1月後半に見た展覧会の紹介記事のアップが会期中に間に合いそうにありません。数本あります。
いつものことだと言われると言い返せないのですが、申し訳ありません。
弾丸稚内ツアーから帰ってきた翌日の1月30日も市内をうろうろしていたので、さすがに31日は自宅で休憩。
2月1日は午後から外出。
さいとうギャラリー(安木尚博個展「道標」)
キャミソール姿の女性複数を並べてやや戯画ふうに描いた絵画など。2日まで。
→らいらっく・ぎゃらりい(らいらっく学生展「札幌武蔵野美術学院 学院生作品展」)
絵画。ガラス窓越し鑑賞のみで、中に入れる時間帯は、最終日の3日まで無い。
→ギャラリー大通美術館(垣内幸彦 うるし語り)
函館に移ったクラフトAgerの移動展。アゲルの舟見さんにあいさつ。
2日まで。
→富士フイルムフォトサロン札幌(専門学校札幌ビジュアルアーツ卒展)
技術水準的には申し分ない作品が並ぶ、恒例の展示。20人が出品していて(会場でもらったリーフレットには1人が載っていない)、例年より少し多いです。
ポートレートやブツ撮りといったプロっぽい作品よりも、自衛隊の飛行機、鉄道、レトロ自動車、街並みなど、良くも悪くも趣味の延長線上みたいなモチーフの傾向がいつもよりも強いように感じました。
また、内省的なスナップを出していた人も何人かいました。
5日まで。
→市民ギャラリー(道展U21)
応募点数は昨年より150点も増えて886点。
当初は1階だけの使用でしたが、近年は全館使用となりました。
予備展示室こそ使っていませんが、第1室は、縦位置の絵画が3段掛け(!)というぎゅうぎゅう詰めです。
「時間のない方は1階だけでも」と言いたいところですが、立体の入賞作品は2階ロビーにあったりします。
若さのエネルギーに圧倒されました。
以前も書いたような気がしますが、これだけ点数があると、入賞とそうでない作品の差は紙一重だと思うし、そんなにじっくりと審査をする時間的な余裕もないでしょうから(手を抜いているとは決して言いませんが)、賞を狙っていて漏れた人も気落ちすることはないでしょう。
2日まで。
東西線バスセンター前駅から琴似駅へ。
→カフェ北都館ギャラリー(小林光人展)
洒脱で巧いコラージュの小品。3日まで。
また東西線に乗り、円山公園駅で降車。
北翔大札幌円山キャンパス前に設置している澁谷俊彦さんのSnow Pallet シリーズに、雪が積もっている様子を見ました。
西18丁目駅から地下鉄。
北12条駅で降りて、ギャラリーエッセへ。
「TANNYS ROOM」。
大谷大1年生の5人展。
昨年の「道展U21」で大賞に輝いた竹内優希さん。昨年の道展で新人賞を得た「彩光」(100号)は、道展会場では(見づらい)上の段に展示されており、今回初めてじっくり見ることができました。
この絵の描写で水際立っているのは、女性の右腕から肩にかけてでしょう。逆光が、薄い布を透かしている様子が、たくみにとらえれています。
ぱっと見には写真のようなリアルさと思われるかもしれませんが、とくに背景は、省筆がきいています。「離れて見るとリアル、近づくと筆跡鮮やか」というのは、古来、すぐれた絵画のあかしだと思います。
今回、新作の「息づく」も出品されています。降りかかる雪片や、皮膚の透明感の描写には舌を巻いてしまいます。
桂理沙、yuki、朱田季世、やまちゃんの4氏も出品しています。
3日まで(今年からギャラリーエッセの日程パターンが水曜から月曜までになっています)。
この後、北12条から地下鉄南北線に乗り北18条へ。
6時からシーソーブックスで北九州市立大の高木駿准教授による講座「美学って何?」を聴講。シーソーの神さん以外、顔見知りがゼロという、珍しい場。
カント美学のアップデートもさることながら、バウムガルデン再評価の機運とか、アフリカ哲学がいまアツいとか、いろいろと興味深い話が聞けました。
いつものことだと言われると言い返せないのですが、申し訳ありません。
弾丸稚内ツアーから帰ってきた翌日の1月30日も市内をうろうろしていたので、さすがに31日は自宅で休憩。
2月1日は午後から外出。
さいとうギャラリー(安木尚博個展「道標」)
キャミソール姿の女性複数を並べてやや戯画ふうに描いた絵画など。2日まで。
→らいらっく・ぎゃらりい(らいらっく学生展「札幌武蔵野美術学院 学院生作品展」)
絵画。ガラス窓越し鑑賞のみで、中に入れる時間帯は、最終日の3日まで無い。
→ギャラリー大通美術館(垣内幸彦 うるし語り)
函館に移ったクラフトAgerの移動展。アゲルの舟見さんにあいさつ。
2日まで。
→富士フイルムフォトサロン札幌(専門学校札幌ビジュアルアーツ卒展)
技術水準的には申し分ない作品が並ぶ、恒例の展示。20人が出品していて(会場でもらったリーフレットには1人が載っていない)、例年より少し多いです。
ポートレートやブツ撮りといったプロっぽい作品よりも、自衛隊の飛行機、鉄道、レトロ自動車、街並みなど、良くも悪くも趣味の延長線上みたいなモチーフの傾向がいつもよりも強いように感じました。
また、内省的なスナップを出していた人も何人かいました。
5日まで。
→市民ギャラリー(道展U21)
応募点数は昨年より150点も増えて886点。
当初は1階だけの使用でしたが、近年は全館使用となりました。
予備展示室こそ使っていませんが、第1室は、縦位置の絵画が3段掛け(!)というぎゅうぎゅう詰めです。
「時間のない方は1階だけでも」と言いたいところですが、立体の入賞作品は2階ロビーにあったりします。
若さのエネルギーに圧倒されました。
以前も書いたような気がしますが、これだけ点数があると、入賞とそうでない作品の差は紙一重だと思うし、そんなにじっくりと審査をする時間的な余裕もないでしょうから(手を抜いているとは決して言いませんが)、賞を狙っていて漏れた人も気落ちすることはないでしょう。
2日まで。
東西線バスセンター前駅から琴似駅へ。
→カフェ北都館ギャラリー(小林光人展)
洒脱で巧いコラージュの小品。3日まで。
また東西線に乗り、円山公園駅で降車。
北翔大札幌円山キャンパス前に設置している澁谷俊彦さんのSnow Pallet シリーズに、雪が積もっている様子を見ました。
西18丁目駅から地下鉄。
北12条駅で降りて、ギャラリーエッセへ。
「TANNYS ROOM」。
大谷大1年生の5人展。
昨年の「道展U21」で大賞に輝いた竹内優希さん。昨年の道展で新人賞を得た「彩光」(100号)は、道展会場では(見づらい)上の段に展示されており、今回初めてじっくり見ることができました。
この絵の描写で水際立っているのは、女性の右腕から肩にかけてでしょう。逆光が、薄い布を透かしている様子が、たくみにとらえれています。
ぱっと見には写真のようなリアルさと思われるかもしれませんが、とくに背景は、省筆がきいています。「離れて見るとリアル、近づくと筆跡鮮やか」というのは、古来、すぐれた絵画のあかしだと思います。
今回、新作の「息づく」も出品されています。降りかかる雪片や、皮膚の透明感の描写には舌を巻いてしまいます。
桂理沙、yuki、朱田季世、やまちゃんの4氏も出品しています。
3日まで(今年からギャラリーエッセの日程パターンが水曜から月曜までになっています)。
この後、北12条から地下鉄南北線に乗り北18条へ。
6時からシーソーブックスで北九州市立大の高木駿准教授による講座「美学って何?」を聴講。シーソーの神さん以外、顔見知りがゼロという、珍しい場。
カント美学のアップデートもさることながら、バウムガルデン再評価の機運とか、アフリカ哲学がいまアツいとか、いろいろと興味深い話が聞けました。