長見さんは千歳出身、東京在住で、構図も焼きも完璧なモノクロ20枚が展示されている。
花園にあった木造3階だてのアパート、やはり木造3階建ての錨屋旅館、「電気館」の看板を前に立てた古めかしい稲穂湯、一部埋め立てられる前の小樽運河…。
まだ高層建築のほとんど無いころの小樽は、ほんとうになつかしい。
いまも当時のまま残っているのは北海製缶の工場ぐらいだろうか。
おもしろかったのは、駅にほど近い富岡あたりだろうか、崖に木の台を突き出させて、車をとめている情景。平らな土地の少ない小樽らしい、けれど、ひやっとさせる光景だ。
長見さんは新しく買ったカメラのテストぐらいのつもりで、小樽の街を2日間スナップしたという。
「地元にはじっくり自分の街を撮っている方がおられる。ぼくはパッパッと写しただけだから…」
と謙遜されていたが、実際のところ、札幌に住むわたしたちがそういう写真を見る機会はあまりないのだし、長見さんのように古い街並みを残してくれているのは、ほんとうにうれしく思う。
それにしても。
もう33年も前の写真なのに、ここに写された街並みはたしかに現存していないのだけれど、似たような面影はいまも小樽のあちこちに見いだすことができるのは確かだし、小樽に行くたびに、木造の家などをさがしてしまうのだ。
ほんとうに、魅力の尽きない街だと思う。
08年8月21-26日11:00-19:00(最終日-18:00)
石の蔵ぎゃらりぃ はやし(北区北8西1 地図A)
花園にあった木造3階だてのアパート、やはり木造3階建ての錨屋旅館、「電気館」の看板を前に立てた古めかしい稲穂湯、一部埋め立てられる前の小樽運河…。
まだ高層建築のほとんど無いころの小樽は、ほんとうになつかしい。
いまも当時のまま残っているのは北海製缶の工場ぐらいだろうか。
おもしろかったのは、駅にほど近い富岡あたりだろうか、崖に木の台を突き出させて、車をとめている情景。平らな土地の少ない小樽らしい、けれど、ひやっとさせる光景だ。
長見さんは新しく買ったカメラのテストぐらいのつもりで、小樽の街を2日間スナップしたという。
「地元にはじっくり自分の街を撮っている方がおられる。ぼくはパッパッと写しただけだから…」
と謙遜されていたが、実際のところ、札幌に住むわたしたちがそういう写真を見る機会はあまりないのだし、長見さんのように古い街並みを残してくれているのは、ほんとうにうれしく思う。
それにしても。
もう33年も前の写真なのに、ここに写された街並みはたしかに現存していないのだけれど、似たような面影はいまも小樽のあちこちに見いだすことができるのは確かだし、小樽に行くたびに、木造の家などをさがしてしまうのだ。
ほんとうに、魅力の尽きない街だと思う。
08年8月21-26日11:00-19:00(最終日-18:00)
石の蔵ぎゃらりぃ はやし(北区北8西1 地図A)