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八雲ローヤルホテル営業停止で、絵はどうなる

2008年07月07日 22時57分23秒 | 新聞などのニュースから
 八雲ローヤルホテルが7月1日かぎりで営業を停止したというベタ記事が、先日の北海道新聞道南版に載っていた。
 道南全体ではベタ記事扱いが適当なんだろうけど、道南の北半分ではもっとも大きなマチ八雲を代表する宿泊施設である。町内では話題になったことだろう。
 業界団体が会合を開いたり、結婚式がおこなわれたりするホテルであり、筆者も何度おじゃましたか分からない。
 しかし、もっと駅に近い場所にビジネスホテルが進出する一方で、八雲駅から数キロ南下した地点には、温泉ホテルができて人気を集めだした。このホテルは、たまたま、2年前にオープンした「噴火湾パノラマパーク」にもとても近い。多人数の会合ができる会場も備えている。駅からはあるいて40分ほどかかるが、クルマ社会にあってはほとんど問題にならない距離だ。
 こういう事情で八雲ローヤルホテルは利用率が低下していったと思われる。

 で、冒頭の画像は、同ホテルのレストランの壁に展示してあった30号ほどの絵。
 八雲の風景を描いた、全道展会友の手代木(てしろぎ)淳さんの作品だ。
 まばゆい色彩は、現実の八雲とはちょっと違うような気もするが、特徴のある画風である。

 このホテルにかぎらず、企業が倒産したり施設が閉鎖したりすると、そこにあった美術品はいったいどうなるんだろうか。 


http://www.yakumo-royalhotel.com/


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