北海道美術ネット別館

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「ぽこぺん」 2009年6月7日(4)

2009年06月09日 00時57分55秒 | 街角と道端のアート
承前)

 長沼町のコミュニティ公園のある角には、DHCの大きな工場があり、そこから約700メートル走ったところに、「絵本屋ぽこぺん」はあった。

 丘からはすばらしい眺望。
 なんで、こんなところに本屋さんが!?と思ったけど。

 2階で小寺卓也さんの写真展「『だって春だもん』原画写真展」がひらかれていた。
 それを見ようと思って、階段を上がろうとしたとき、札幌の画家Sさんと、写真を撮るYさんにバッタリ。

 こんなに人に会うんだったら、ひげをそってくるんだった・・・。


 お店には、高名な童話作家の加藤多一さんがいらして、Yさんも交えてしばらく話が盛り上がった。

 花崎皋平さんの本を買ったら、加藤さんが、別の花崎さんの詩集をプレゼントしてくれた。

 童話作家は、子どもと話すのが大好きらしく、なかなか話がとまらない。


 小さな本屋さんで、雰囲気は旭川の子ども冨貴堂に似ている。
 でも、選ばれている本は、たぶんちょっとちがうのだと思う。

 小さいけれど、店主のこだわりが品ぞろえに貫徹しているあたり、いわば「本のセレクトショップ」といえそうだ。


 写真展は、春のきざしを見せる川べりの風景や、ふくらみはじめて人の顔みたいに見える木の芽がおもしろかった。




 Sさんと話していて、この店の前にあるオブジェが、昨年、北広島で開かれた「はしご展」の出品作であることに気づく。

 店主の女性が「はしご展」を見て、どうしてもほしくなったらしい。

 いかにもギャラリーにあって作品然としているのではなく、まるで遊具のように、庭にたたずんでいるのがおもしろい。
 言われなければ、作品と気づかない、そういうたたずまいなのだ。


          

 Sさんがはしごに乗って、遠くを見ていた。

 作者は、札幌・小別沢「やぎや」のご主人である。

この項続く)


2009年6月5日(金)~6月15日(月)10:00-18:00(火~木休み)
絵本屋ぽこぺん(長沼町東6線北2)


□絵本屋ぽこぺん http://www15.ocn.ne.jp/~pokopen/index.html

はしご展 (2008年10月)




・ジェイアール北海道バス「ながぬま温泉」行き「東庭園前」から徒歩10分


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