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斎藤洪人さん死去(画家)

2016年02月16日 22時35分06秒 | 新聞などのニュースから
 2016年2月16日の北海道新聞によると、画家で全道展事務局長をかつて務めた斎藤洪人さんが亡くなりました。
 85歳でした。

 斎藤さんは札幌出身。
 北海道アンデパンダンに参加した後、学校の教壇に立ちつつ全道展に活動の場を移し、1954年の第8回展で奨励賞、58年の第13回展で道新賞を受けて翌59年に会友推挙。68年に会員になっています。
 また、ベテラン具象画家の集まりで、毎年スカイホールで展覧会を開いている「グループ環」には、全道展からただ一人、第1回展から参加していました。

 ただし、斎藤さんの絵は、いわゆる具象画・風景画というよりも、山や木々を大胆なまでにおおまかにとらえて、色彩をちりばめて描いたもので、遠目には、茶や緑などの色斑が散在している抽象画に見えたものです。
 しかし、見ているうちに、ニセコなどの紅葉の風景に見えてくるのですから、ふしぎな魅力のある絵でした。

 個展やグループ展でさかんに制作・発表している画家の齋藤周さんは息子さんです。
 2014年10月、札幌時計台ギャラリーで、親子2人展を開きました。冒頭の画像は、そのときのものです。
 斎藤洪人さんは、小品が中心で、会場には車いすで現れましたが、新作を並べて健在ぶりを示していました。
 周さんが道展会員であったことから(現在は退会)、洪人さんは「道展にはまだまだ負けない」というようなことも口にしておられたようです。

 ご冥福をお祈りします。


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第9回グループ環絵画展・小品展併催 (2008)
第17回教職員OB美術展 (2008)
=以上、作品名以外の言及はほとんどない

斎藤洪人展 (2007)

第5回ノルテの作家展
=以上画像なし

第8回“グループ環”絵画展 (2007)

第4回ノルテの作家展 (2006、画像なし)
第15回教職員OB美術展 (2006、画像なし)
第13回教職員OB美術展(2004、画像なし)

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=以下画像なし
第3回“グループ環”油彩展
第2回 グループ環 油彩展


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