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桑園駅北側の市立札幌病院から、南5西20のギャラリーミヤシタまであるいた。
ゆっくり散歩のつもりだったが、意外とくたびれた。
冒頭の画像は、緑色のトタン屋根がなつかしくて撮った。
筆者が幼いころ、札幌にはまだ高層住宅がほとんどなく、民家の屋根はトタンだった。
いちばん多いのが青で、次が赤。当時から緑はやや劣勢だった。
藻岩山から札幌の街を見て、3色の屋根がつくる景色を
「おとぎの国みたい」
と言った人がいた。
あのころの風景はもうない。
高層住宅が増えたし、民家の屋根も茶色などが主流になっているからだ。
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病院を出て、ちかくのInsomnia(インソムニア)という、古い民家を改造したらしいレストランへ。
2階に、すぐ近所に住んでいるというベテラン画家の佐々木美枝子さんの絵が飾ってあった。カーマインピンクがまばゆい。
1階には、函館の抽象画家、外山欽平さんの小品が数点展示されていた。
昼食に「グリーンカレー」を食う。うまい。
卓上に直接スプーンやはしを置くのはどうかな、と思ったけど。
甘さと辛さが同居した深い味だ。
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桑園公園。
表通りからは見えない、変わった形状の公園だ。
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どうしてこんな公園があるかは、明治期の地図を見るとわかる。
ここは、メム(わき水)が集まる池だったのだ。
湿った土地だったから宅地化せず、公園になったのだろう。
かつて桑園地区が「川の街」だったころの面影は、いまは、知事公館・道立三岸好太郎美術館のあたりにしかのこっていない。
(以下別項)