穏健な写実とは一線を画した独自の作風を追求してきた道内の日本画家としては、代表的な存在といえる伴さんの個展。なんと2週間前に開催が急遽きまったとのことですが、星座や宇宙をテーマにした新旧の作品がならび、統一感のとれた会場になっています。
日本画というわくにとらわれず、カラーインクなどの画材を用いたり、布を貼るコラージュの技法を取り入れたり、さまざまな技法を駆使しています。
冒頭の画像の手前は、新作の「宙からの報告」のIからIVまで。もともと1枚の紙に描いたものを、4つに分割して、さらに着色をほどこしたもの。1点ずつ独立した小品でもあり、4点がつながった作品ともとれます。
その右となりは「天空にて」と題した6年ほど前の作品。四季の星座絵が群青の地にちりばめられているうつくしい作品ですが、伴さんは「もうすこし描きこめばよかった」と話しておられました。
この作品は「ブラックホール・白鳥座X-1」。迫力に満ちた大作です。
ほかに、1971年の道展に出品したという、星空と裸婦を組み合わせた作品もあります。
また、100円ショップで買った三角形のちいさなフレームを三角にならべた「ピラミッドからの手紙」、アーチ型のマットがめずらしい額におさめた「シエナにて」の2点、楕円形の額に入れた小品「星からの伝言」など、額に遊び心を感じさせる作品も多いです。「ピラミッド追想」の、青緑色した木製の額は、特注だそうです。中の絵も、トレーシングペーパーをコラージュして、独特の画肌をつくっています。
10月31日(火)-11月5日(日)10:30-19:00(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
■05年の「第2回風展」
■第20回記念北の日本画展(画像なし)
日本画というわくにとらわれず、カラーインクなどの画材を用いたり、布を貼るコラージュの技法を取り入れたり、さまざまな技法を駆使しています。
冒頭の画像の手前は、新作の「宙からの報告」のIからIVまで。もともと1枚の紙に描いたものを、4つに分割して、さらに着色をほどこしたもの。1点ずつ独立した小品でもあり、4点がつながった作品ともとれます。
その右となりは「天空にて」と題した6年ほど前の作品。四季の星座絵が群青の地にちりばめられているうつくしい作品ですが、伴さんは「もうすこし描きこめばよかった」と話しておられました。
この作品は「ブラックホール・白鳥座X-1」。迫力に満ちた大作です。
ほかに、1971年の道展に出品したという、星空と裸婦を組み合わせた作品もあります。
また、100円ショップで買った三角形のちいさなフレームを三角にならべた「ピラミッドからの手紙」、アーチ型のマットがめずらしい額におさめた「シエナにて」の2点、楕円形の額に入れた小品「星からの伝言」など、額に遊び心を感じさせる作品も多いです。「ピラミッド追想」の、青緑色した木製の額は、特注だそうです。中の絵も、トレーシングペーパーをコラージュして、独特の画肌をつくっています。
10月31日(火)-11月5日(日)10:30-19:00(最終日-17:00)
さいとうギャラリー(中央区南1西3、ラ・ガレリア5階 地図B)
■05年の「第2回風展」
■第20回記念北の日本画展(画像なし)