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創作の軌跡映す彫刻30点 米坂ヒデノリさんが郷土釧路市教委に寄託

2012年11月02日 22時02分40秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞2012年10月26日、釧路版から。

 釧路市在住の彫刻家米坂ヒデノリさん(78)が、代表作の木彫「コタンコロカムイ」などの作品30点余りを釧路市教委に寄託した。市教委は当面、作品を市内の施設に保管し、釧路市立美術館などで適宜展示する方針だ。

(中略)

 米坂さんは87~2006年、当時の空知管内栗山町から芸術文化推進員として招請され移住した。同町に私設美術館を開設しているが、将来閉鎖するため、作品を市教委に寄託することにした。9月から順次引き渡しており、10月中に作業を完了させる。

 作品は、大学卒業制作の石こう裸婦像「立」や木彫「月を跳び越す牝牛 め うし」「考える馬」など。米坂さんは「市民の皆さんに見てもらい、作風の変化も楽しんでほしい」と話す。

 釧路市立美術館には保管スペースがないため、市教委は米坂さんの合意を得て市内の施設に保管する。(以下略)


 文中にある、栗山町の美術館とは、忘筌庵ぼうせんあんのことと思われます。

 米坂さんは、最高裁のレリーフを手がけるなど、北海道を代表する彫刻家のひとりとして活躍してきました。

 代表作の行き先が決まって、ほっとしていることと思います。
 わたしたち、みる側にとっても、作品が散逸せず、市立美術館にまとめられるのは、良いことです。

 ただ、文中に、釧路市立寿小に併設された「トッカリ美術館」への言及がないのが気になります。
 同小学校には、もう作品を置くスペースがないのかな。
 平日、市教委から鍵を借りて入る施設なので、まだ行ったことがないんですが。
 


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米坂ヒデノリ個展(2006年)
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