北海道美術ネット別館

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2014年8月3日は計8カ所 (掛川源一郎トーク&レクチャーを含む)

2014年08月05日 01時11分11秒 | つれづれ日録
 前日はギャラリー回りに出遅れたので、3日は少し早く家を出ようと思ったが、やはりちょっと遅くなった。
 しかも、途中で判断ミスをおかして、無駄な時間を費やしてしまった。

 1カ所目は、琴似のカフェギャラリー北都館。
 佐藤萬寿夫展を見る。
 佐藤さんについては、この記事に詳しく書いた。脳梗塞に倒れてもう6年の月日が流れたが、少しずつ、絵の画面は複雑になり、言葉も聞き取れるようになり、手足の運動能力も恢復しているように見受けられる。
 あらためて、人間の生命力ってすごいと思う。しかし、これは、リハビリに真剣に取り組んでおられる佐藤さんだからなのだろうし、周囲のあたたかい励ましと支えがあってこそなのだろうとも思う。

 JR琴似駅まで歩き、快速電車に乗って手稲へ。
 第12回富樫正雄アトリエ展を見る。
 毎年この時期にアトリエを公開している。筆者が訪れるのは4年ぶりのはずだが、以前よりも、外壁に貼った共産党や護憲のポスターが目立つように感じられ「これでは一般の人は入りづらいかもしれないなあ」と思った。
 作品自体は、べつにデモを描いたり、プロパガンダ的なものではまったくなく、北大のニレや、昔の手稲・富丘の田園風景を、抑制のきいたリアリズムで描いたものである。

 すなおに手稲駅まで戻ればいいのに、つい、近場のバス停「手稲本町1条1丁目」からジェイアール北海道バス「宮58」に乗って、地下鉄東西線宮の沢駅へ。
 ところが、おりるときに、1dayカードを使おうとすると、受け付けてくれない。
 運転手さんによると、「宮の沢桜井通」以遠は、1dayカードは使えないというのだ。
 しかたないが、210円損した。

 この後、近くでそばを食うが、ぜんぜんうまくなかった。

 こんなんだったら、手稲からJRで札幌にさっと戻り、石の蔵ぎゃらりいはやしに行けば、良かったのである。
 30分はロスしたような気がする。

 大通でおりて、NHKギャラリーへ。
 ひと駅だけ東豊線に乗ってさっぽろで降り、石の蔵ぎゃらりぃはやしへ。
 黒川絵里奈さんの切り絵個展。こちらでツイートしました。
 アイスコーヒーを飲んで一休み。

 札幌から西11丁目へ行くのに、地下鉄ひと駅ぶんだけ乗って、乗りかえてまた一駅だけ乗るのもアホくさいと思い、バスターミナルでじょうてつバスの「南町4丁目」行きに乗り、西11丁目駅前で降車。
 コンチネンタルギャラリーで、Ten-ten 書 imagined! PART2
 この日で終了したが、興味深い展覧会だった。

 午後3時から、札幌市資料館で、札幌国際芸術祭のプログラム、トーク&レクチャー『掛川源一郎の眼差しを巡って』。
 となりにすわったのが、写真家の露口啓二さんで、彼は時おりキヤノンのEOS5D という大きな一眼レフで、スライドを撮影していた。(マニュアルフォーカスだった)
 主催者側のOさん、Oさん、写真研究のKさん、美術家のOさん、長万部のNさん等々にお会いする。
 終了後、写真家のAさんと西11丁目まで歩く。

 ここから筆者は一人で、狸小路7丁目の「ヒルニネル」で、こんのあきひと作品展「空飛ぶ円盤」を、最終日ぎりぎりに見る。
 こんのさんはとても丁寧に対応してくれて、まだ開店数十分前の2階も見せてくれた。
 ありがとうございます。

 資生館小学校から市電に乗り、山鼻九条でおりて、ギャラリー創へ。後藤和子展
 後藤さんに7年ぶりにお会いした。すっかり耳が遠くなっておいでだったが、お元気だった。
 そして、昨年の今頃亡くなられた、盟友の杉山留美子さんをいたみ「80になったらまた2人展をやろうね、って言ってたんですけどねえ」とおっしゃっていた。
 10日まで。

 テレビ塔のインターネットヤミ市にも行きたかったが、時間切れ。
 ツイッターでは大量の情報が流れてきたが、要するに、実態においてフリーマーケットとどう違うのかがよくわからなかったのも、食指が動かなかった理由でもある。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
掛川源一郎の写真を観て (怜な)
2014-08-07 18:50:34
こんばんは。
今日は、ギャラリーたびお(面展)→細木弘子展→掛川源一郎の写真展を観てきました。

掛川氏が室蘭での10代~書いていた日誌?弟のヤスジさんと交換日誌のように発行していた展示物を読んで面白かったです。

伊達紋別周辺や豊浦(ベンベムラ)にもアイヌが暮らしていましたので、懐かしいと思う反面、国内の北海道を植民地にした近代化を考えてしまいます。
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怜なさん、こんばんは (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2014-08-07 22:10:24
掛川さん、写真はもちろんいいのですが、あの手書き雑誌はびっくりでしたね。きっと、けっこう凝り性なんだと思います。

リアリズムという視点でいうと、アイヌ民族や貧しい人を見下したような視線はいっさい感じられず、見たままを撮っている、そこにあらためて感服しました。
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