北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

2024年のベスト3

2024年12月27日 14時07分00秒 | つれづれ日録
 年末恒例の記事です。
 昨年から二つ減らして「ベストスリー」にしています。
 なお、全般的なことについては、前に別の記事で書いたので、リンクを貼っておきます。雑な長文ですが、正直なところをつづっています。

2024年の北海道のアートシーン(があるものとして)を振り返る・草稿 - 北海道美術ネット別館

とりあえずアップし、気の付いたことがあれば追って追記・訂正します。先ごろ出た「美術ペン173」(北海道美術ペンクラブ編集・発行)で本郷新記念札幌彫刻美術館の吉崎元章館...

goo blog


 ことしはなかなか絞りこむのが難しかったですが、個人的には、こうなります。

・横浜トリエンナーレ
・札幌国際芸術祭
・大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ

 とはいえ「北海道美術ネット」としては、あんまりな選択というか、芸がなさすぎるといわれそうです。
 また、展示作品の多い芸術祭は、当然良いものに出合う確率も高まるので、ギャラリー・美術館の展覧会と同列に扱うのがフェアかどうかもわかりません。

 横浜トリエンナーレはすばらしかったですが、北海道はかすってもいないので(大地の芸術祭は札幌の深澤孝史さんが目玉展示の監修をしているなど、北海道にいろいろと関係あり)、ここはせめて道内で開催されたものにします。

モダニストの「蝶」 詩人安西冬衛と好太郎
天と地と 自然へのまなざし
・共振ー本郷新+北海道の現代アーティスト

 「蝶」の展覧会は、地味な所蔵品展ですが、お金がないなかでどういう新鮮な視点や切り口で作品を紹介していくかという見本のような展示だと思いました。

 個展としては「三神恵爾展 希望は少しでも残っているか」と森本めぐみ展を挙げておきます。

 コメント欄で読者の皆さまの「私のことしのベストスリー」を募集しますので、どしどし書いてください。一つでも四つ以上でもかまいません。
 なお、mixi2 のコミュニティ「北海道のアート」でも同じ試みを行っているので、ご覧ください(入りたい人は、X(Twitter)かBlueskyで筆者にリプライをください。招待状を送ります)。
 

 過去の関連記事へのリンク

2023年のベスト3 (追記あり) - 北海道美術ネット別館

昨年までは「ベスト5」でした。しかし、いま新聞各紙やウェブメディアの回顧ものを見ても、ほとんどが「ベスト3」「今年の3冊」を挙げる形式になっています。筆者はこれまで...

goo blog


2019年のベスト5

2018年のベスト5

2017年

2009年
2007年
2006年

2002年
2001年
2000年


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SH)
2024-12-29 19:04:32
恒例の記事に投稿させていただきます。
今年の展覧会ベスト5です。特に1~5位の順序付けはありません。

富山市ガラス美術館「富山ガラス大賞展2024」
まさに現代のガラス展示といえるでしょう。

札幌芸術の森美術館「西洋の写本」
よくぞ札幌で開催してくれました。

島田市博物館「蘭字・茶箱絵~島田の茶業の歩み~」
お茶をこよなく愛する静岡県島田市ならではの展覧会。地域の博物館を見に行く価値がありますね。

本郷新記念札幌彫刻美術館「共振」
札幌の公共美術館で、なるほどの企画展。

札幌芸術の森美術館「明和電機ナンセンスマシーン展」
ドカチャカ楽しい展覧会でした。

続いて、今年のアート作品ベスト5は以下になります。こちらも特に1~5位の順序付けはありません。

朝地信介「水鏡」
この方の日本画を超えたチャレンジには敬意を表したいです。

藤原千也「生まれようとした時の光」
この方のチャレンジにも敬意を表したい。

ポール・シニャック「サン=トロペ、グリモーの古城」
静岡県立美術館で見た印象派作品の中で、抜群に良かった作品。

楓月まなみ「空より花咲きいでて一条の光」
この方の多様な活躍にも目を見張るものがありますね。

遠藤彰子「炎樹」
あのド迫力展覧会から1作品選んでおきたいということで。

以上です。長々と失礼しました。
返信する
Unknown (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2024-12-29 20:34:28
SHさん、毎年ありがとうございます。
SH さん抜きでは成立しない企画になってきたと思います。
今年は、明和電機も遠藤彰子もすばらしかったですね。明和電機は実はすごい、筋金入りのコンセプチュアルアーティストだと感じました。遠藤さんがすごいのは説明不要。そして「西洋の写本」も眼福でした。
こうしてみると、札幌芸術の森美術館と札幌彫刻美術館は良い展覧会続きだったと思います。
来年もよろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。