(承前)
東川町文化ギャラリーのスタジオは、たしか新型コロナの頃に増改築された部分で、初めて入りました。
会場にいた見知らぬ男性から、もしかしてヤナイさんですかと話しかけられ、びっくりしました。
このブログでも何度も登場している、「北海道カメラ女子の会」代表などとして活動する札幌の写真家渡邉真弓さんは、東川で個展を開く一方で、これまで日高管内で何度もワークショップを行っています。
きっかけは2019年、北海道カメラ女子の会が、様似、えりも、浦河、広尾の4町でつくるえりも岬とんがりロード観光協議会とタッグを組んで始めた地域振興・魅力発信プロジェクトでした(広尾町のみ十勝管内)。
今回は、渡邉真弓さんが取り持つ縁で。東川や様似の人たちの協力も得て
・日高管内様似町の写真愛好会による作品
・渡邉真弓さん率いるカメラ女子の会が様似で撮影会をした際に撮った写真
・渡邉真弓さんが様似で働く5人にインタビューして撮影したポートレート作品
の展示が実現しました。
カメラ女子の会が舟を借りて洋上から様似を撮った1枚もありました。
別室は「様似コーナー」の様相で、町内の観光名所などを紹介するパネル、写真愛好会メンバーが町内で撮った写真を一堂にプリントした大型パネル、ドローン撮影による様似の四季の動画などが並んでいます。
筆者に声をかけたのは、写真愛好会の佐々木敏代表で、筆者がツイッター(現X)で東川に来ているとつぶやいたのを読んだ渡邉真弓さんから連絡が行っていたのでした。
佐々木さんは、こんなあこがれの会場に展示されるなんて…と謙遜しきりでしたが、様似写真愛好会のメンバー8人による写真も、太平洋の上に輝く銀河、競走馬の親子、親子岩、コンブ漁に携わる漁師など、なかなかのものです。
こちらは北海道カメラ女子の会の11人が様似を訪れて撮った写真。ミニチュアのように風景が撮れるモードなどを使った人もいます。
続く2枚は、真弓さんが、漁師、イチゴ農家、商店主、馬の牧場主、佐々木さんの、様似で働く男性5人に取材して制作した組み写真。
様似町の産業構成を反映した顔ぶれになっています。
心象風景をたたえた日常のスナップに定評のある真弓さんのポートレートは珍しいと思いますが、さすが、あたたかみの感じられる作に仕上がっています。
佐々木さんはニコンの一眼レフを手に、写真におさまっていました。
展示されているうちの2枚は、佐々木さんが好きな様似の景色なのだそうです。
様似といえば、アポイ岳。
標高が810.5メートルとそれほど高くないのにたくさんの高山植物があることで有名な山です。
筆者は1974年に様似を訪れたことがあります。
当時は日高本線の終着駅で、襟裳岬への玄関口でした。
アポイ岳には登りませんでしたが、海岸に打ち上げられたコンブの長さが5メートルもあったことに驚いた記憶があります(なんで巻尺をもっていたのか…)。
なお、今回の写真展は、10月4、5日に様似町に巡回します。
2024年5月14日(土)~26日(日)午前10時~午後5時、会期中無休
東川町文化ギャラリー(上川管内東川町東町1丁目19-8)
□MAYUMI WATANABE allô? https://www.allo-japon.com/ ※ô は o の上にアクサン-シルコンフレクス
□twitter @allo_mayumi
□threads allo_mayumi
過去の関連記事へのリンク
■渡邉真弓「そこに ある」 (2022年1月7~30日、東川)
【告知】渡邉真弓「そこに ある」
■渡邉真弓写真展「そこに ある」 (2018)
■“allô?”女性のための写真教室写真展「ときめく」 (2017)
■渡邉真弓(“allô?”)写真展 eternal now(永遠の今) (2016)
女性向けのフォトフェス「Cui Cui」9月17、18日に札幌・ばんけいスキー場で (2016)
■写真と雑貨のおくりもの [Cadeau] (2013)
【告知】air ―Mayumi Watanabe(“allo?”) Photo Exhibition 2011
■Eloge de soi-meme あたたかな暮らし。(2009年)
■TOCCO 写真とモビールで綴る「旅」(2009年)
■allô 写真展「ひかり」(2009年5月)
■500m美術館(2008年11月)
・cute photographer おしゃれな写真が撮れる本
■6girls(2003年、画像なし)
東川町文化ギャラリーのスタジオは、たしか新型コロナの頃に増改築された部分で、初めて入りました。
会場にいた見知らぬ男性から、もしかしてヤナイさんですかと話しかけられ、びっくりしました。
このブログでも何度も登場している、「北海道カメラ女子の会」代表などとして活動する札幌の写真家渡邉真弓さんは、東川で個展を開く一方で、これまで日高管内で何度もワークショップを行っています。
きっかけは2019年、北海道カメラ女子の会が、様似、えりも、浦河、広尾の4町でつくるえりも岬とんがりロード観光協議会とタッグを組んで始めた地域振興・魅力発信プロジェクトでした(広尾町のみ十勝管内)。
今回は、渡邉真弓さんが取り持つ縁で。東川や様似の人たちの協力も得て
・日高管内様似町の写真愛好会による作品
・渡邉真弓さん率いるカメラ女子の会が様似で撮影会をした際に撮った写真
・渡邉真弓さんが様似で働く5人にインタビューして撮影したポートレート作品
の展示が実現しました。
カメラ女子の会が舟を借りて洋上から様似を撮った1枚もありました。
別室は「様似コーナー」の様相で、町内の観光名所などを紹介するパネル、写真愛好会メンバーが町内で撮った写真を一堂にプリントした大型パネル、ドローン撮影による様似の四季の動画などが並んでいます。
筆者に声をかけたのは、写真愛好会の佐々木敏代表で、筆者がツイッター(現X)で東川に来ているとつぶやいたのを読んだ渡邉真弓さんから連絡が行っていたのでした。
佐々木さんは、こんなあこがれの会場に展示されるなんて…と謙遜しきりでしたが、様似写真愛好会のメンバー8人による写真も、太平洋の上に輝く銀河、競走馬の親子、親子岩、コンブ漁に携わる漁師など、なかなかのものです。
こちらは北海道カメラ女子の会の11人が様似を訪れて撮った写真。ミニチュアのように風景が撮れるモードなどを使った人もいます。
続く2枚は、真弓さんが、漁師、イチゴ農家、商店主、馬の牧場主、佐々木さんの、様似で働く男性5人に取材して制作した組み写真。
様似町の産業構成を反映した顔ぶれになっています。
心象風景をたたえた日常のスナップに定評のある真弓さんのポートレートは珍しいと思いますが、さすが、あたたかみの感じられる作に仕上がっています。
佐々木さんはニコンの一眼レフを手に、写真におさまっていました。
展示されているうちの2枚は、佐々木さんが好きな様似の景色なのだそうです。
様似といえば、アポイ岳。
標高が810.5メートルとそれほど高くないのにたくさんの高山植物があることで有名な山です。
筆者は1974年に様似を訪れたことがあります。
当時は日高本線の終着駅で、襟裳岬への玄関口でした。
アポイ岳には登りませんでしたが、海岸に打ち上げられたコンブの長さが5メートルもあったことに驚いた記憶があります(なんで巻尺をもっていたのか…)。
なお、今回の写真展は、10月4、5日に様似町に巡回します。
2024年5月14日(土)~26日(日)午前10時~午後5時、会期中無休
東川町文化ギャラリー(上川管内東川町東町1丁目19-8)
□MAYUMI WATANABE allô? https://www.allo-japon.com/ ※ô は o の上にアクサン-シルコンフレクス
□twitter @allo_mayumi
□threads allo_mayumi
過去の関連記事へのリンク
■渡邉真弓「そこに ある」 (2022年1月7~30日、東川)
【告知】渡邉真弓「そこに ある」
■渡邉真弓写真展「そこに ある」 (2018)
■“allô?”女性のための写真教室写真展「ときめく」 (2017)
■渡邉真弓(“allô?”)写真展 eternal now(永遠の今) (2016)
女性向けのフォトフェス「Cui Cui」9月17、18日に札幌・ばんけいスキー場で (2016)
■写真と雑貨のおくりもの [Cadeau] (2013)
【告知】air ―Mayumi Watanabe(“allo?”) Photo Exhibition 2011
■Eloge de soi-meme あたたかな暮らし。(2009年)
■TOCCO 写真とモビールで綴る「旅」(2009年)
■allô 写真展「ひかり」(2009年5月)
■500m美術館(2008年11月)
・cute photographer おしゃれな写真が撮れる本
■6girls(2003年、画像なし)
(この項続く)