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■朝地信介・ミクニキョウコ展「2つの時間」 (2018年12月7日~19年3月11日、札幌)

2019年03月11日 14時32分35秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 すみません、1月30日に見たのに、書くのを忘れていました。

 道内で最も精力的に活動している日本画家のひとり朝地信介さんと、絵の具や平面/立体などの枠を超えて自由に活動しているミクニキョウコさんの夫婦による2人展。
 向かって左側の壁がミクニさん、右側が朝地さんです。

 便宜的に五十音順で朝地さんからいきます。



 左は「けしき」(2016)、右は「結節点」(2018)。

 「けしき」は25個の正方形が規則的に並ぶ作品で、やはり規則的に引っ込んだり出っ張ったりしています。
 このように、すべてではないのですが、「そもそも平面とは?」「絵画とは?」ということを見る人に問うのが朝地さんの作品の特徴といえるかもしれません。




 このほか「連接」「Membrance」「Scenery」「remains」。

 「連接」と「Membrance」は2018年の作品で、こんなに新作が多いとは! というのが驚きでした。
 「remains」は72本の突起が支持体から生えている作品です。



 一方、ミクニさんは小品をたくさん出品し、平面インスタレーションふうに並べているのが特徴です。



 左側の、15枚からなる作品は「いくつもの空」(2014)。
 パネルを見ると「板、顔料、パステル、ペン、色えんぴつ、にかわ、アクリルメディウム」とあり、こだわりを持たずにいろいろな画材を用いていることがわかります。



 次の画像は、右上が「駅」(2006)、左上が「白ずきんちゃん」(11)。
 右列の中央が「ひかりのダンス」(15)、下が「つぎのひかり」(11)。
 左列の中央が「音楽」(10)、下が「サーカスの夜」(06)。

 ひそやかな夜のひとこまをとらえた、そんな小さくていとおしい作品が並びます。

 ほかに「ちいさな空に」(16)、「ciel」(11)、「しずかなおはなし」(18)、「午後の散歩」 (16)、「ちいさなともだち」(15)、「おやゆびひめ」(15)、「なつのひかり」(05)。
 もう1点、新作があるのですが、メモの文字が汚くて読めません。ごめんなさい。

 「明日よりもすこし遠い場所」はクラシックカーを題材にした絵。
「NEXT 10 MILES」の標識が、なんかいい感じ。


2018年12月7日(金)~2019年3月11日(月)午前9時~午後5時、土日祝日休み
北海道文化財団アートスペース(札幌市中央区大通西5 大五ビル3階)


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