北海道新聞2017年12月9日付札幌圏版に「札幌国際芸術祭 来場者の7割好意的」という記事が載っていたのを、見落としていました。
以下、引用します。
この数字にどれほどの大きな意味があるかどうかは、正直なところわかりません。
アートに興味のない人間はあまり会場に行かないだろうし、アンケートにも回答しないことが予想されるからです。
というのは、実は前回(2014年)も実行委は同様のアンケートを行っているのですが、そのときは「「とても良い」が27%、「良い」が49%だったのに対し、「あまり良くない」は4%、「悪い」は2%でした。
前回の方がむしろ評価は少し高いくらいで、大して差がないのです。
個人的には、展示や公演の中止が続き、ツイッターでの広報も少なかった前回にくらべると、今回の方がずっと良かったと思いますけど。
google 検索のサジェストは、いまでも「札幌国際芸術祭」と入れると「失敗」という語が出てくるので、筆者はちょっとアタマにきているのです。
今回は運営もスムーズだったし(ゲストハウス×ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip 関係を別にすれば)、もう「失敗」のレッテルを貼るのはやめませんか。意味ないし。
「自分はこういうところが気に入らなかった」というのなら、わかりますけど。
以下、引用します。
札幌市内で8~10月に開かれた2回目の札幌国際芸術祭の実行委員会は、来場者を対象に、期間中に行ったアンケートの結果(速報)をまとめた。芸術祭全体について感想を聞いたところ、「とても良い」などの好意的な回答が7割を占めた。一方、同会場を複数回訪れたパスポート利用者は半数未満だった。
アンケートは開催期間の8月6日~10月1日に主要9会場で実施され、3253件の回答が寄せられた。
感想では「とても良い」が20.7%、「良い」が50.4%に上った。「悪い」は1.2%、「あまり良くない」は5.2%で「作品を見てもよく分からない」「会場が分散して巡りにくい」などの理由が挙げられた。
(中略)
パスを使って同じ会場を「見た」「見ようと思う」人は45.8%だった。
(以下略)
この数字にどれほどの大きな意味があるかどうかは、正直なところわかりません。
アートに興味のない人間はあまり会場に行かないだろうし、アンケートにも回答しないことが予想されるからです。
というのは、実は前回(2014年)も実行委は同様のアンケートを行っているのですが、そのときは「「とても良い」が27%、「良い」が49%だったのに対し、「あまり良くない」は4%、「悪い」は2%でした。
前回の方がむしろ評価は少し高いくらいで、大して差がないのです。
個人的には、展示や公演の中止が続き、ツイッターでの広報も少なかった前回にくらべると、今回の方がずっと良かったと思いますけど。
google 検索のサジェストは、いまでも「札幌国際芸術祭」と入れると「失敗」という語が出てくるので、筆者はちょっとアタマにきているのです。
今回は運営もスムーズだったし(ゲストハウス×ギャラリープロジェクト Sapporo ARTrip 関係を別にすれば)、もう「失敗」のレッテルを貼るのはやめませんか。意味ないし。
「自分はこういうところが気に入らなかった」というのなら、わかりますけど。
途中まで読んでトイレに行っている間に、
「札幌国際芸術祭を振り返る」でも思ったのですが、どうしても失敗したことにしたい人っているんですよね。
正直に自分は気に入らなかったって言えばいいのに。
と思って戻ってきたら、同じことが書いてありました。
「札幌国際芸術祭を振り返る」はとても面白い話ばかりだったのですが、最後の質問コーナーが最初から答えを決めつけた「失敗」意見が多く、ガッカリです。
後味悪く終わりました。
なんか、きょうは質問コーナー、無くても良かったかもしれないですね。結果論ですが。
自分としては、今年の芸術祭は本当に楽しかったです。
次回のゲストディレクターはやりづらいんじゃないかと思うほどです(笑)。
私自身は本当のことを言うと、今回の芸術祭の中には結構な不満もあったのですが、
今回の話を聞いて、自分に「多様性に対する理解が無い」ということに気がつきました。
まあ、全部楽しい訳はないし、自分の嫌いなものもあって当然。
今日の話を聞いて、自分の頭の中で、芸術祭2017がストンと落ち着いた感じです。
今回の芸術祭についても、原理的なところから問い直しています。