静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

航海開始

2018年11月27日 09時00分00秒 | 実習

あいにくの海模様の中、遠洋航海実習がスタートしました。
航海初日、実習船やいづから送られている水産高校引率教員からの日報です。

航海1日目。出航式では漁業学園実習生が良い挨拶を務めた。25日間の長い航海である。実習生の健康と安全を第一に、両校で協力し合いながら充実した実習ができるよう努めていく。
出航後、御前崎を変針した後から、風が強まるとともに(風力階級7)船体動揺が大きくなり、学園実習生の多くが洗礼(船酔い)を受けた。

水産高校の専攻科生も一部が船酔いになったようです。
写真はまだ駿河湾にいたとき。
専攻科生と当直を行っています。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
詳しくはホームページをご覧ください。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
ホームページ www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

 園長のつぶやき
実習船からは毎日、インマルサット経由の電子メールにより報告があります。
添付されているのは写真が二枚。
それをブログでご紹介していきます。
ただし、このメールが水産高校を経由して転送されるので、タイムラグが起きることがあります。
ご了承ください。

現在、実習船は鹿児島湾にいます。
一本釣りに使う活イワシを購入するためです。
かつては静岡県内にも活イワシを販売するところが各地にありました。
近海カツオ船の減少に伴い、活イワシの販売も少なくなりました。

ともあれ、実習船が鹿児島に寄港するのは意味深いことです。
なにより薩摩(さつま)半島の先にある枕崎、山川は焼津と同じカツオの水揚げ基地です。
現在の遠洋カツオの水揚げは、実質的にこの3港に限られます。
カツオ船に就職した生徒は、枕崎、山川に水揚げする機会が多くなります。
鹿児島に寄るのは、良い勉強になります。

ただし!今回の寄港は鹿児島港。
鹿児島港は県庁所在地である鹿児島市にあります。
鹿児島県は鹿児島市に一極集中しています。
枕崎、山川は鹿児島市とぜんぜん違うので、初めて水揚げするときは驚くだろうなぁ。

コメント
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