北海道美術ネット別館

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画像追加しました=2018年12月9、10日。井上治子展、In Harmonyなど

2018年12月11日 11時48分00秒 | つれづれ日録
(承前)

 12月9日(日)

 出遅れた。
 午後からバスに乗り、札幌市民ギャラリーで中島ゼミ展ファイナルの続きを見た。
 全部見たけど、いつブログにアップしよう…。

 コンチネンタルギャラリーで北海道版画協会展。
 中島ゼミ展にも出していた神田真俊さんは、こちらの方が、一歩前に出た作品。
 小林大さんはギリシャ悲劇のような荘重さを感じさせる。
 重岡静世さんは重苦しい群像の中に虹を描き入れて希望を表しているかのよう。
 中嶋詩子さんが、エンボスを全面に取り入れた作品で、目をひいた。

 市資料館を経て、時計を見ると、ギャラリーミヤシタに間に合いそうだ。
 南3条西12丁目からジェイ・アール北海道バスの啓明ターミナル行きに乗り、南3条西20丁目で降車。

 井上治子さんの個展。
 白い麻糸をボンドで固め、水玉の連なりだったり、あや取りの梯子だったり、さまざまな抽象模様を織り成していく。
 それをギャラリーのコーナーなどに据え付けていた。彫刻だとしたら、なんともはかなく、ささやかな彫刻。壁にうつる影が、作品を引き立てる。
 見て良かった。

 いずれもこの日で終了。
 
 ミヤシタから板東珈琲まで歩き、グランドホテルで職場の忘年会(休刊日に開くのが習いなのだ)。



 12月10日(月)

 道新ぎゃらりーで「In Harmony 二人のAtsukoの版画展」。
 関川敦子さんと彼方アツコさんによる恒例の版画展で、13回目。今年のテーマは「本」です。
 子どもたちが庭などで本を広げている絵や、象が読書している絵など、かわいい作品ばかり。
 ポストカードなども豊富です。


 彼方さんの「Library」シリーズはいつもより線質がやわらかく、屋外で本を読む子どもたちがかわいらしく描かれています。

 このほか「雪あそび」は、雪だるまがスキーをしたり本を読んだり、これもかわいい小品。



 関川さんの「読書が苦手な訳」。
 これ、おもしろいなあ。

 ほかに「今日のおやつはパンケーキ」など、「ちびくろさんぼ」を知っている人はニヤリとします。
 サン=テグジュペリら作家を取り上げた連作も。


 この二人展を見ると、クリスマスが近いなあ~と実感しますね。


 11日まで。 

 以上、計4カ所で、今月は累計20カ所。


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