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■柿崎均展 光のかたち (2013年6月15日~8月25日、札幌)

2013年08月21日 23時02分41秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 柿崎均さんは江別に工房をもつガラス作家。
 昨年、札幌・ギャラリー創が企画した個展と同様、ウランガラスが暗闇で光る性質を利用したインスタレーションが中心だが、ウランガラスではない作品も多い。

 で、こんなことを書くと、身もふたもないと思われそうだが、今回の個展は、やみの中で美しい緑の光を発する作品を「体感」するだけでいいのではないか。 
 鑑賞するにあたって、特別な知識などはいらないだろう。
 ひたすら会場でぼーっと、うっとりと、法悦に浸っていたい展覧会だ。



 この作品についてはギャラリートークで「本物そっくりに造るよりも、花とわかればいいやと。スイレンの池を、ボートに乗っているような低い視点で見てみたような作品」と話していた。

 この個展のもうひとつの特徴は、写真撮影が自由であること。
 ただし、1枚の写真でインスタレーション全体をとらえるのは、よほどの広角レンズでない限りむつかしそうだ。
 会場も暗く、撮影はそれほど易しくないのではないだろうか。






 これは、スウェーデン滞在時に制作した作品。
 影もふくめて、作品なのだろう。


 2009年、ギャラリー創が企画した「いす展」に出品した、試験管でこしらえたいす。

 
2013年6月15日(土)~8月25日(日)午前10:00~午後5:00(入館~4:30)、月曜休み(祝日は休館し翌火曜休み)
本郷新記念札幌彫刻美術館(中央区宮の森4の12)

一般500(400)円、65歳以上400(320)円、高大生 300(250)円、中学生以下無料
※( )内は10名以上の団体料金


□公式サイト http://www.kakizaki45.com/

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柿崎さん札幌でウランガラスの個展(2012/05/11)北海道新聞の動画ニュース




・地下鉄東西線「西28丁目」からジェイアール北海道バス「循環20 山の手環状線(神宮前先回り)」に乗りつぎ「札幌彫刻美術館入り口」で降車、約610メートル、徒歩8分

・地下鉄東西線「円山公園」3番出口、「西28丁目」3番出口からいずれも約1.78キロ、徒歩23分

・札幌宮の森美術館から約680メートル、徒歩9分


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