會津藩の藩祖 保科正之 は、寛永8年(1668年)に15条の「家訓(かきん)」を定め、これを藩是として後世に伝えました。
この「家訓」は、9代藩主 松平容保(かたもり)が幕末動乱の京都守護職を受諾する際のよりどころともなり、よく知られています。
第1条に、徳川将軍家を何が何でも大切にすべきと定められていたからです。
私は、この第1条のほかに、どのようなことが書かれていたのかという点に大変興味がありました。
この家訓の中に、現代の職業人として守るべき基本的なルール「コンプライアンス」の4原則を見つけることができましたので、紹介します。
6条 城下では、修身、斉家(家を整え治める)、五倫(基本的な人間関係を規律する徳目) → 誠実な判断
五常(常に守るべき徳目)を励むべきである。
7条 賄賂を贈ったり、他人に機嫌取りを要求してはならない。 → 透明性の確保
8条 各々の者は、依怙贔屓(えこひいき)をしてはならない。
12条 政治の事柄は、利害をもって道理を曲げてはならない。 → オープンな意見交換
多人数の評議に私意を差しはさみ、他人の言葉を拒んではならない。
思うところは、隠さず意見を述べるべきで、いくら討論してもよい。
しかし、我意を交えてはならない。
13条 法を犯す者がいたら、決して許してはならない。 → 法令の順守
参考 王城の護衛者 (司馬遼太郎)
この「家訓」は、9代藩主 松平容保(かたもり)が幕末動乱の京都守護職を受諾する際のよりどころともなり、よく知られています。
第1条に、徳川将軍家を何が何でも大切にすべきと定められていたからです。
私は、この第1条のほかに、どのようなことが書かれていたのかという点に大変興味がありました。
この家訓の中に、現代の職業人として守るべき基本的なルール「コンプライアンス」の4原則を見つけることができましたので、紹介します。
6条 城下では、修身、斉家(家を整え治める)、五倫(基本的な人間関係を規律する徳目) → 誠実な判断
五常(常に守るべき徳目)を励むべきである。
7条 賄賂を贈ったり、他人に機嫌取りを要求してはならない。 → 透明性の確保
8条 各々の者は、依怙贔屓(えこひいき)をしてはならない。
12条 政治の事柄は、利害をもって道理を曲げてはならない。 → オープンな意見交換
多人数の評議に私意を差しはさみ、他人の言葉を拒んではならない。
思うところは、隠さず意見を述べるべきで、いくら討論してもよい。
しかし、我意を交えてはならない。
13条 法を犯す者がいたら、決して許してはならない。 → 法令の順守
参考 王城の護衛者 (司馬遼太郎)
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