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■玉川桜作品展 (3月24日~4月6日、代官山) 2013Mar.東京(9)

2013年04月02日 22時33分44秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト


 会場は朝早くから開いている、カフェと雑貨店を兼ねた小さなお店。
 手前にトートバッグやアクセサリーなどが置いてあるコーナーがあり、そこから2メートル以上も低まったところがカフェスペースになっています。どうしてこんなに段差があるのか、不思議なつくりなんですが、お店の人にきいても
「借りた時からこうなっていたので…」
ということで、理由はわかりませんでした。

 でも、カフェでモーニングを食べていると、この構造が意外と落ち着くのでした。

 向かって奥が厨房ちゅうぼうに、右側が本棚になっています。置いてある本は、ブラッサイの「語るピカソ」だったり、児童文学の「いやいやえん」だったり、さまざま。
 そして、左側の壁が、100号を掛ければそれで埋まってしまいそうなほどですが、展示スペースで、玉川さんの小品が11点並んでいました。

 玉川さんは道教大時代、グループ展「曇天模様」などに参加。
 その後上京し、かの「カオスラウンジ」など多くのグループ展に出品しています。

 作品は、構図も色彩もあえてあまり整理せず、混沌とした子どもの絵のようです。
 筆者は、まだ整序されていない子どもの夢のようだと思いました。

 モティーフにはよく人物が登場します。
 しかし、その周囲の縞模様や線などは、とくになにか具体的なものを指しているわけではないようです。
 にぎやかでポップな、しかしどこかさみしげな、独特のたたずまいを感じます。


 出品作は次の通り。
手つなぎ鬼
向こうで待ってる
夜回り少女
よしよし
サイトシーイング
未開の地
風呂あがりの魔物
水曜日の話
お庭のユーレイ
木ちゃんとハイキング
マウンテン山


 おそらく東急東横線の代官山駅からが一番近いのでしょうが、ひと駅ぶんのきっぷを買うのもなんだかもったいないので、恵比寿から歩きました。
 着く直前に、先日の東横線の渋谷駅大工事にともない使用されなくなった地上路線を渡る踏切の跡がありました。


2013年3月24日(日)~4月6日(土)午前7:30~午後9:00(日祝日~午後7:00)
年中無休(4月1日は臨時休業)
cafe & shop Felt (渋谷区代官山町14-11エクセルシオール代官山)

twitter @tamasaku
web「ハテナ」




・東急東横線「代官山」駅から約250メートル、4分
・JR山手線、東京メトロ「恵比寿」駅から約620メートル、8分


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