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再び冬の旅(1) 2022年1月28日美幌→大空→北見

2022年02月17日 08時02分17秒 | つれづれ日録
 昨年12月4日、オホーツク管内美幌町で野外彫刻探しをした際に調べきれなかったものがあることに、気持ちがもやもやしていたので、再び小さな旅に出ることにしました。

 朝焼けの中に下弦の月が浮かぶのを見ながら、遠軽駅を朝6時25分に出発する「4653D」列車で出発です。

 この列車については何度も書いています。
 キハ40系2輛がキハ54系1輛を挟み込むかたちでつなげられた3輛編成のディーゼルカーの普通列車。
 中で貫通していて、行き来が自由です。
 単行(1輛)編成が多いローカル線ですが、この列車は北見の前後で通学の高校生がたくさん利用するため、3輛でもかなりの混雑になります。
 平日朝の北見駅は乗り降りする高校生でちょっとしたラッシュです。

 40系、54系とも昭和時代の製造で、JR北海道の物持ちの良さには感服します。




 

 この日の最低気温は、遠軽で氷点下21.8度、北見で同22.4度。
 列車の窓は凍り付き、つめでひっかいたような鋭い直線が何本も走っていました。
 氷の華のような模様はよく見るのですが、鋭利な直線はあまり見たことがありません。

 
 東相内で北見工業高に通う生徒が降り、上り線の普通列車と交換。
 西北見で北見緑陵高の生徒が何人か降ります。

 北見は北見北斗高、北見藤の生徒がどっと降りるほか、乗る生徒も多数います。

 
 次の柏陽では、名前の通り北見柏陽高の生徒が下車します。
 その次の愛し野駅は、北見商業高の最寄り駅で、ここを過ぎると、車内は出発当時のようにがらんとします。


 なお、筆者が買った切符は美幌行き。
 初めは「女満別行き」の切符を買って途中下車すればいいかな、とも思いましたが、遠軽―女満別間は営業キロが97キロで、途中下車ができないのです。
 地方交通線は運賃が割り増しになるので、割増換算では107キロなのですが、たぶん途中下車前途無効だろうな~と思い、すなおに通常のきっぷを買うことにしました。

 列車は、端野、緋牛内と静かに過ぎていき、午前8時32分、美幌に到着しました。

 筆者は12月4日、美幌町内で、次の野外彫刻11点を見ました。

 大橋宏揮「犬」? と原田ミドー「ベンチ」
 ロベルト・フリオ・ベッシン「いるかのベンチ」
 嶋崎誠「ライオン」
 原田ミドー「エゾオオカミ」と「水の流れ 風の流れ」
 小川研「馬」
 小川研「萌ゆるかたち」
 作者不詳のワニ
 砂原放光?「希望の像」
 (消防百年)
 
 このほか、すでに確認済みの作品として「荒野像」や「神謡のピリカ」があります。 
 一方で、あるはずの作品で目にしていないものもあります。
 今回はそれらを、美幌だけでなく、大空町女満別や北見へ確かめに行くための、小さな冬の旅です。

 12回ほどのシリーズになりそうです。
 なにとぞおつきあいください。

※註。けっきょく14回になりそうです。



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