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東橋、東橋通、東橋公園

2016年06月10日 01時01分01秒 | さっぽろ川あるき
 東橋あずまばしは、札幌の一大幹線道である国道12号の橋である。
 市内随一の川である豊平川に架かる橋としては、一条橋、豊平橋、幌平橋、藻岩橋と並ぶ、歴史のある橋だ。

 札幌の中心部から、市内屈指の主要道路である「北1条通」を、東に13丁目まで進み、交叉点で右折したところに架かっている。
 橋を渡れば白石区であり、国道は岩見沢から旭川へと続いている。
 ちなみに、その交叉点から、直進すれば国道274号であり、左折すればJR苗穂駅に突き当たる。札幌の交通の要衝といってもいい場所だ。

 冒頭画像は、橋の北側(札幌中心部から見ると手前側)にある、東橋バス停である。

 ただし、筆者の記憶では、ジェイアール北海道バスは「東橋」だが、中央バスと夕鉄バスは「東橋通あずまばしどおり」と、停留所名が異なっていたように思う。
 先日、都市間高速バスに乗った際も、車内のアナウンスや運賃表示灯は「東橋通」となっていた。
 中央バスの路線は、札幌市営バスから引き継いだものなので、市営バス時代から「東橋通」だったのだろう。

 夕鉄バスは2014年に「東橋」に改称したという記録が、サイトに残っていた(pdf)
 もっとも、改称前に「東橋通り」と送りがながついていたかどうかは、疑問なしとしない。
 ちなみに、夕鉄バスは路線の大半を大谷地ターミナル発着に集約してしまったので、この停留所には1日1本しかバスがやってこない。

 バス停の附近、北1条通(国道12号)と豊平川に挟まれた三角地帯は「東橋公園」となっている。



 公園には、れんがの構築物が置かれ、ポプラの大きな木が何本もはえている。




 おなじ場所にある停留所の名がバス会社によって違うのは分かりづらい―という声が上がっても、それは理解できる。
 ここで、ちょっと気になるのが「東橋通」の位置。

 とうぜん東橋と苗穂駅を結ぶ道路の名前かと思いきや、サイト「札幌古地名考」は、それは誤りとしている。

http://h-ab.com/sapporo/feature/kochimeikou/sono44.htm

 以前、東橋は、現在よりも約300メートル西側に架かっていた。
 したがって、東橋通も、そこにつながる道路に名付けられたというのだ。東12丁目を南北に貫く道路がそれに当たることになる。

 東橋通の南端は、豊平川に沿った道路が、東橋公園に突き当たって直角に折れ曲がり北1条通に合流する地点となっている。

 先述のサイト「札幌古地名考」には
<三角公園と現「水道局」の庁舎にはさまれた部分には物資輸送用の「馬つなぎ場」があって、現存している数条の小路はその名残りである。>
とある。




 いわれてみればたしかに、大通東12丁目かいわいの中通りは、札幌としては非常に道幅が狭い。

 古い建物が多い一帯である。




 以上、川巡りではないが、川沿いの地区を散歩したので、簡単に紹介してみた。


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