豊平の国道36号沿いに、古い木造家屋の残る一角がある。
中央バス「豊平3条8丁目」停留所のすぐ前である。
(7丁目にあるバス停がどうして「8丁目」と呼ばれているのかはわからない。ちなみに、反対側車線にある停留所の前にある郵便局は「豊平六郵便局」という。ますますややこしい)
この建物の、向かって左側(千歳側)にも、古い建物があったが、2014年に取り壊されて、コインパーキングになってしまった。
残念なことをしたが、そのせいで、建物の側面が見渡せるようになったのは副産物だ。
この建物には21世紀初めまで、左側にはスナック「ようこ・そ」、右側には「もちや希甲堂」が入居していた。
もちやには、すあまなどが売られていたのが、バスの車窓からも見えた。店内に入ったことはない。
シャッターは完全に開いていることは少なく、たいてい半開きになっていた。
建物の側面には鳩の巣があるようで、多数の鳩が出入りしていたが、年明け以降は姿を消している。
奥には、冷蔵庫製作所の看板がある。
ここに限らず、豊平には、質屋跡とか紙箱工場とか、古い建物がまだ残っているようだが、なかなか撮影して回る時間がないのが残念だ。