外山欽平さんは函館の画家。
函館の作家はおしなべて函館を主要な発表の場とする傾向が強いが、外山さんはめずらしく、毎年この時期に札幌時計台ギャラリーで個展を開き、さらに、そこでの発表作を、4月下旬の「北海道抽象派作家協会展」で再構成するということを続けてきた。
毎年、札幌市民ギャラリーでの同協会展では、壁一面を、外山さんの100号クラスの絵が12枚ほど埋めつくし、壮観であった。
ただし、抽象派作家協会は、昨年限りで退会したようである。
外山さんは毎年、アルファベットを「A」から順にモティーフにしていて、今年の「O」で15年目となる。
これはもちろんカリグラフィではない。
むしろ、旗という記号でも絵になることを示したジャスパー・ジョーンズの系譜に連なる問題意識から生じた作品だろう。
しかも、外山さんは、イーゼルにかけたキャンバスに筆で描いているのでもなければ、ポロックや日本画家のように、床面に置いたキャンバスに描いているのでもない。絵の具がまだ乾いていない段階でキャンバスを上下左右に傾け、絵の具のしずくを表面に走らせることで、線描しているのだという。
これ、たとえば、東京都現代美術館の巨大吹き抜けなんかに、いっぺんに展示することができたら、すごいだろうな。
2012年4月2日(月)~7日(土)10:00~6:00(最終日~5:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
【告知】第三十八回北海道抽象派作家協会春季展 (2011年)
■外山欽平油絵個展 (2010年)
■第三十三回北海道抽象派作家協会秋季展(2009年10月)
■第36回北海道抽象派作家協会展(2009年4月)
■外山欽平油絵個展(2009年3-4月)
■2008年の個展
■07年の個展
■06年の個展
■04年の個展
■03年の個展
■02年の個展(画像なし)
■01年の個展(画像なし)
函館の作家はおしなべて函館を主要な発表の場とする傾向が強いが、外山さんはめずらしく、毎年この時期に札幌時計台ギャラリーで個展を開き、さらに、そこでの発表作を、4月下旬の「北海道抽象派作家協会展」で再構成するということを続けてきた。
毎年、札幌市民ギャラリーでの同協会展では、壁一面を、外山さんの100号クラスの絵が12枚ほど埋めつくし、壮観であった。
ただし、抽象派作家協会は、昨年限りで退会したようである。
外山さんは毎年、アルファベットを「A」から順にモティーフにしていて、今年の「O」で15年目となる。
これはもちろんカリグラフィではない。
むしろ、旗という記号でも絵になることを示したジャスパー・ジョーンズの系譜に連なる問題意識から生じた作品だろう。
しかも、外山さんは、イーゼルにかけたキャンバスに筆で描いているのでもなければ、ポロックや日本画家のように、床面に置いたキャンバスに描いているのでもない。絵の具がまだ乾いていない段階でキャンバスを上下左右に傾け、絵の具のしずくを表面に走らせることで、線描しているのだという。
これ、たとえば、東京都現代美術館の巨大吹き抜けなんかに、いっぺんに展示することができたら、すごいだろうな。
2012年4月2日(月)~7日(土)10:00~6:00(最終日~5:00)
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
【告知】第三十八回北海道抽象派作家協会春季展 (2011年)
■外山欽平油絵個展 (2010年)
■第三十三回北海道抽象派作家協会秋季展(2009年10月)
■第36回北海道抽象派作家協会展(2009年4月)
■外山欽平油絵個展(2009年3-4月)
■2008年の個展
■07年の個展
■06年の個展
■04年の個展
■03年の個展
■02年の個展(画像なし)
■01年の個展(画像なし)