「雪ミク」は昨年の雪まつりに合わせて、初音ミクを生み出したソフト開発販売会社クリプトン・フューチャー・メディア(札幌)が登場させたキャラクター。白と青を基調にした清楚な雪のイメージのミクとして、フュギュアなどの関連商品が限定発売され、ファンを熱狂させた。2年目の今年はクリプトン社が札幌市と初音ミクをイメージキャラクターとしてまちをPRする協定を締結。「雪ミク」もバージョンアップして、雪まつりをさらに盛り上げる。
(どうしんウエブより)
あるいは、こちら。
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/special/snowmiku2011/
なんか、わたしがいなくなってから、札幌が俄然盛り上がってるような気がするんですけど。
むう。
それはさておき、上のクリプトンフューチャーメディア社のサイトによると、あす2月12日は、村上隆氏や週刊アスキー編集長らが出演して「創造の未来」というパネルディスカッションが開かれるというし……
ノルベサでは、
・「初音ミク」**pixiv×Kaikai Kiki Gallery
・ミク・アペンド フィギュアの展示
・初音ミクイラスト作品のパネル展示
・3D初音ミク展示
・グッドスマイルカンパニー展示コーナー
・ペーパートイお絵かきコーナー
・プーリップ(doll)参考展示
・DOPPELライブ・ペイント
(これは、sapporo6hさんがUstream中継してたので、見てみました)
・「ピコグラフ」展示コーナー
などが展開されているという。
ちなみに「ピコグラフ」展示コーナーは
「札幌発SFアニメ「テイルエンダーズ」×「初音ミク」のコラボポスター展示のほか、 人気クリエイターmebae氏による描き下ろしの初音ミクポスターも展示予定です。」
とのこと。
すごいね。
村上隆さんは今月2度目の札幌入りですよ。
こないだは川俣正さん、それに宮島達男さんも来ていたし…。
森山大道さんなんて、展覧会開きまくり本人来まくりだし。
この
「いろんな人が札幌に来る」
というのは、1990年代までに比べると、ゼロ年代はいささかさびしかったのではないかという気がする。PRAHAの大橋さんやエスエアなどの奮闘で、海外からは蔡国強氏が来札したこともあったし、2003年には針生一郎×椹木野衣トークバトルというのもあったけれど、総じて、中央との行き来に乏しい時期だったという印象がある。
それがどうでしょうかね、この活況。
まずは、メデタイとしか、言いようがないです。
しかし、先ほど、Twitterでつぶやいてた人がいました。
札幌が盛り上がってるように見えるけど、地元アーティストは誰もフューチャーされてなくないですか?これマズくないですか?もしくは気のせいですか?
いないわけじゃない。
上に書いたmebae氏は札幌だし、ライブペイントでDJやってたタケトさんも札幌。
ただ、上のつぶやきをした彼の趣旨は、たぶん、札幌の人は草食系というか、意地になって自分をアピールする姿勢に乏しく、結果的に全国への認知が遅れているのではないか-といったあたりじゃないかと思います。
札幌は居心地がいい。でも、いまいち外の世界とつながっていないのではないか、と。
かなり図星なところはあると思います。
ただ、この図式って、わたしたちががんばれば変わるものなんだろうかという疑念があるのも、事実です。
村上隆氏が言う「ルールはあっち(欧米)で決めている」という図式は、そのままそっくり「東京-北海道(地方)」にあてはまらないですか? もしかしたら「札幌-道内他市」にも。
「中央-周縁」と言いかえてもいい。
周縁にされている側は常に客体で、評価における自己決定権がないです。
就活みたいなもんで、選ばれる側はどうして自分が選ばれるのか、よくわからない。
まあ、でも、愚痴ってもしかたないや。
地方の人は、中央に認めてもらいたかったら、がんばるしかないですよ。がんばるしか。
(安直な結論になってしまった)
H氏とS氏のガロ話でも立ち会いまして、近年は、東京の学生
の卒論対応が、続きまして。ヒューユマンスケールと、
オーバースケールを、考える機会と感じております。危機感。
あ、こないだ、川俣さんときに会ったか。
さいきん、mixiをあまりのぞいてないんで、すみません。