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札幌国際芸術祭。あと12日、どの会場に急ぐべきか

2017年09月20日 02時02分02秒 | 札幌国際芸術祭
(追記あり)

 札幌圏に住む美術関係者で、札幌国際芸術祭(SIAF2017)にまだ行ってない人がいるなら、まだ間に合うから、ぜひ行ってほしいと思います。
 芸術祭には、いわゆる「美しい作品」はあまりありません。しかし「人の見方をどこかで変えて、アップデートしてくれる」芸術祭です。地元に住んでいて、そういう機会を逃すのはもったいない。

 しかし、今回の札幌国際芸術祭は、会場が多く、分散しているのが特徴です。
 なるべく各会場を回ることが望ましいが、時間的に難しいという人もいるでしょう。
 かくいう筆者がまだいくつかの会場を残しています。

 今回の芸術祭で、もうひとつの特徴だと筆者が感じているのは、ツイッターなどで見ているかぎり、人によっておすすめする会場が見事なまでにわかれていることです。
 全員が一致してすすめる会場もなければ、誰もが「つまらない」というものもありません。評価がまちまちなのです。

 だからといって、筆者なりの現段階の見方を、ここにいたってもまったく提示しないわけにもいかないと思うので、少しだけ。

1) 写真映えして、単純に見て楽しいのはモエレ沼公園。もちろん深みもあり、ヤナイ的には一番の推し。2時間以上みておきたい。

2) 写真映えでは一歩譲るが「リプレイのない展覧会」という大友さんの趣旨をもっともよく生かしているのが札幌芸術の森。必要な時間も、1時間から4時間まで、その人にあわせて融通がきく

3) したがって、やはり両会場が行程のカギとなる。それに、資料館、三岸、すすきの、金市舘、北大博物館、CAI02、500m美術館、りんご(中の島)などを興味や関心にあわせて適宜組み合わせていけば良い

4) プラニスホールは道内の人にはおもしろいだろう。道外の人には、札幌のデザインというテーマはなじみが薄いかもしれない

 上に名が挙がっていない会場は、行かなくて良いということではありません。念のため。
 ライブコンサートなどもあるので、公式サイトや、会場などでもらえる赤い無料小冊子(分かりやすいと評判)で、プランを練ってみてください。休館日もあるので注意が必要です。

 追記。
 今回は何日あっても会場コンプリートは難しいですが、「芸術祭以外で、あともう一つ」というのであれば、本郷新記念札幌彫刻美術館の「家族の肖像」展を挙げておきます。筆者は見ていませんが、地元作家の良い作品を集めた展覧会のはずです。宮の森美術館から徒歩数分。


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