「ワビサビ」は、工藤"ワビ"良平、中西"サビ"一志の2氏が1999年に結成したデザインユニット。
本業のグラフィックデザインで活躍しているのはもちろんですが、とりわけ今年は、札幌国際芸術祭の公募企画として好評だった札幌デザイン開拓使(プラニスホール)、芸術祭の「アートリップ」への出品、さらには期間中のポスター展(札幌・大洋ビル地下)、札幌アートフェアなどもあり、相当に忙しかったはずです。
なので、年末の忙しい時季に展覧会を開くと聞いたとき、正直なところ驚きました。
今回は写真です。
曲げたアルミ板に反射したイメージを写したようにも見えます。
(※この部分、一部表現を変えました)
人間の肖像にも見えるので、一点一点に
「ベンジャミン」
「デルソル」
「スザンナ」
といった、西洋人っぽい名がついています。
すべて、ジグレーという、近年複製画によく用いられる手法でプリントされているため、見た目は抽象画以外のなにものでもありません。
あらためて「絵画って何?」という根源的な問題を考えさせる作品です。
2017年12月1日(木)~28日(木)午前11時~午後7時、月火休み
クラークギャラリー+SHIFT(中央区南3東2 MUSEUM 2階 @clarkgallery )
■開廊5周年記念「超日本」展 (2017)