北海道新聞08年7月5日、上川北部版から。
「知ってたら、プリントアドベンチャーの帰路に寄って、見たのにー」
という方もおられるかもしれませんが…。
筆者も10年以上も前、剣淵で版画展がひらかれた際、士別の駅前にある小池さんのアトリエにおじゃまして、若いころの絵画を見たことがあります。
近作の、いかにも平和で心あたたまる世界にくらべると、精神の暗さに目を向けたような画風でした。
上の記事で「難解」とありますが、たしかにそういう感じでした。
激動の政治の季節も反映していたのかもしれません。
時間があれば見に行きたいのですが…。
そういえば、深川・東洲館での本城義雄展、あしたまでです。
これも見に行きたいけど…。
■02年の個展
【士別、剣淵】士別市在住の日本版画協会会員小池暢子さん(71)が青春時代に手掛けた油彩を展示する回顧展が5日、剣淵町の絵本の館で開幕する。20代から30代初めの油彩からは、自らの表現確立までの苦闘がうかがえて興味深い。
(中略)
会場には、女子美術大(東京)在学中の59年の静物画から、研修先のイタリアで描いた70年の風景画まで30点を展示。100号以上の大作が、作品のほぼ半数を占める。
セザンヌなどの影響を受けた学生時代の人物画、壁画制作会社で働きながら描いた東京時代の難解な抽象画、69年に郷里の士別へ戻って赤を基調にのびのび描いた作品などが並んでいる。
「一人の作品には見えない」と自身が言うように、画風は12年間に目まぐるしく変化。現在は平和などをテーマにしたメルヘン調の版画で知られる小池さんだが、原点が「自分との格闘だった」20代にあることを伝える回顧展となっている。観覧は無料。27日まで。
「知ってたら、プリントアドベンチャーの帰路に寄って、見たのにー」
という方もおられるかもしれませんが…。
筆者も10年以上も前、剣淵で版画展がひらかれた際、士別の駅前にある小池さんのアトリエにおじゃまして、若いころの絵画を見たことがあります。
近作の、いかにも平和で心あたたまる世界にくらべると、精神の暗さに目を向けたような画風でした。
上の記事で「難解」とありますが、たしかにそういう感じでした。
激動の政治の季節も反映していたのかもしれません。
時間があれば見に行きたいのですが…。
そういえば、深川・東洲館での本城義雄展、あしたまでです。
これも見に行きたいけど…。
■02年の個展