(承前)
※ニシダさんの名前を訂正しました。大変失礼しました。おわびいたします。
札幌で3年前から毎年秋に行われているベニザクラパーク・アートアニュアル。
公園内を歩きながらアート鑑賞ができる得がたい経験でした。
これまで述べてきた3人のほかにも新旧の作品があり、探し当てるだけでちょっとした苦労でしたが、かんたんに紹介しておきましょう。
冒頭は今村育子さんの「反射する層」。
幼時の暗闇の記憶などをインスタレーションにする今村さんが、太陽の光が降り注ぐ屋外に展示するということが意外な気がしますが、公園の奥の薄暗い池に、ひそやかに設置しているあたりは、彼女らしいといえるかもしれません。
この階段はどこの異世界に続いているのだろうと思うだけで、この作品は半ば成功したといえるように思えます。
石狩の彫刻家川上りえさん。
作品名の表示を見つけられませんでしたが、昨年、札幌文化芸術交流センターSCARTS で発表したインスタレーションと同じものと思われました。
ニシダヒデミさん「Fragile Bridge」。
この作者の発表を見るのは初めてです。
紅桜公園にいくつかある池のなかでも一番大きな池に、水面を横断する大きな建造物を持ち込み、風景を異化しています。
それだけではなく、この浮き橋は、実際に渡って、対岸に出ることができるのです。
川遊びや木登りなどいろんな遊びが管理下に置かれる時代です。池を渡る体験も、この作者の言う通り、小さな冒険といえるのかもしれません。
少し揺れて、スリリングでした。
□今村育子さんツイッター @imamuraikuko
□http://riekawakami.net/
□Hidemi Nishida http://hdmnsd.com/
過去の関連記事へのリンク
■第7回札幌500m美術館賞 入選展 (2019)
■New Eyes 2017 家族の肖像=今村さん出品。ただしほとんど記述なし
■「ひかりの連鎖」第3期 今村育子 (2016)
■そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014
■おとどけアート2009報告展 ゆめのとんでんみなみ村(2010)
■CAI02・2周年記念企画 今村育子個展[カーテン] (2010、画像なし)
■500m美術館 (2007)
■今村育子展 (2006、画像なし)
「イコロの森ミーツ・アート」は1年延期。今年はオンライン展覧会に (2020)
■Rie Kawakami solo exhibition : Landscape Will 2019 川上りえ個展
■JR Tower Art Planets Grand prix Exhibition 2018
■*folding cosmos 2013 「松浦武四郎をめぐる10人の作家達」
■川上りえ 札幌文化奨励賞受賞記念 Plus1 Group Exhibition (2013)
■川上りえ個展 UNLIMITED LIFE ZONE (2013年6月22日~7月7日)
■谷口明志・川上りえ Space Abstraction II (2012年)
【告知】まぼろしのいえ 川上りえ×冨田哲司
■谷口明志 × 川上りえ (2010年)
■PLUS ONE THIS PLACE(2010年9月)
■川上りえ個展 イロジカル・ムーブメント (2010年6月)
■SAG Introduction II (2009年10月)
■交差する視点とかたち vol.3 阿部典英 加藤委 川上りえ 下沢敏也(2009年7月)
川上りえ「ANCIENT SUN」(野外立体作品)
■SAG INTRODUCTION(2008年12月)
■On the wall/Off the wall 山本雄基、西田卓司、川上りえ(2008年9月)
■川上さんの米国滞在報告(08年6月)
■川上さん、米国でレジデンス中(08年4月)
■川上りえ展 Trace of Will(06年)
■米国での個展報告(04年)
■札幌の美術2003 ワークショップ
■札幌の美術2003
■北の彫刻展2002(画像なし)
■水脈の肖像(02年、画像なし)
■川上りえ個展-浸透痕(01年)
■北の創造者たち(2000-01年)
■Rie Kawakami solo exhibition : Landscape Will 2019 川上りえ個展
※ニシダさんの名前を訂正しました。大変失礼しました。おわびいたします。
札幌で3年前から毎年秋に行われているベニザクラパーク・アートアニュアル。
公園内を歩きながらアート鑑賞ができる得がたい経験でした。
これまで述べてきた3人のほかにも新旧の作品があり、探し当てるだけでちょっとした苦労でしたが、かんたんに紹介しておきましょう。
冒頭は今村育子さんの「反射する層」。
幼時の暗闇の記憶などをインスタレーションにする今村さんが、太陽の光が降り注ぐ屋外に展示するということが意外な気がしますが、公園の奥の薄暗い池に、ひそやかに設置しているあたりは、彼女らしいといえるかもしれません。
この階段はどこの異世界に続いているのだろうと思うだけで、この作品は半ば成功したといえるように思えます。
石狩の彫刻家川上りえさん。
作品名の表示を見つけられませんでしたが、昨年、札幌文化芸術交流センターSCARTS で発表したインスタレーションと同じものと思われました。
ニシダヒデミさん「Fragile Bridge」。
この作者の発表を見るのは初めてです。
紅桜公園にいくつかある池のなかでも一番大きな池に、水面を横断する大きな建造物を持ち込み、風景を異化しています。
それだけではなく、この浮き橋は、実際に渡って、対岸に出ることができるのです。
川遊びや木登りなどいろんな遊びが管理下に置かれる時代です。池を渡る体験も、この作者の言う通り、小さな冒険といえるのかもしれません。
少し揺れて、スリリングでした。
□今村育子さんツイッター @imamuraikuko
□http://riekawakami.net/
□Hidemi Nishida http://hdmnsd.com/
過去の関連記事へのリンク
■第7回札幌500m美術館賞 入選展 (2019)
■New Eyes 2017 家族の肖像=今村さん出品。ただしほとんど記述なし
■「ひかりの連鎖」第3期 今村育子 (2016)
■そらち炭鉱の記憶アートプロジェクト2014
■おとどけアート2009報告展 ゆめのとんでんみなみ村(2010)
■CAI02・2周年記念企画 今村育子個展[カーテン] (2010、画像なし)
■500m美術館 (2007)
■今村育子展 (2006、画像なし)
「イコロの森ミーツ・アート」は1年延期。今年はオンライン展覧会に (2020)
■Rie Kawakami solo exhibition : Landscape Will 2019 川上りえ個展
■JR Tower Art Planets Grand prix Exhibition 2018
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■川上りえ 札幌文化奨励賞受賞記念 Plus1 Group Exhibition (2013)
■川上りえ個展 UNLIMITED LIFE ZONE (2013年6月22日~7月7日)
■谷口明志・川上りえ Space Abstraction II (2012年)
【告知】まぼろしのいえ 川上りえ×冨田哲司
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■川上りえ個展 イロジカル・ムーブメント (2010年6月)
■SAG Introduction II (2009年10月)
■交差する視点とかたち vol.3 阿部典英 加藤委 川上りえ 下沢敏也(2009年7月)
川上りえ「ANCIENT SUN」(野外立体作品)
■SAG INTRODUCTION(2008年12月)
■On the wall/Off the wall 山本雄基、西田卓司、川上りえ(2008年9月)
■川上さんの米国滞在報告(08年6月)
■川上さん、米国でレジデンス中(08年4月)
■川上りえ展 Trace of Will(06年)
■米国での個展報告(04年)
■札幌の美術2003 ワークショップ
■札幌の美術2003
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■水脈の肖像(02年、画像なし)
■川上りえ個展-浸透痕(01年)
■北の創造者たち(2000-01年)
■Rie Kawakami solo exhibition : Landscape Will 2019 川上りえ個展