1998年に札幌・円山地区にオープンしたオリジナル画廊が今年いっぱいで閉鎖となるそうです。
画廊からお便りをいただきました。ありがとうございます。
地下にある小さな貸しギャラリーでした。
また、年1度「オリジナル大賞」を実施して絵画を公募。大賞を得た人は、同画廊で個展を開く権利が与えられました。
毎年秋には、2度の展示替えを行う「オリジナル大賞展」も開かれました。
冬季は常設展を開くこともありましたが、基本的には、貸しで日程を埋めていました。
平気で日程にすき間をつくることの多い札幌の貸しギャラリーの中では、がんばっていたほうだと思います。
ただし、きびしいことを言わせていただければ、最後まで、これといったギャラリーの特色を打ち出せなかったのかなという印象は正直なところ否めません。
貸しギャラリーでも、「らしさ」を打ち出しているところはいくつもあります(工芸が多いとか、若手がよく使うとか)。そのなかでオリジナル画廊は、グループ展がほとんどなくて大半が個展、という以外には、とくべつな傾向なしにここまで来てしまったような感じがします。
このブログの右上の窓で「このブログ内を探す」で「オリジナル画廊」を検索すると、大量にヒットします。筆者が何度も足を運んでいた証左ですが、どんな展覧会だったかについて記されたエントリはそれほど多くありません。
それにしても、円山地区はギャラリーが減ってちょっとさびしくなりますね。
以下、この画廊で開かれた展覧会の記事に、リンクをはります。
あと、ここにはありませんが、米森ヒデキ個展も印象に残っています。
■山下康一作品展
■古林玲美展 mosaic
■垣脇真知子個展 ←変化→ 時は止まらない
=2008年
■阿部夕希子個展『アポロコロキュントーシス』
■喜井豊子個展
■宇津沢綾子個展
=2007年
■長澤満 川辺肢満 二人展
■HARADA MASAFUMI ART COLLABORATION 2004 炎のヒーロー伝説 昭和を想って
■高橋ゆり個展
■谷地元麗子 ねこまつり
=2004年
■小坂英一個展
■絵画に宿る「心」について盛本学史は考えた
=2003年
■第5回オリジナル大賞展(前期)
=2002年
■オリジナル大賞展
=2001年
□オリジナル画廊 http://www5f.biglobe.ne.jp/~g-origi/