![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/b2/9b044815130364f2f036dfd95fac8276.jpg)
以前も書いたが、朝一番に訪れるギャラリーとして札幌市資料館を選ぶ場合が多いのは、午前9時から開いているからである。
バス、地下鉄を乗り継ぎ、西11丁目で降りて、資料館へ向かった。
大通公園にはまだ多くの雪が残っている。
園内の残雪は、市民雪像を壊したあとの雪がそのままになっているからだろう。
これらの雪がなくなるのも時間の問題だ。
(札幌の積雪も、28日にゼロになったし)
館内では三つの展覧会が開かれていた。お目当ては「ぽんち展」。
毎年2月か3月に資料館で開かれている写真のグループ展だ。
札幌では、野生動物や美しい風景などの写真展が数多く開かれ、気合の入った作品が発表されている。その一方で、この「ぽんち展」のように、純粋に写真を楽しんで、ゆるい感じで毎年発表している人たちは、非常に少ない。そこがぽんち展の良さだと、筆者は勝手に考えている。
今年で13回目。はじめのころ赤ちゃんだった大友さん夫妻のお子さんはもうかなり大きくなり、きょうだいも3人になって、うたた感慨を禁じえない。プリントが巨大なのは、あいかわらずである。
かつてはコスプレ写真などを出していた福本昌史さんは、今回は美しい木の写真や、離島の廃屋をとらえている。
女の子写真を出していたのは藤川弘毅さん。CDの破片のような変わった髪飾りをいくつもつけているモデルで、背中合わせに別の女性が、向こうを向いて立つ。
氏家さんは、竹林や店先の写真。古道具屋が楽しい。
神田心さんは、新興住宅街にさす太陽をとらえた1枚が好き。雪が積もっているけれど、この光の具合は、春が近いことを示している。
岡島貴衣さんは(おそらく)東京の風景を大小8枚の正方形のプリントにまとめた。右下、上りのカーブの奥に夕空が光っている1枚が、東京でもこんなに地平近くまで空が見えるところがあるんだ~と思って、感心した。どんなにぎやかな場所を撮っても、なんだかさびしげなのは、この人らしいと思った。
2016年3月15日(火)~27日(日)午前9時~午後7時(最終日~午後5時)、月曜休み
札幌市資料館(中央区大通西13)
■ポンチ展 (2014年)
■ぽんち展6「乗り降りポンチの逆襲」(2009)
■ぽんち展5「街」 (2008年)
■ぽんち展4 食べる前に、撮る! (07年)
■ぽんち展3(06年)
バス、地下鉄を乗り継ぎ、西11丁目で降りて、資料館へ向かった。
大通公園にはまだ多くの雪が残っている。
園内の残雪は、市民雪像を壊したあとの雪がそのままになっているからだろう。
これらの雪がなくなるのも時間の問題だ。
(札幌の積雪も、28日にゼロになったし)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/b0/132187a562b17523eac782337ffee87c.jpg)
毎年2月か3月に資料館で開かれている写真のグループ展だ。
札幌では、野生動物や美しい風景などの写真展が数多く開かれ、気合の入った作品が発表されている。その一方で、この「ぽんち展」のように、純粋に写真を楽しんで、ゆるい感じで毎年発表している人たちは、非常に少ない。そこがぽんち展の良さだと、筆者は勝手に考えている。
今年で13回目。はじめのころ赤ちゃんだった大友さん夫妻のお子さんはもうかなり大きくなり、きょうだいも3人になって、うたた感慨を禁じえない。プリントが巨大なのは、あいかわらずである。
かつてはコスプレ写真などを出していた福本昌史さんは、今回は美しい木の写真や、離島の廃屋をとらえている。
女の子写真を出していたのは藤川弘毅さん。CDの破片のような変わった髪飾りをいくつもつけているモデルで、背中合わせに別の女性が、向こうを向いて立つ。
氏家さんは、竹林や店先の写真。古道具屋が楽しい。
神田心さんは、新興住宅街にさす太陽をとらえた1枚が好き。雪が積もっているけれど、この光の具合は、春が近いことを示している。
岡島貴衣さんは(おそらく)東京の風景を大小8枚の正方形のプリントにまとめた。右下、上りのカーブの奥に夕空が光っている1枚が、東京でもこんなに地平近くまで空が見えるところがあるんだ~と思って、感心した。どんなにぎやかな場所を撮っても、なんだかさびしげなのは、この人らしいと思った。
2016年3月15日(火)~27日(日)午前9時~午後7時(最終日~午後5時)、月曜休み
札幌市資料館(中央区大通西13)
■ポンチ展 (2014年)
■ぽんち展6「乗り降りポンチの逆襲」(2009)
■ぽんち展5「街」 (2008年)
■ぽんち展4 食べる前に、撮る! (07年)
■ぽんち展3(06年)
(この項続く)