北海道新聞2012年11月15日付「おくやみ」面、札幌市北区の項に載っている丸山惠敬さんは、新道展会員の画家の丸山さんではないかと思われます。
13日死去。82歳でした。
丸山さんは1930年(昭和5年)、檜山管内今金町生まれ。
新道展のほか、1995年には、佐藤萬寿夫、高橋英生、今荘義男の3氏とともに、フランス語で「北」を意味するグループ「NORD」を結成。味わい深い心象風景の絵画を毎年、札幌や旭川で発表しました。
「NORD」はカナダにも巡回し、ブルガリアの子どもたちに画材を贈るといった活動にも取り組んでいます。2000年、今荘、高橋両氏が脱退したことで、2人になってしまいましたが、04年の第10回まで毎年展覧会を開催しました。
NORDの後半では、それまでの、カエルの卵が連なるような半抽象の画面から、トウモロコシなどをモティーフにした、どちらかというと童画ふうの味わいが漂う画風に転じていました。
2001年当時の記事によると
とのことです。
昨年まで、毎年この時期に開かれる「北区のアーティスト展」にも出品していたと思います。
札幌丘珠高校の校長などを歴任、北海道文化連盟の会長も務めました。
「NORD」の最終回からもう8年もたっているんだな。いいグループ展だったよなあと思います。
ご冥福をお祈りします。
■NORD展 X (2004年)
■'03NORD「2人展」Ⅸ
■’01NORD2人展 Ⅶ
13日死去。82歳でした。
丸山さんは1930年(昭和5年)、檜山管内今金町生まれ。
新道展のほか、1995年には、佐藤萬寿夫、高橋英生、今荘義男の3氏とともに、フランス語で「北」を意味するグループ「NORD」を結成。味わい深い心象風景の絵画を毎年、札幌や旭川で発表しました。
「NORD」はカナダにも巡回し、ブルガリアの子どもたちに画材を贈るといった活動にも取り組んでいます。2000年、今荘、高橋両氏が脱退したことで、2人になってしまいましたが、04年の第10回まで毎年展覧会を開催しました。
NORDの後半では、それまでの、カエルの卵が連なるような半抽象の画面から、トウモロコシなどをモティーフにした、どちらかというと童画ふうの味わいが漂う画風に転じていました。
2001年当時の記事によると
近年はカエルの卵や蛍をもとにした抽象に近い画面構成に取り組んでいたが「同じことの繰り返しに思えてきて」1960年代前半にかいていたトウモロコシを再びモチーフとして取り上げた。その結果、具象的な画風になった。左の「少年とトウモロコシ」など、黒いトウモロコシと黄色いトウモロコシを画面にちりばめて、効果的な構成を探っている。その、衰えぬ造形上の探究心は「トウモロコシのコンポジション」などの作品にもあらわれている。一方「少年の想い出」は、サーカスがモチーフ。トウモロコシは登場しないが、画面の隅に蛍が飛んでいる。短いストロークを重ねた地の色はなんともいえない渋い落ち着きを現出している。
とのことです。
昨年まで、毎年この時期に開かれる「北区のアーティスト展」にも出品していたと思います。
札幌丘珠高校の校長などを歴任、北海道文化連盟の会長も務めました。
「NORD」の最終回からもう8年もたっているんだな。いいグループ展だったよなあと思います。
ご冥福をお祈りします。
■NORD展 X (2004年)
■'03NORD「2人展」Ⅸ
■’01NORD2人展 Ⅶ