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昨年5月暮れにオープンし、岩見沢中心市街地をアートで活性化させようとがんばってきた「90°(キュウマル)」が、この4月から、ギャラリーカフェに衣替えし、その第1弾企画として「七人の童話」を開いています。
出品しているのは
内海眞治(浮浪工房・砂川 陶・ガラス)
吉成洋子(千の花・幌加内 ステンドガラス)
吉成翔子(岩見沢 鉄)
久守夕子(札幌 モザイクタイル)
坂田真理子(吉兆窯・札幌 陶)
久木正廣(かば工房・札幌 木)
高橋豊樹(まだら本舗・美唄 陶)
の7氏。
わりと、独特の無国籍風(?)陶芸路線の内海さんが声をかけて集まったメンバーっぽいです。
冒頭の画像は、店内の2階です。
美術展の図録や建築関係のビジュアル本が書棚にならんでいます。
やっぱり、おしゃれなカフェに、この手の本は欠かせません。
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外壁は、昨年の波状攻撃型展覧会「SPIRAL」で西田卓司さんがポップに塗ったときのままです。
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入り口です。
ショーウインドウのようなスペースには、坂田さんがあつらえたディスプレイが飾られています。
黒板にあるとおり、コーヒー300円、紅茶400円とかなり安いです。
ケーキセットや、有名な「カレルチャペック」のフレーバーティーもメニューにあります。
筆者が行ったときには、内海さんの十数種のカップから好きなものを選んで、飲むことができました。
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大きな窓の内側に、グラマーな女性のトルソをかたどった木彫など多彩な作品が並んで、道行く人の目を引いています。
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入り口からはいったところです。
フリーペーパーなどが置いてあります。
1階でもお茶することができます。
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それにしても、岩見沢の中心街はたいへんです。
中心街の各店舗だった西友がこの春で撤退しました。
90°の近くにあったおしゃれな家具店の入り口には、破産を知らせる紙が貼ってありました。
炭鉱が閉山して、空知地方の中心都市としての位置が相対的に低くなっていることに加え、大型店が国道のバイパス沿いに展開したことで、駅前の中心商店街の地盤沈下は進んでいく一方です。
郊外の店に負けない中心商店街の魅力復活のためにも、キュウマルにはがんばってもらいたいものです。
5月7日からは、「たぴお」主宰の林教司さんの個展が始まります。
2003年のインスタレーションを再現するとのことで、いまから楽しみです。
そういえば、町村合併で、林さんは岩見沢市民になったのですね。
□http://zawa90.exblog.jp/
■iwamizawa90°がリニューアルしたそうです
・JR岩見沢駅から徒歩4分
・中央バス「高速いわみざわ号」「高速みかさ号」で「4条西5」降車、徒歩2分。札幌駅ターミナル(ESTAのビル1階)から乗車