![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e6/eb097b58098b17b45f86d703d41a2628.jpg)
ヴェトナム出身アーティストのダム・ラン・ライさんが、海の見える丘に開設したアトリエ兼ギャラリーのオープン第2弾は、ご自身の個展です。
平べったい赤い彫刻作品と、激しい筆つかいの抽象画とが展示されています。
彫刻のほうは、ことし夏のグループ展「PLUS One Groove」で発表したものです。
抽象画はすべて縦位置。
額におさまった作品もありますが、びっしりと壁にすき間なく貼り付けた作品もあり、さらに手前に大きなファイルが何冊もあって、そこにも収録されています。
「ずいぶんあるねー」
というと
「まだまだある。入れるファイルがないだけ」
と笑うダム・ダン・ライさん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/ab/5cdd068f195ddb2f9ed3868caff742a0.jpg)
一見すると画風は以前からあまり変化していないように感じられるかもしれませんが、数年前にくらべると、黒の比率が減り、白い部分が多くなったように見えます。
また、直線でびしびしと画面を分割していくような勢いが弱まり、曲線が増えています。
「植物の種とか、風景とか、そういうもののかたちを画面に取り入れるようになってきた」
とダムさんは話します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/ad/a68c1ffe6d48eadf5cd9aed605b797b7.jpg)
なるほど、この画像などを見ていると、ダムさんのことばがわかるような気がします。
筆者が今回発見したことは、ダムさんの絵は、思い切って近づいて見るとおもしろいということ。
筆の勢いや作者の息づかいのようなものが、ぐっと見えてくるのです。
まるで、変化に富んだ地面の地勢を低空から撮影した映像の早回しを見ているかのような、スリルを感じました。
なお、25-31日は、ご自身のコレクションによるベトナムアート展を開催します。
11月29日(木)-12月21日(金) 11:00-17:00 水曜休み
Dala Space Dam Dang Lai's Art Studio & Gallery (小樽市春香町292)
■オープン記念作品展(07年11月)
■PLUS One Groove(07年夏)
■New Point(07年1月、画像なし)
■TIK TAK SHOWING(05年、ダム・ダン・ライさん企画)
■New Point(04年)
■DAM DANG LAI Exhibition(04年、画像なし)
■Dam Dang Lai展(03年)
■DAM DANG LAI Sculupture Exhibition(03年、画像なし)
鮮やかでとてもパワフルですね。
私も作品を間近で見てみたいです。
迷いなくパッパッと勢い良く描かれるんだろうなぁと想像したり…。
写真を見ていると、なんだか楽しい気分になりました。(^^)
ダム・ダン・ライさんの作品は、札幌駅のパセオ地下にある喫茶店Tom's Cafeに展示されていることが多いです。
失礼ながらそれほどこんでないときが多いので、ゆっくり見られるかも…
あと、ダラスペースにはたいていダムさんがいらっしゃいますから、頼めば見せてくれるのではないかと思います。年内が終わると、来春までお休みですが。
でも、北海道はいろいろ見るところがあると思います。
よろしければいらしてください。