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アートあけぼの冬のプログラム05

2006年03月08日 23時26分14秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 統合になった都心部の小学校跡をアトリエなどに活用している「あけぼの開明舎」のアーティスト4人と、エスエアのレジデンスプログラムにより札幌滞在中のアーティスト、ロレッタ・ヴィシーチさん(クロアチア出身、ベルギー在住)が展覧会をおこなう「アートあけぼの 冬のプログラム」も終盤です。写真は、自作の前に立つロレッタさん。
(以下、ネタバレあり)

 彼女の作品は、元教室だったところに、小屋をでーんと作り上げたもの。ただし、木材パネルはもともとあったものをリサイクルしたので、外側は重要ではありません。
 ドアを開けて中に入ると、電球が1個ぶら下がっていて、床はふかふかのカーペット。うーん、なごむ。What a comfortable room! 
 内壁にびっしりとすきまなく貼られたベージュ色の壁紙に作品を解くかぎがありそうだけど、考えているうちに、intimateな空間が、窓のないせいもあってだんだん息苦しく感じられてきたので、直接作者に聞いてみた(彼女は6週間前から札幌に滞在しているのだ)。



 これは、エスエアのある関係者の腹部を撮った写真を大きく拡大したものだそうだ。
 なるほど、人間の肌の持つあたたかみというか、包まれている安心感みたいなものをかもし出しているのも、道理だ。
 よーく見ると、おなかの手術跡も見える。(右下の斜め線なんですけど、見えますかね)

 しかし。
 作品タイトル聞いてくるの忘れた。_| ̄|○

 ところで、作品に関係ない話ですが、彼女はいつもコンパスを持ち歩いているそう。
「だって、札幌のマチはカンタン。道が東西南北だから、これを持っていれば大丈夫」
とのことでした。

 10日午後7時からトークショーです。

Loreta VISIC 3月1-10日 13:00-21:00
あけぼの開明舎(中央区南11西9、旧市立曙小学校)
 じょうてつバス「南11西11」下車徒歩2分
 市電「中島公園通」下車徒歩5分
 地下鉄南北線「中島公園」下車徒歩9分

これまでの「冬のプログラム」
■01 齋藤周
■02 小林麻美

「03 村岸宏昭」は見に行けませんでした。すいません。

関連サイト
□npoエスエアブログ
□アートあけぼの


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