NPMは、北海道Nature Photo Mastersの略。雨竜沼湿原の写真で有名な岡本洋典さんが代表を務めるネイチャーフォトの集団です。
岡本さんは、満月の光に照らされた雨竜沼湿原と木道の写真を出品しています。銀色のたたずまいが幻想的です。
一般出品者は、各2-4点を、テーマを決めてならべています。
その中では、若林祐治さんの「夏の使者」におどろかされました。ホタルの、緑色を帯びた光跡を、シャッターを数秒間以上開放にして撮影することは、それほどめずらしくありませんが、それらの光を背景に、尻をほの明るくしたホタルそのものをとらえた写真はあまり見たことがありません。暗い中でのピント合わせ、被写体のホタルが白く飛んでしまわないだけの必要十分なストロボ光量…などと考えていくと、相当にむつかしい撮影であったことが推察されます。
さらにおどろかされるのは、エメラルドグリーンの光が乱舞するバックに、夏の星空が広がっている写真もあることです。星が点に写っていることから露光は2分以下の短さであることが予想されますが、レンズを向けた星空の方向にそうそうホタルが都合良く飛んでくれるわけもありませんから、これまた相当に粘った1枚ではないのでしょうか。
そのとなり、吉田友子さん「厳冬の華・霧氷」は、富良野地方の川べりで撮影した3枚組みで、困難な気象条件を想起しただけで、ふるえてしまいそうです。とりわけ、夜明け前の1枚は、星が完全な点に写っており、よく短い露光時間でこれだけ撮れるなあと、感服しました。
このほかにも、さまざまな樹種からなる林、大雪の山々、花開き散っていく桜、冬の波濤、夜明けの湖など、北海道の雄大な自然をじっくりととらえた美しい写真がならんでいます。
・第2部は10月24-29日
2008年10月17日(金)-22日(水)10:00-18:30
富士フイルムフォトサロン(中央区北3西3 札幌北三条ビル 地図A)
□http://h-npm.com/
■第6回・第1部
岡本さんは、満月の光に照らされた雨竜沼湿原と木道の写真を出品しています。銀色のたたずまいが幻想的です。
一般出品者は、各2-4点を、テーマを決めてならべています。
その中では、若林祐治さんの「夏の使者」におどろかされました。ホタルの、緑色を帯びた光跡を、シャッターを数秒間以上開放にして撮影することは、それほどめずらしくありませんが、それらの光を背景に、尻をほの明るくしたホタルそのものをとらえた写真はあまり見たことがありません。暗い中でのピント合わせ、被写体のホタルが白く飛んでしまわないだけの必要十分なストロボ光量…などと考えていくと、相当にむつかしい撮影であったことが推察されます。
さらにおどろかされるのは、エメラルドグリーンの光が乱舞するバックに、夏の星空が広がっている写真もあることです。星が点に写っていることから露光は2分以下の短さであることが予想されますが、レンズを向けた星空の方向にそうそうホタルが都合良く飛んでくれるわけもありませんから、これまた相当に粘った1枚ではないのでしょうか。
そのとなり、吉田友子さん「厳冬の華・霧氷」は、富良野地方の川べりで撮影した3枚組みで、困難な気象条件を想起しただけで、ふるえてしまいそうです。とりわけ、夜明け前の1枚は、星が完全な点に写っており、よく短い露光時間でこれだけ撮れるなあと、感服しました。
このほかにも、さまざまな樹種からなる林、大雪の山々、花開き散っていく桜、冬の波濤、夜明けの湖など、北海道の雄大な自然をじっくりととらえた美しい写真がならんでいます。
・第2部は10月24-29日
2008年10月17日(金)-22日(水)10:00-18:30
富士フイルムフォトサロン(中央区北3西3 札幌北三条ビル 地図A)
□http://h-npm.com/
■第6回・第1部