
自分の好きな時間にしたい。わからなくもありません。でも・・
みんなで行動することができない人は、残念ながら漁師にすることはできません。
漁師という目標にたどり着くためには、団体行動ができることは必須です。