一本釣りの餌として使う生きたイワシの積み込みです。
水産高校の引率職員の報告から。
航海6日目。活餌積込み後、漁具の準備を行った。台風28号は熱低に変わったが沖合は波高が高い。明日17:00抜錨し、いよいよ漁場(マリアナ諸島西海域)に向けた航海が始まる。学園実習生は船内生活に慣れてきて生き生きとしている。専攻科実習生の一部とゲームをするなどコミュニケーションもとれてきている。とても良い傾向である。
航海7日目。17:00に抜錨し南下中。30日より漁場調査開始の予定。
学園実習生は午前中、甲板磨きと漁具の準備、午後は一本釣りの練習を行っていた。
準備万端で一本釣りに臨む。実習生の安全な実習と健康面を十分気を付けて、連携を図りながら指導していく。
これで、いよいよカツオ一本釣りを行うマリアナ海域に出ることになります。
来週のブログで、その様子をお伝えします!
実習船やいづのfacebookに餌積みの様子が動画で紹介されています。
https://www.facebook.com/pages/category/High-School/%E5%AE%9F%E7%BF%92%E8%88%B9-%E3%82%84%E3%81%84%E3%81%A5-112368329580266/
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Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
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園長のつぶやき
業界用語で「ショーバイ(商売)」と言うのがあります。
一本釣りで、まさにカツオを釣り上げること。
あるいはマグロはえ縄で、あげている縄にマグロがかかっていて捕りあげること。
です。
漁船のたくさんある作業のうち、直接収入にかかるものがショーバイです。
実習船に対して、一般の漁船のことを「ショーバイ船」と呼んだりもします。
今回の遠洋航海実習で、カツオを釣り上げるのは漁労実習となります。
水産高校では漁労実習ですが、学園職員はショーバイと呼びます。
もちろん、ショーバイは漁師にとってもっとも大事な作業です。
カツオの一本釣りでは、限られた時間にたくさん一匹でも多く釣りあげなくてはいけません。
一番大事だし、一番楽しい作業でもあります。
いよいよ、ショーバイです。
生徒諸君、がんばって、楽しんで、たくさん釣りあげてください。