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※「ケイマフリ」のくだりは、確証がないため削除しました。関係者の方々におわびします。
紋別にある道立オホーツク流氷科学センターが行った「第25回オホーツクの四季写真コンテスト」の結果が、2016年3月15日付北海道新聞オホーツク版に載ったところ、最優秀の作品に批判が殺到し、コンテストのFacebookページは炎上状態になっています。
https://www.facebook.com/events/1648718642049700/?active_tab=posts
道新によると、全国5都道府県(道内22市町村)から62人118点の応募があり、道写真協会会員が審査したとのこと。
最優秀作品は、北見市の男性の応募した「征服」という写真。
海岸に漂着したクジラの屍骸の上に男性がよじ登って手を上げているという作品です。
(参考リンク:経済の伝書鳩 http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=92531 ※オホーツク地方のフリーペーパー)
これに対しては
「命をなんと考える」
「同じ日本人が撮影したり、モデルになったり、審査したとは思えません」
「いくら生き物と言えども、仏を冒涜する行為は許されません」
などという書き込みが相次いでいます。
自分としては、炎上する前にこの写真を見たとき、同じような感想を持つかどうか自信がありません。
構図などは、とても最優秀に値しないのは明らかです。
誰かが
「ツイッターで回ってくる写真みたいで、フォトコンテストの最優秀ではないだろう」
という意味のことを言っていたが、それはそのとおりだと思います。
批判の殺到を受けて、この男性は受賞を辞退し、最優秀賞はなし、ということに落ち着きました。
ただねえ…。
自分としては、この批判に同調する気はあまりないです。
自分の感性に合わないものに対しては、付和雷同してどんな罵詈雑言を言ってもいいかといえば、そんなことはないでしょう。
ひとつ。
「日本人として信じられない」
というような、ナショナリズムに話をもっていくような言説は、ぜんぶマユツバです。
動物愛護の精神に民族が関係あるのですか。
韓国人やフランス人ならクジラの上に乗ってもおかしくないんですか。
関係ないでしょ。
むしろ、海外の人が見たら「世界中の反対を押し切ってクジラ漁を続けている日本人のやりそうなことだ」と思うんじゃないでしょうかね。
さらにいえば、個人的には、命の大切さうんぬんは、まあそういう精神それ自体は悪くはないでしょうし批判するものでもないですが、どこかうそくさいと感じています。
ネコやウサギを殺した死体が校庭や都市の公園で見つかれば、マスコミや人はその残酷さを批判します。
しかし、サバの味噌煮を食べる人に、サバの生命を大事にしろという人はほとんどいないし、畑を荒らす有害動物の駆除に表立って反対する人はいません。
ネコやウサギが「かわいそう」で、サバやイノシシなら「死んで当たり前」というのは、人間が勝手に線引きしているだけです。
「征服」の写真を批判する資格がある人は、ベジタリアンだけではないでしょうか。
※冒頭で書いた通り、以下の5センテンスを削除いたします。ネットの画像では何らかの光を浴びせたように見えましたが、光を浴びせた証拠がないので、取り消します。上記のFacebokのページでのやりとりを見ると、自然光でも撮影は可能だとのことです。決めつけた発言をして、申し訳ありません。
今回のコンテストでは、むしろ特選の「ケイマフリ」のほうが問題だと思います。
どうしてストロボをたいて夜の鳥を撮るなどという無神経なことができるのか、わかりません。
シマフクロウとかでも同じようなことをして、各種コンテストで入賞している人がいます。信じられません。鳥に強い光を浴びせて、良い影響のあるはずがないでしょう。
(以下追記)
・最優秀賞が「知事賞」ということで、高橋はるみ知事を批判している人がいますが、まったく無意味です。
知事が審査したわけではありません。
単に名義を貸しているだけです。
知事は道政で忙しいのですから、写真の審査などに時間を使うわけないでしょう。
紋別にある道立オホーツク流氷科学センターが行った「第25回オホーツクの四季写真コンテスト」の結果が、2016年3月15日付北海道新聞オホーツク版に載ったところ、最優秀の作品に批判が殺到し、コンテストのFacebookページは炎上状態になっています。
https://www.facebook.com/events/1648718642049700/?active_tab=posts
道新によると、全国5都道府県(道内22市町村)から62人118点の応募があり、道写真協会会員が審査したとのこと。
最優秀作品は、北見市の男性の応募した「征服」という写真。
海岸に漂着したクジラの屍骸の上に男性がよじ登って手を上げているという作品です。
(参考リンク:経済の伝書鳩 http://denshobato.com/BD/N/page.php?id=92531 ※オホーツク地方のフリーペーパー)
これに対しては
「命をなんと考える」
「同じ日本人が撮影したり、モデルになったり、審査したとは思えません」
「いくら生き物と言えども、仏を冒涜する行為は許されません」
などという書き込みが相次いでいます。
自分としては、炎上する前にこの写真を見たとき、同じような感想を持つかどうか自信がありません。
構図などは、とても最優秀に値しないのは明らかです。
誰かが
「ツイッターで回ってくる写真みたいで、フォトコンテストの最優秀ではないだろう」
という意味のことを言っていたが、それはそのとおりだと思います。
批判の殺到を受けて、この男性は受賞を辞退し、最優秀賞はなし、ということに落ち着きました。
ただねえ…。
自分としては、この批判に同調する気はあまりないです。
自分の感性に合わないものに対しては、付和雷同してどんな罵詈雑言を言ってもいいかといえば、そんなことはないでしょう。
ひとつ。
「日本人として信じられない」
というような、ナショナリズムに話をもっていくような言説は、ぜんぶマユツバです。
動物愛護の精神に民族が関係あるのですか。
韓国人やフランス人ならクジラの上に乗ってもおかしくないんですか。
関係ないでしょ。
むしろ、海外の人が見たら「世界中の反対を押し切ってクジラ漁を続けている日本人のやりそうなことだ」と思うんじゃないでしょうかね。
さらにいえば、個人的には、命の大切さうんぬんは、まあそういう精神それ自体は悪くはないでしょうし批判するものでもないですが、どこかうそくさいと感じています。
ネコやウサギを殺した死体が校庭や都市の公園で見つかれば、マスコミや人はその残酷さを批判します。
しかし、サバの味噌煮を食べる人に、サバの生命を大事にしろという人はほとんどいないし、畑を荒らす有害動物の駆除に表立って反対する人はいません。
ネコやウサギが「かわいそう」で、サバやイノシシなら「死んで当たり前」というのは、人間が勝手に線引きしているだけです。
「征服」の写真を批判する資格がある人は、ベジタリアンだけではないでしょうか。
※冒頭で書いた通り、以下の5センテンスを削除いたします。ネットの画像では何らかの光を浴びせたように見えましたが、光を浴びせた証拠がないので、取り消します。上記のFacebokのページでのやりとりを見ると、自然光でも撮影は可能だとのことです。決めつけた発言をして、申し訳ありません。
どうしてストロボをたいて夜の鳥を撮るなどという無神経なことができるのか、わかりません。
シマフクロウとかでも同じようなことをして、各種コンテストで入賞している人がいます。信じられません。鳥に強い光を浴びせて、良い影響のあるはずがないでしょう。
(以下追記)
・最優秀賞が「知事賞」ということで、高橋はるみ知事を批判している人がいますが、まったく無意味です。
知事が審査したわけではありません。
単に名義を貸しているだけです。
知事は道政で忙しいのですから、写真の審査などに時間を使うわけないでしょう。