北海道新聞2011年9月8日夕刊の第2社会面から。
この記事にあるとおり、多作であった木田金次郎でも、大火前の作品はあまり残っていません。
ところで、木田金次郎美術館は10月から改修工事に入ります。
同館ボランティアの「どんざ丸」のブログによると、いよいよ館の建物に足場が組み上げられ始めたようです。
以前も書きましたが、建物が工事中の間も、何らかの活動を続けるのが木田金次郎美術館のすごいところ。要チェックですね(筆者は遠いので、おいそれとは行けないんですが)。
【岩内】後志管内岩内町出身の画家木田金次郎(1893~1962年)が描いた油絵1点が7日、同町の木田金次郎美術館に寄贈された。作品は、木田所蔵の大半が焼失した1954年の岩内大火の2年前に制作された。美術館は「大火前後の木田の画風の変遷を示す貴重な作品」と喜んでいる。
「海の風景」(52年、4号)と題された作品は、同管内泊村付近の海岸線を描いたとみられる。白い波しぶきが飛び散る岩礁と、いっぱいに広がる夕焼けが印象的。
昨年11月に86歳で亡くなった、なにわ書房(札幌)の前社長浪花剛さんが所蔵していた。
(中略)
木田は洞爺丸台風による岩内大火で、描きためていた1500点余りを失い、大火前の作品は同館にも60点しか所蔵されていない。同館の岡部卓学芸員は「大火以前からあざやかな色を使った画風が見え始めたことがわかった」と話し、保存状態が特に良好なことに感謝した。
この記事にあるとおり、多作であった木田金次郎でも、大火前の作品はあまり残っていません。
ところで、木田金次郎美術館は10月から改修工事に入ります。
同館ボランティアの「どんざ丸」のブログによると、いよいよ館の建物に足場が組み上げられ始めたようです。
以前も書きましたが、建物が工事中の間も、何らかの活動を続けるのが木田金次郎美術館のすごいところ。要チェックですね(筆者は遠いので、おいそれとは行けないんですが)。