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「船はあるが、人がいない」 ”待ったなし”の乗組員不足

2012年09月24日 09時30分00秒 | 所感
8月31日(金)の水産経済新聞2面に、カツオ・マグロの特集記事が組まれています。
この特集記事のタイトルが「船はあるが、人はいない」 ”待ったなし”の乗組員不足です。
この中で、石川賢廣 日本かつお・まぐろ漁業協同組合長(元水産庁次長)は、記者の質問に対して、次のように答えています。


記 者:乗組員の高齢化の実態は?
組合長:かなり厳しい。
    船によっては、幹部職員不足を補うために、現役を退いた人に再登板してもらっている状況と聞く。

記 者:もうかる漁業で新船建造が進んでいますが、乗組員は大丈夫ですか?
組合長:以前から対策を検討している。
    しかし、省庁をまたがる制度の問題など、解決すべき課題が多く、なかなか前に進めていないのが、実情である。

記 者:もう待ったなしでは?
組合長:そうした状況を踏まえ、今年の年初には、日本の制度に縛られず、日本の漁獲枠も利用できる道はないか検討してほしいと、
    一斉更新にからめて水産庁に提案した。
    実現しなかったが、この考えは、今もかわらない。
    なぜならば、このまま幹部船員が不足する事態が続けば、日本のカツオマグロ漁業はなくなってしまう。
    乗組員問題は水産庁の直接の所管ではないことは分かっているが、それならば水産庁だけでもできる乗組員対策を真剣に考えてほしい。
    特に幹部船員対策を願っている。


水産庁だけでもできる乗組員対策とは、どんなことでしょうか?

この切実な問題について、省庁の枠を越えた取り組みを期待します!

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