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森田喜昇さん死去 (旭川の画家、全道展会員)

2013年05月08日 01時09分24秒 | 新聞などのニュースから
 北海道新聞の2013年5月7日夕刊道北面を見ていたら、森田喜昇さんのおくやみ広告が掲載されていました。6日亡くなられたようです。

 森田さんについては、このリンク先(あさひかわ新聞)の記事 http://www.asahikawa-np.com/digest/2008/08/01301601/ が参考になります。1924年(大正13年)生まれで、旭川で中学の教壇に立ち、神居中では校長でした。退職後も公民館絵画教室の講師を務めていました。

 そのかたわら絵筆を執り、純生展(道北の美術公募団体)と全道展の会員でもありました。
 北海道版画協会の発足メンバーでもあります。
 札幌では個展を見た記憶がないのですが、旭川では時折開いていたようで、2007年にはギャラリールルで、1947年から近作までによる森田喜昇展を開催しています。
 全道展では、装飾的で原色をふんだんに用いた静物画などを出品していました。
 晩年は、雨の買物公園に題材を得た清新な風景画を見た記憶があります。半具象的で重たい絵の多い全道展の会場では、ぬれた舗道が道行く人や車を反射させる鮮やかな画面が、ひときわさわやかに見えていたような気がするのですが、もしだれかと混同していたらごめんなさい。

 森田さんは1955年の第10回全道展で奨励賞を受け、翌56年に会友。
 60年に会員に推挙されています。

 また、1983年には旭川市文化奨励賞も受賞しています。

 ご冥福をお祈りします。

 

 


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